数字の6は偶数ですが、6が持つ要素には実は偶数と奇数の要素が含まれていると考えられています。
そんな数字の6に秘められた意味や、6角形が持つパワーなどは宗教にも用いられていることも多いようです。ではこれら6にはどのようなパワーや神秘的な要素が含まれているのでしょうか?
6が意味するもの
6は偶数ですが、奇数である3がふたつ合わさったものという考え方もあり、したがって6は奇跡を起こす可能性もある、未知の力を秘めた数字であると考えられています。
6には調和、安定の要素が非常に強く、そこに3の要素である創造性のエネルギーも加わっています。すなわち陰陽の要素を備え、大きな可能性を持つ数字なのです。
また6という数字が退治を抱えた母体にも見えるので、優しさや安心、母性を表す数字でもあります。
六角形が意味するもの
6つの辺と頂点を持つ多角形のひとつである六角形は、日本では亀の甲羅の模様である亀甲模様とも呼ばれています。
亀甲模様は、吉兆模様のひとつであり、亀は神の力を持ち、長寿の象徴でもあると同時に、亀甲模様はいくつも同じ形が連なって形成されていることから、永遠に続く繁栄とも考えられているのです。
またハチの巣も、きれいな六角形が連なって形成されており、耐久性に優れた構造を形成できるのも、六角形であると考えられています。
宗教における6の意味
宗教においても6はよく登場します。
日本では、仏教において人間の感情を表す六根清浄という言葉があります。これは視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚、知覚の感覚を浄化するという作業を意味します。
また仏教界では、輪廻転生をする6つの世界である地獄道、畜生道、餓鬼道、人間道、修羅道、天道を六道と呼んでいます。
このほか京都にあるお寺、六波羅蜜寺の六波羅蜜とは、大乗仏教において生きたまま仏教の境涯に至るための6つの修行である布施、持戒侮、忍辱、精進、禅定、智慧を意味しているのです。
また西洋においては、六芒星と呼ばれるふたつの星を組み合わせた印がダビデの星として、そしてユダヤ教を示すシンボルであり、魔除けとして使われてきました。
日本でもこの六芒星は、籠目紋と呼ばれ伊勢神宮や、安倍晴明神社などでは魔除けのシンボルとして古くから用いられています。
この六芒星や籠目紋は逆三角形と正三角形を合わせることで、上昇するともの下降するもの、受動と能動、陰と陽、天と地など相反することを意味すると共に、相対的なエネルギーの調和や融合という意味で用いられているのです。
タロットカードにおける6
タロットカードには大アルカナと小アルカナの合計78枚のカードで構成されています。これらのタロットカードを前にして、質問を心の中で唱えた後、カードを1枚だけ引いたときに、6が出たらどのような答えなのでしょうか?
ウエイト版と呼ばれる最も基本的なタロットカードにおいて、大アルカナにおける6番目のカードには、男女二人が仲良く立つ姿が描かれた「恋人」のカードです。このカードは恋愛や結婚の選択を意味するカードです。
このカードの正位置の意味は、正しい選択の恋愛や結婚、後悔しない仲や決断を表し、カードを逆さ位置で引いた場合の逆位置では失敗した選択や、チャンスを逃がすこと、不和を示します。
また、小アルカナには、ワンド(杖)、カップ(聖杯)、ソード(剣)、コイン(金貨)という種類があります。
ワンド(杖)の6
6本の杖の中に馬に乗って進んでいく男性の姿が描かれています。このカードは困難や、障害を乗り越えて前に進むことを表すポジティブなカードです。
このカードが意味する正位置は、ビジネスの成功、恋愛・スポーツなどの勝利、昇進、昇給、ライバルに勝つなどを表します。逆位置の意味はビジネスにおける裏切り行為、よくない知らせ、プロポーズの失敗などを表します。
カップ(聖杯)の6
6つのカップの前に幼い男女が立っている絵が描かれています。このカードは過去の思い出や記憶を意味しています。
このカードが意味する正位置は、幼少期の思い出、初恋、甘えた態度、過去に関したことです。また逆位置の意味は、希望のある将来、大人への目覚め、精神的な成長などです。
ソード(剣)の6
6本の剣が刺さった船に男性が一人乗り込んで漕ぎ出していく姿が描かれています。このカードは慎重な判断や冷静に考えることを意味しています。
このカードが意味する正位置は、困難から逃れる、実力アップ、満足な結果に終わる、仲介、交渉などを表します。また逆位置はおせっかい、夢で終わる、あきらめる、思うように進まないなどを意味します。
コイン(金貨)の6
6つのコインの絵と天秤ばかりを持った男性が施しをしている姿が描かれています。このカードはよい関係と基盤が築け、成功へと向かえることを意味しています。
このカードが意味する正位置は、商人、バランスを保つ、世話好き、無欲な態度、慈善事業を表しています。逆位置は貪欲な人、見せかけの親切、同情させるなどを意味しています。
ラッキーナンバー6の意味
安定や調和を意味する6ですが、そのほかにもロマンチック、高貴、完成、大物の風格、リーダーなどの要素を持つ数字なのです。
西暦での誕生日を順番に一桁になるまで足して出た数が6である場合、その人の数霊ナンバーは6となり、愛情深く、気配りができ、頭の回転が速く、気品があり、器用で才能があり勇ましいなどの肯定的な要素と動き回るわりには収入が少ない、裏切られやすい、考えが堂々巡り、おせっかいなどの否定的な要素も兼ね備えています。
地球上の物質を意味している数字でもある6を、もし一日のうちに何度も目にするようなことがあったら、それは何を意味しているのでしょうか?
多くの場合、それはあなたの守護天使がメッセージとして送っている番号なのですが、「物質的なことに囚われすぎてはいませんか?」という問いかけであることが考えられるのです。もしくは「今あなたが本当に必要としているものは何でしょうか?」という質問かもしれません。一度今の自分を見つめなおしてみるとよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
毎日色々なシーンで数字は目にするものです。そんな中でもなぜかその日よく見かける数字があったり、気になる数字が出てくることもあるでしょう。
数ある数字の中でも6は、宗教などでもよく用いられ、神秘的でかつパワーの強い数字のひとつなのです。
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