兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ「淡路島」は、日本では最大の面積を誇る島ですが、本土と「淡路島」に明石大橋が出来て以来、交通の便がよくなり、多くの人が訪れています。
最近では豊かな自然の恵みや温暖な気候のせいで、リゾート地としても開発が進み、観光地だけではなく、移住の地としても大変人気の高い場所です。
そんな「淡路島」ですが、実は非常に神秘的であり、不思議なことに満ち溢れた島であることをご存知でしょうか?
目次
「淡路島」とは
「淡路島」と聞けば、まず『玉ねぎ』を思い浮かべる人も多いでしょう。また豊富な海産物でも有名です。
そんな淡路島は実は昔から新鮮で豊かな食材を天皇家や朝廷に献上していた「御食国(みけつくに)」でもあったのです。
「淡路島」は、日本書紀や古事記にも「国生みの神話」として記載されており、イザナギノミコトとイザナミノミコトが最初に創った島とされています。
この話は天から舞い降りたふたりの神様が、まだ世界がドロドロ状態であったため、大海原を矛でかきまわして固める作業を行い、その矛先についていた雫が落ちてできた島が、「淡路島」となったのです。
しかし実はこの説とは違うもうひとつの興味深い伝説があります。
ある大学の研究チームの調査によると、滋賀県の琵琶湖の海底には、かつて山や陸などがあった形跡があることがわかってきました。
そして現在の琵琶湖の海底あたりで、その昔に大きな地殻変動が起こったような跡が発見されたのです。
これにより、もともとは陸地であった現在の琵琶湖の部分が、そっくりそのまま大きな地殻変動によって吹き飛んでしまい、それが海に落下して「淡路島」が出来たという説なのです。
ここで、上の図を見てください。
左側は「淡路島」、そして右側が琵琶湖の図です。
両方とも面積がほぼ等しく、琵琶湖を180度ひっくり返すと「淡路島」に見えるではありませんか?
これは1万5千年ほど前に、スペイン周辺に巨大隕石が落下し、その相当規模の衝撃で波動がマントルを通じてちょうど地球の反対側にあたる日本にも伝わり、異変が起きたのではないかということなのだそうです。
このように「淡路島」は、とても不思議なパワーが宿る場所としても有名なのです。
パワースポットの「伊弉諾神宮」
「淡路島」は、聖地と聖地を結ぶ「レイライン」と呼ばれる中心地点に位置しており、その中のまさに中心に建てられているのが「伊弉諾神宮」なのです。
伊弉諾神宮は、日本の神社で最も格式の高い神社である『伊勢神宮』とほぼ同じ緯度にあります。
また、伊弉諾神宮では夏至の頃には長野県の『諏訪大社』のある方向から太陽が昇り、南側をぐるりと回って『出雲大社』の方向に太陽が落ちます。
そして冬至頃には、なんと和歌山の『熊野那智大社』の方から太陽が出て、九州の『高千穂神社』の方に太陽が沈むのです。
まさに、これはそれぞれの神社が「伊弉諾神宮」と直線で結ばれるように計算して建てられているのです。
これによりここのレイラインは『太陽の道しるべ』と呼ばれているのです。
「伊弉諾神宮」は非常に格式が高く、そのご利益は、縁結び、心願成就、夫婦円満、安産、子授け、縁結び、病気平癒です。
また神社の拝殿横の楠は、樹齢が900年以上で、もともと二株あったものが、やがて結合して一本の木になったため、イザナギノミコトとイザナミノミコトの神霊が宿るご神木とされています。
「伊弉諾神宮」で『ゼロ磁場』を感じてみよう
「伊弉諾神宮」がレイラインの上にあるというだけでもすごいのですが、実はここは「ゼロ磁場」でもあるのです。
「ゼロ磁場」とは、S極とN極がぶつかり合うポイントで、磁気を打ち消し合う境目にあたります。
そしてこの神社の境内の先ほど記述した楠のそばが、まさにその場所なのです。
実は「ゼロ磁場」のスポットでは樹木が大変よく育ったり、災害にも強いと言われています。
この「伊弉諾神宮」の楠のちょうど前あたりに、石で囲まれたサークルがあり、ここが「ゼロ磁場」のスポットにあたります。
そこに立つと気分が明るくなったり、身体が軽く感じたり、病が治ったり、疲れにくいなどの効果があるのだとか。
この神社の鳥居をくぐった瞬間に何か違うエネルギーを感じるという人も多いようですが、この「ゼロ磁場」もこの神社の中では最強のパワースポットなので、もしチャンスがあれば、ぜひその不思議な感覚を体験してみてください。
伊弉諾神宮
住所:兵庫県淡路市多賀740