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ボッティチェリ『春』の絵画にまつわる謎について

ボッティチェリ作の『春』
サンドロ・ボッティチェリ作の『春』と言う絵画をご存知ですか?恐らくこう言われてもぱっと思いつく人も多くはないと思いますので先頭に絵を置かせてもらったのですが、この絵画、実は世界でもっとも議論の的となっている絵画作品の一つとも言われる絵画です。

そこで今回は一体この絵画の何が議論の的になっているのかという事を皆様にご紹介させていただきたいと思います。

この絵画に潜む謎、皆様興味ありませんか?

『春』の絵画にまつわる4つの謎

「異色」のゼピュロス

ボッティチェリの『春』についての謎は色々と語られていますが、まずは分かりやすい所から行きます。

始めにこの絵をご覧になった人の多くは右上の明らかに他の描かれている人物とは違う感じのする人物に気がつくかと思います。

何が違うかと言いますと分かりやすい所で言うならまず肌の色。

絵に描かれている人物達のみんながスタンダードで健康的な白人と言った感じの肌色なのに、この人物だけ全く違う色をしています。

表情もまた真顔と言うか温かみを感じさせない表情ですし、この人物だけまるで異なる雰囲気を持っており『春』と言うテーマから外れているようにも感じます。

しかしこの人物、手を触れている女性が花を口に加えている事からこの女性は、ゼピュロスが誘拐した後に花と春の女神「フローラ」へと昇格したクローリスであると解釈され、クローリスを攫おうとしているこの人物は、ギリシャ神話で語られる最も温和な春と初夏のそよ風を運ぶ西風の化身「ゼピュロス」であると言うのです。

そんな春の化身とも言える神様が描かれているのは『春』と言う名前には確かに相応しいとは思いますが、印象が合わないとは思いませんか?

でもこれがボッティチェリのゼピュロスを描く時の特徴なのかと言うと、そうではありません。

ボッティチェリは別のもっと日本人にも馴染みのある絵画ではこのように

「異色」のゼピュロス

ゼピュロスを健康的な姿で描いており、一応この人物がゼピュロスがであるとしてもこの絵に描かれているゼピュロスには何か明確な意味があるんだとされています。

左の男は誰なのか?

ボッティチェリ『春』の絵画の謎のひとつに左の男性が実は誰なのか分からないと言う物があります。

そもそもこの『春』と言うボッティチェリの絵は、同時期の詩人にしてメディチ家を通して交流もあった人物「アンジェロ・ポリツィアーノ」の『ジュリアーノ・デ・メディチの馬上槍試合(ジョストラ)のための八行連詩』の「ヴィーナスの王国」と言うものから構想を得たのではないかと言われているのですが、たった一つだけ一致しないところがあります。

そう、そのたった一つだけ一致していないところこそが左端の人物なのです。

真紅の布を纏うこの人物は手に杖を持ち、荒天をもたらす雲からオレンジ園を守っていると解釈されているのですが、では誰なのかと言いますと、それが不明であり、ヘルメスであるとされていたり、アレスだとかアポロンだとかも言われています。

一応最有力なのはヘルメスでして、彼が手に持っているものが「カデゥケウス」と言う「伝令使の杖」の意味を持つ交通を管理する杖であり、アポロンから友好の証としてもらった黄金造りの牛追い棒(または小枝)だという神話がある事から、それを使って天気を悪くする雲を押し留めていると言われている訳です。

しかしこのヘルメスと言う神様は多面的な性格を持つ神様ではあるものの、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すトリックスターとしてのイメージが非常に強く、この神様が春の描かれた理由に登場すると言うのは実はちょっと微妙です。

何せこの『春』と言う絵画は結婚を祝う「愛」の絵であると言われているので、あんまり縁起が宜しくないと言えるわけです。

そのことを証明するように大体このヘルメスが描かれている絵は、いたずらが大変な事になったり、人の不貞を見つけたりと、あんまり縁起の宜しくないような神話のシーンが書かれており、「結婚を祝う」と言う目的の絵にはどうかと思う所があるのです。

そこで「では誰なのか?」と言う謎が浮上してくるという訳です。

描かれている花の謎

ボッティチェリ『春』の絵画は周囲の風景が極めて精緻に表現されており、500種類以上の植物と190種類ほどの様々な花が描かれていると言うボッティチェリの凄い技術と知識を教えてくれる絵画です。

しかもそんな描かれている190種類の花々のうち少なくとも130種類については、実在するどの花なのかを特定できるとも言われており、ボッティチェリの植物への拘りが見て取れます。

そしてそれだけに留まらず、日本でいう所の「花言葉」のような植物が象徴するとされているものにさえもボッティチェリは深い知識を持っていたのではないかと言うのがこの絵画からは見て取れるそうです。

例えばこの絵画面最上部にはオレンジの木々を背景にしているのですが、オレンジは結婚を意味し、月桂樹(ローレル)が大小二本あることや、描かれた花に「結婚」や「愛の神秘」「愛の勝利」「愛の炎」などの花言葉が織り込まれていることと、描かれたと思われる時期を考えて「ロレンツォ・デ・メディチ」がボッティチェリに依頼して又従弟のロレンツィーノの結婚祝いに送ったものと言われています。

しかし良く分からないところも実はあり、結婚やら愛を象徴する花や植物がメインに描かれている中で「イチイ」「イトスギ」「ザクロ」と言った「冥府の神ハデス」に関連するような植物が描かれていたり、「はかない幸福」の象徴であるアネモネが描かれていたりとするために

「ボッティチェリは植物に拘りがあり、その深い理解は植物が何を象徴するものなのかまで把握するに至っていた」

と言う説を肯定するとどうしてそんな植物を一緒に描いているのかが全く不明になってきます。

だからこそこのボッティチェリの『春』にかかれている植物に関してどこまで意味があるのかどうかが謎の一つとなっているのです。

本当は不明な制作動機

ボッティチェリの『春』と言う絵画、実は制作動機が一切不明です。

色々と推測はされているものの、誰の為に、何のために、そしてどういう意図を持ってして描かれたのかも、それこそ一切が記録になく、これがこの絵を世界でもっとも議論の的となっている絵画作品の一つとまで言わせている理由。

イタリアの名家メディチ家による依頼で描かれたという所まではほぼ一致しているのですが、数百年ほどは制作時期の照会が出来ず、メディチ家の誰の依頼でどういう意図を持って頼まれたものなのかとか、ボッティチェリがどういう形でそれを受けたのかも不明。

これまであげてきたようないくつかの謎、と言うか矛盾する所に加えて「明らかに浮いて見える中央のヴィーナス」、「唯一柄のついたドレスを来た女性の花柄模様に偽装されたメッセージらしきものの存在」、「作者のボッティチェッリがこの絵画に名前を付けていなかった理由」などこの絵画には多数の人間に違和感を感じさせるものが数多く、敢えてそうしたのではないかと思わせるところが沢山あるのです。

しかもこの絵画について語られている話がそれぞれ一体いつから誰によるものであるのかも、わざわざ記録に残っているという訳ではないですし、人の憶測の憶測をする事になるわけであり、それがこの絵の制作動機をより分かり難くしています。

作者のボッティチェッリが同じヴィーナスを主題としているのにどうしてここまで周りに差をつけたのかも気になります。

少し以下の二つの画像を見ていただくと分かるのですが、この二つの部分だけならばそれこそそっくり。

ボッティチェリ作の『春』 ボッティチェリ2

この二つの絵は、数年間で意識が変わるような年齢の時に制作されたものではないため、明らかに違う意図を持ち制作されたであろうことまでは分かるのですが、ボッティチェッリはその意図が敢えて分からないようにしているとしか思えないほどに手がかりを残していないのです。

この『春』と言う絵画にある最大の謎は、異教的なフィレンツェ・ルネサンスの最盛期の画家として活躍したボッティチェリの制作同期こそにあると言えるかもしれません。

まとめ

『春』の絵画にまつわる4つの謎についてご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?

こうして世界には色々と謎が多い絵画と言うものも存在しており、こうした所から思わぬ知識を身につけたりや、学習意欲が沸くことって結構ありますので他にも色々調べてみるのをおすすめします。

そしてこうした答えが不明なものを考えるという事は何より想像力や発想力が身につきますから、若い方にこそお勧めしたいことなのです。

それにもしかしたらあなたの突拍子も無い発想こそがみんなが頭を悩ませている事に対する答えだったりしたら面白いとは思いませんか?

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