サンスクリット語で車輪という意味を持つ『チャクラ』は、人の身体と心、精神を繋げるものです。人間には基底部から頭頂まで7つのチャクラがあり、それぞれが重要な意味を持っています。心身ともに健康でいるためには、7つのチャクラの流れがスムーズな必要があるのです。どこか一ヶ所でも滞っていると、身体に不調をきたしたり精神的に辛くなったりするでしょう。チャクラは古代から続く、豊かな人生を送るための教えなのです。
この記事ではチャクラの状態を整えるチャクラ瞑想について詳しく解説していきます。心身ともに整えるチャクラ瞑想を取り入れ、穏やかな状態を手に入れてくださいね。
目次
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チャクラ瞑想とは?
チャクラ瞑想とは7つのチャクラの滞りをなくし、流れを良くする瞑想方法です。各チャクラの働きとバランスが良くなると、心と身体の不調を解消できます。11世紀ごろに書かれた経典『ゴーラクシャ・シャタカ』にも記されているチャクラ瞑想は、古くから行われた自然療法なのです。エネルギーセンサーであるチャクラは目に見えることはないですが、イメージを大切に瞑想することで心身ともに健康になれるでしょう。
チャクラ瞑想の効果
チャクラ瞑想には様々な効果が期待できます。まずはチャクラ瞑想の効果を詳しく解説しますね。
どんな効果があるの?
チャクラ瞑想を行うと、各チャクラの滞りが解消されそれぞれの持つ効果が出やすくなります。全てのチャクラの流れがスムーズになるので、身体全体に活力もわいてくるでしょう。チャクラのバランスが整うと、幸福感や充実感も感じられます。ストレスが解消し、精神が安定する効果もあります。普段気がつかない身体や心の不調に気づくこともあるでしょう。
どんな時にやるといい?
精神的にストレスを感じている時にはチャクラ瞑想がおすすめです。チャクラ瞑想を行うことで脳がリラックスでき、ネガティブな感情やイライラが緩和されます。考えがまとまらない時や、悩みが頭から離れない時にも良いでしょう。
また、なんとなく体調が優れない時にもおすすめです。チャクラのエネルギーとは人間の気を指します。エネルギーや気の流れは、健康に生きていく上で欠かせないものです。上手く循環していない状態が続くと、心身に悪影響を与えてしまうでしょう。チャクラ瞑想を行えば気の流れが整い、病気を未然に防げます。
チャクラ瞑想のやり方や場所は?
次にチャクラ瞑想のやり方を紹介します。
【手順1:集中できる環境を作る】
テレビやスマートフォンの電源を消し、集中できる環境を作りましょう。電気を消してキャンドルを灯したり、リラックスできる音楽を流すのもおすすめです。
【手順2:姿勢を整える】
締め付けない服装に着替え、胡坐で床に座ります。背筋はまっすぐに伸ばし、他の部分はリラックスしましょう。床にヨガマットやクッションを敷くと座りやすいです。膝の上に両手を置き、肩の力を抜きます。
【手順3:ゆっくりと呼吸をする】
ゆっくりと呼吸を行います。呼吸に意識を集中させ、徐々にペースを整えていきましょう。目は閉じていても開いていても構いません。呼吸が一定のペースになったら、各チャクラの色と部位をイメージしながら瞑想をしていきます。
下から順番に第1チャクラの赤と尾骨、第2チャクラのオレンジと下腹部、第3チャクラの黄色と胃、第4チャクラの緑と心臓、第5チャクラの青と喉、第6チャクラの藍色と眉間、第7チャクラの紫と頭頂を意識してくださいね。それぞれのチャクラに深く空気を送り込み、輝かせるイメージで呼吸を行いましょう。全てのチャクラが終わったら、第1チャクラから第7チャクラまで輝いたエネルギーを繋げるイメージをしてください。
おすすめの場所や環境
チャクラ瞑想は静かでリラックスできる場所で行ってください。人の出入りが激しい場所や、安心できない場所は避けてくださいね。また室温も大切です。暑すぎず、寒すぎない場所が良いでしょう。瞑想中に寒さを感じそうな時は、近くにブランケットなどを用意しておいてください。