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大黒天とは幸せを分けてくれる福の神!会いに行ける場所5選

大黒天,
大黒天とはヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラという神様のことです。

日本では致死副腎の一柱として知られていますね。穏やかな表情とでっぷりしたお腹、そして手には大きな袋を持っています。大黒天とは幸せを分け与えてくれる神様なんですよ。

そんな大黒天に会いにゆかりのスポットへ遊びに行ってみませんか?

大法寺(東京)

大黒天,
東京都港区にある大法寺は地元で「大黒さま」と呼ばれ、人気を集めているお寺です。

大法寺は慶長2年11月に慈眼院日利上人によって創建されました。大黒天を祀っていて門前の大黒坂の由来となっていることと、港区七福神の大黒天としても親しまれています。

この大黒天には不思議な言い伝えがあります。元々は麻布六本木の旧家伊勢屋長左衛門の家にあった秘仏でした。

ある夜、長左衛門の夢枕に大黒天が立ち言葉を残します。それは「大衆に福を授けるためにこの場所ではなく、法華経読誦の地に行く」というものでした。翌朝、長左衛門が夢からさめて、この秘仏を拝もうとしましたが、不思議なことに大黒天の姿はどこにもありません。

そこで長左衛門は近隣に法華経読誦の地を探し求め、一本松に日舜上人の法華経三万部読誦をつきとめました。するとそこに大黒天の姿があったのです。そこで長左衛門は日舜上人に霊夢を語り、この大黒天を拝受しました。

それが大法寺にある「三神具足大黒天」です。三神具足大黒天とは大黒天の小槌を持ち、弁財天の髪をいただき、背には毘沙門天の鎧をつけているところから名づけられました。

大黒天の福寿と弁財天の円満と毘沙門天の除災得幸を表していると言われています。木彫りで頭をなでると良いことがあるそうですよ。不思議な大黒天に会ってみたいですね。

松ヶ崎大黒天(京都)

大黒天,
1616年に建立された松ヶ崎大黒天は「松崎山妙円寺」が正式な寺名なのですが、京都の人々からは「松ヶ崎の大黒さん」として親しまれています。

御本尊の大黒天像は伝教大師の作で開運招福の福神として広く信仰を集めていて、縁日は年6回の甲子祭と正月初子の日などに行われ、ご祈祷、ご幣が授けられます。京都で有名な五山送り火の「妙法」の法のそばに位置しています。

この大黒天を目的に全国から参拝者が訪れるほどです。大黒天とは開運の神様で、商売繁盛、寿福円満などのご利益があり、人気のある神様ですね。

昭和44年に堂が焼失した時も無事だったことから、火伏守護の大黒様としても崇められています。周りを見渡すと大黒天の他にも七福神たちの姿があり、とても縁起のいいお寺です。御本堂の前に大黒天が鎮座しています。

別名「なで大黒」とも呼ばれていて、なでるとご利益があるそうです。左手には大きな袋を抱え、右手には打出の小槌を持って米俵の上に乗っています。たくさんの人になでられてツルツルになっていますが、ご利益を戴くために、なでてみましょう。

秋になるとこの辺りは紅葉の名所になります。赤、オレンジ、黄色の紅葉に、緑の紅葉も加わり、とても素敵な風景になるんですよ。

大黒天のご利益と目に美しい景色の両方を楽しみたいスポットです。

豊川稲荷 おさすり大黒天(愛知)

大黒天,
愛知県にある豊川稲荷は金運アップのご利益があるということで、人気がある神社ですね。

実はここにも大黒天が存在します。広い境内の中に「おさすり大黒天」と呼ばれる大黒天が話題を呼んでいます。安政5年に建立された奥の院参拝前にある景雲門は、約150年もの歴史ある雰囲気を持つ場所です。

その奥の院を奥に見て、門右側に大黒天様と打ち出の小槌があります。格子の中にお神酒と一緒に展示されているので、触ることができないのかと思いつつ、手を入れることができるので、是非触らせてもらいましょう。

大黒天とはにこやかな笑顔とぽってりとしたお腹が可愛らしい神様ですが、豊川稲荷の大黒天はちょっと違います。石でできた大黒天なのにお腹がポッコリどころか、へこんでしまっているのです。

これは、大黒天の石の一部をお財布に入れると良いなどという噂から削ってしまう人が多かったそうです。それで今は格子に囲まれているんですね。それにしても罰当たりなことです。そのような行為はヨコシマな我欲に当たると看板にも書いてありましたので気を付けましょう。

おさすり大黒天のご利益は、食べ物に困らないように俵をなでる、金運アップは小槌をなでる、福を呼ぶのは袋をなでると良いそうです。

真剣にお願いしたいのであれば、真言といわれる魔法の呪文を、指定された回数唱えながら小槌を打つと願いが叶うそうです。

甲子大黒天本山(山形)

大黒天,
山形県の米沢にある宝珠寺にも有名な大黒天がいます。

ここの大黒天は「甲子大黒天」と呼ばれ、福禄寿の霊場としても有名です。

「大黒さま」と呼び親しまれるお寺で甲子大黒天を祀る日本で唯一の本山です。大黒様は弘法大師作と言われ、開眼の時に「餅を食べる事によって福禄寿が受け入れられる」と人々に説いたんだとか。

そのため、毎年11月にある例祭には「福餅」が参拝者に振る舞われ、神殿で大黒様と一緒につきたての餅を食べることができます。

また、古来より伝わる神斧や宝剣、法弓、そして「天地四方一切清浄之秘法」により、家族のみんなが大黒様のような笑顔で毎日を過ごせますようにとお祈りされるそうです。甲子大黒天本山では写経や腕念珠作りなど、様々な体験ができます。

特に写経ではお経の内容と作法もしっかり解説してくれるので、お経に説かれている教えや写経の心構えを知ることができます。

写経には三つの意義があります。
  1. 一つ目はありがたい教えを書き写すことによって功徳を積み願い事を叶えます。
  2. 二つ目は平常心・集中力・忍耐力などを養うことができます。
  3. 三つ目は認知症の予防や自然治癒力を高めるなど健康増進にも効果があります。

大黒天の側で静かに自分と向き合う時間を過ごすのも素敵ですね。

功徳院(大分)

大分県の湯布院の側にある功徳院は、岩に刻まれた仏像のレリーフ、磨崖仏、山の中腹にある大黒天などちょっと変わった見どころがある場所で知られています。

東京にも分院があり、「すがも平和霊宛」として有名で、携帯電話でお墓参りできる「サイバー飛天」やインターネット上にお墓を作ることができる「サイバーストーン」などハイテクな試みをしている面白いお寺です。それに比べると大分の本院は地味な感じで昔ながらのお寺です。

この功徳院にたくさんの石仏が祀られているのは、このあたりが中世の激戦地であり、戦の犠牲者の弔いのためなのだそうです。山の中腹にある大黒天は大きなお腹に福が詰まっていそうな愛嬌たっぷりの大黒天です。

しかも他にない巨大な大黒天で、高さは15メートル、重さは18トンもあります。さすがに触ることが難しいので、正面から拝んでおきましょう。大黒天の大きさだけ福が舞い降りてきそうですね。

大黒天の更に奥に入っていくと高台に「しあわせの鐘」があります。ここは自分で鐘を鳴らすことができるので、思い切り鳴らしてみましょう。

山から響くしあわせの鐘の音が湯布院の街にまで届いて、みんなが幸せになれてしまいそうな大黒天スポットですね。

まとめ

大黒天ゆかりのスポットはいかがでしたか。

大黒天とはどんな神様なのかも理解いただけましたでしょうか。見ているだけで幸せになれそうな大黒天の顔のように、見る人みんなが幸せになれそうですね。

ご利益をもらうためには、触れる大黒天には触らせてもらうと良いですよ。お気に入りの大黒天を探しても楽しいですね。

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SPIBRE編集部

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