スピリチュアルなことに興味のある人なら、一度は聞いたことがある名前「エドガー・ケーシー」。アメリカ人の有名な預言者であり、ヒーラーでもあるエドガー・ケーシーがこの世に残した驚くべき霊能力による実績の数々には、いったいどのようなものがあったのでしょうか?
エドガー・ケーシーとは
1877年にアメリカのケンタッキー州に生まれた彼は、保険のセールスマンをしていましたが、23歳で原因不明の失語症になってしまいます。そのせいで保険のセールスマンを辞めて写真家に転身します。
そのときに受けた催眠療法により、彼に別の人格が現れて、その別人の指示により治療方法を授かり、その通りに実践すると1年後には失語症は完治していたのです。結果的にこの催眠療法がきっかけで、彼は霊能力に目覚めることになったのでした。
その後は、他人の疾病に対しても心霊診断を行うようになっただけでなく、いろいろな未来に関する予知も行うようになったそうです。
ケーシーのリーディング
彼のヒーリング方法や治療方法の多くは、自分が催眠状態に入っている間に示したものです。
医学を学んだわけでもない彼が、催眠術にかかっている間にいろいろな質問をすると、それがたとえ難しい医学の専門用語であっても、科学的なことであっても、問題なく回答することができ、特に治療に関しては的確な指示を与えることができたと言われています。
よって原因不明の疾病や、難病と言われていた人々を多く完治させたということです。その一方で、かつての世界恐慌やアメリカ大統領の死、そして日本沈没や地球滅亡なども予言していたと言われています。
ケーシーの治療方法
ケーシーがリーディングで伝えた様々な治療方法の多くは、現在でも実際に使用され、効果を発揮しています。中でも癌に関する治療方法は、今でも実践する人が多いようです。彼のリーディングによると、癌は血液の劣化が原因のひとつであり、血液の質を高める食事をすることを進めています。
その方法として、豚肉や油ものを避け、新鮮な野菜を豊富に摂取することや、白米やパンは食べないようにすること、柑橘系の果物を多く取り、お菓子類は控えること、水を1日1.5リットルは取ることを進めています。
またある意味、現在では使いにくい方法もいくつか存在しています。たとえば、育毛方法として原油や豚の脂で頭皮をマッサージする方法や、健康のために自分の尿を飲めば身体の調子を整えられるという方法などもあります。
ひまし油療法
ケーシーの有名な治療方法のひとつに、「ひまし油療法」というのがあります。植物の種子であるヒマシを圧搾して作ったオイルで身体を湿布し、解毒をはかるという方法です。
この湿布により疾病の完治、免疫機能の向上、便秘解消、自律神経の調整、冷え解消、血行促進、婦人病治療、アレルギー性皮膚炎の改善、内臓の強化などの効果が期待できるようです。
その方法は、まずサランラップを敷き、その上にフランネルを3枚から4枚程度重ねて置きます。そこにひまし油を250ml程度注ぎます。それを横腹あたりに置き、その上から温熱パットで1時間から1時間半暖めます。湿布後は、重層を溶かしたお湯につけたタオルで患部を拭き取ります。この重層が体内から出た毒素を中和してくれます。
これを3日間続けた後、オリーブオイルを小さじ1杯から3杯飲み、4日休みます。これを3週間行ったあと1週間休みます。このサイクルを続けることでその効果が増すのだそうです。
アカシックレコード
エドガー・ケーシーが未来を予言する方法は、宇宙に起こる過去、現在、未来の全ての出来事や、人間の感情は想念が記録されているという、アカシックレコードに催眠中にアクセスすることで情報を得ていたと言われています。
中でも有名なものは、かつて大西洋に存在したと言われている、アトランティス大陸の遺跡が発見されることを予知していたのですが、1968年にその予言は的中し、アトランティスの遺跡であろうと思われる石畳や石造建築が、バハマ西端のビミニ沖で発見されました。
また彼によれば、今後破壊、沈没する国が世界中に出る中で、アトランティス大陸が再浮上すると予言しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
エドガー・ケーシーと聞けば、民間療法のような治療法を多く伝えた人だということは知っていたかもしれませんが、いろいろな未来のことも予言していたようですね。しかもその多くが今までに現実に起こっているというのも興味深いものです。
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