庭木には縁起の良い木を植樹して家のパワーをアップさせましょう。木には陽の気をもつものと、陰の気をもつものがあります。陽の気と陰の気をバランスよく取り入れ、更に長寿を象徴する木を取り入れていくことで、縁起が良いエネルギーに満たされます。
運気が良い人は縁起を担ぐことを多くしますが、植物や庭木を取り入れることで簡単に運気をアップさせることができます。庭木におすすめな縁起の良い木をご紹介します。
長寿に縁起の良い木
長寿を象徴とする木や花言葉に長寿と入っている木などを庭に取り入れてみましょう。
【松】
松の花言葉は、「不老長寿」「永遠の若さ」「勇敢」「同情」「慈悲」「向上心」です。一年を通して緑の葉ということで、永遠の若さというシンボルになっています。古くから縁起の良い樹木であり、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」と言われています。雄花と雌花があり4月頃~5月頃に開花します。松竹梅はとても縁起が良いとされており、庭に植えることで家が発展していくと言われています。
【梅】
梅の花言葉は、「高潔」「忠実」「忍耐」です。長寿やたくさんの実をつけることから、子孫繁栄とされる縁起の良い樹木です。地域によっても異なりますが、2月~3月終頃に花を咲かせます。日当たり良好な場所に植栽しましょう。北は水の気をもつ方位でラッキーカラーがピンク、ホワイトになるので、梅の木を植えるのにベストな位置です。
【月桂樹(ゲッケイジュ)】
月桂樹は別名「ベイリーフ」「ローリエ」と呼ばれており、とても生命力の強い樹木です。丈夫で育てやすい植物ですが、極端な寒さを嫌うため地域によっては、寒風や雪害を防ぐ囲いをして防寒対策をしておく必要があります。月桂樹の花言葉は、「栄光」「勝利」「栄誉」です。月桂樹の葉は乾燥させ香辛料、肉や魚介類の臭み消しとして使うこともできます。
【クスノキ(楠)】
クスノキの花言葉は、ほのかに香る樟脳の香りから「芳香」です。生育しやすく、寿命が長い木で、一年中緑の葉をつけます。神社などでは御神木として崇められています。クスノキの花は5月~6月開花になり、小さなクリームカラーの花を咲かせ、10~11月頃になると艶やかな黒い実をつけます。
【イチョウ】
イチョウの花言葉は、「長寿」「荘厳」「鎮魂」「しとやかさ」です。生命力も強く、御神木として崇められていることも多い木です。日当たりが良ければ比較的どのような場所でも育つことから、街路樹として多く利用されています。イチョウの葉には老化を防止する成分が含まれており、有効成分は医薬品として使われています。雌雄異株の植物になり、雌株は受粉した後に銀杏の実をつけます。臭いを放つため苦手な人は、雄株を選びましょう。
【杉】
杉の花言葉は「堅固」「雄大」です。杉の葉の花言葉は「あなたのために生きる」です。寿命が長く、天に向かってまっすぐに幹が伸び大きく成長していきます。多くの品種があります。2月~4月に花を咲かせます。杉を植える場合は、日当たりのよい場所を選ぶとよく成長します。杉の葉は線香の原料にもなっています。
【長寿りんご】
長寿りんごの花言葉は、「優先」「好み」「選択」。リンゴの木の花言葉は「名誉」です。名前が縁起の良いので贈り物としても人気です。日当たり良く風通しのよい場所に植えましょう。4月~5月頃お花が咲き、秋から冬にかけて小さなりんごが収穫できます。実のもちがよく長期間楽しめることから長寿りんごと名付けられています。
【オリーブ】
オリーブの花言葉は「平和」「知恵」「勝利」です。ヨーロッパではオリーブの小枝を玄関に飾ると魔除けになると言われています。旧約聖書「創世記」では、人を滅ぼす目的で神が大洪水を起こします。洪水のあとにノアが方舟からハトを放すと、ハトがオリーブの若葉をくわえて戻ってきて、洪水がひいたことを知ります。このことからも平和のシンボルとして愛されています。
5月~6月頃が開花時期で、9月~11月頃に実を収穫することができます。オリーブは陽の気で、葉が上向きになっていることから成長や発展といった効果があります。
【桃】
桃の花言葉は、「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」「天下無敵」「あなたに夢中」です。桃の果実にも不老不死の霊力が宿っていると信じられていました。邪気を払う力があるとされることから、庭木にするとネガティブな気を寄せ付けないでしょう。
古来より中国では、不老長寿の花として知られています。3月~4月に開花し、一重、八重咲きがあります。6月~9月頃に実を収穫できます。
まとめ
シンボルツリーとして庭木を植えたり、季節のバランスによって取り入れてみたりするのもよいでしょう。草木は伸び放題になっていると運気が低下してしまうので、定期的に庭のお手入れをしておきましょう。ご自宅の庭の大きさや雰囲気に応じて長寿を象徴する木を植えてみるといいかもしれません。
