観光スポットとしても人気の江ノ島ですが、賑やかな観光地の側に神秘的な江島神社があるのは知っていますか。
地元の人なら当たり前のように訪れる江島神社ですが、ここには伝説や龍に出会えるなんとも神秘的な神社なのです。ご利益も期待できるパワースポットなので、観光と一緒に参拝に行ってみましょう。江島神社のご利益や見どころをご紹介します。
江島神社の御朱印について特徴
江ノ島に観光に行くのであれば、見逃してほしくない江島神社。今は御朱印ブームということもあってたくさんの参拝客が訪れています。訪れた人はまさか、こんなにもパワーが溢れたスポットだとは思わないようで、一度行くと何度でも行きたくなるのが江島神社です。
江島神社の御朱印は、江島神社と江ノ島弁財天の2種類をいただくことができます。
どちらも初穂料は300円です。江島神社の御朱印は辺津宮の隣にある社務所でいただくことができます。人気神社となった今では土日に行くと混み合っていて時間がかかるとの情報もあります。その場合は先に御朱印帳を預けてからじっくりと境内を散策するのをおすすめします。
また江島神社にはオリジナルの御朱印帳も用意されています。こちらも2種類で江ノ島と富士山が描かれた青いものと弁天様をあしらったピンク色のものがあります。江島神社参拝の記念に手に入れるのも素敵ですね。
江島神社の歴史
江島神社の歴史はなんと古墳時代の後期にまでさかのぼります。かなり古い神社です。江島神社の始まりは552年で、欽明天皇の勅命により、江ノ島の洞窟に宮を建てたことが始まりと言われています。その後、長い時を経て平安時代末期の1182年、源頼朝によって弁才天が勧請されました。
そして歴代の鎌倉幕府や領主から崇敬されて華やいでいきました。江戸時代には弁財天の信仰が人気となり庶民の間でも江ノ島詣がブームになりました。今でも弁財天と龍神の聖地としてたくさんの人に親しまれています。弁財天のご利益は非常に華やかで人気があります。しかし江島神社を訪れる際には気を付けてほしいこともあります。
江ノ島はカップルにとってデートスポットにピッタリの場所なのですが、江島神社は厄落としや災い除け、悪縁切れの名所でもあるのです。ですからカップルで訪れる際には鳥居を別々にくぐるなど、注意しないと後で別れてしまったなどということが起こりえます。もちろん友達や家族と訪れる際も気を付けたいところです。
江島神社の見どころ
江島神社の境内は広く、様々なパワースポットが点在しています。その中でも一部になりますがパワーが強い場所をご紹介します。
八方睨みの亀
弁財天三姉妹の女神の1番上の姉である多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)が祀られている「奥津宮」は浦島太郎でも有名です。
多紀理比賣命は海を守る女神と言われていて、その拝殿の天井には「八方睨みの亀」と呼ばれる、どこから見ても見ている人間を睨んでいるように見える亀の絵が描かれています。入口左右の燈籠には浦島太郎と乙姫がそれぞれ掘られているのも必見です。
岩屋
奥津宮の奥、崖下にあるのが「岩屋」です。
ここは江ノ島弁財天信仰の発祥の地といわれています。古くは江の島参籠と呼んで、武将や高僧などがここにお参りをしていたそうです。岩屋は第一と第二に分かれていて、第一岩屋は先に行くほどに暗くなっていくので灯りが渡されます。洞窟内はひんやりとしていてまさに異世界です。まるで当時にタイムスリップしたような体験ができますよ。
弁財天
神奈川県の重要文化財になっているのが「八臂弁財天御尊像」です。
江島神社の中心部である奉安殿にて公開されています。源頼朝が鎌倉幕府を開く時に調伏祈願の為に造らせたと伝えられています。当時は勝利の女神として名立たる武将に信仰されていたそうです。
江島神社のご利益
安芸の宮島、近江の竹生島と並んで日本三大弁財天の一つに数えられるだけでなく、七福神の紅一点として信仰を集めている江島神社は、弁財天ならではの華やかなご利益をいただくことができます。境内は弁財天三姉妹をそれぞれに祀った「奥津宮」「中津宮」「辺津宮」の三社から構成されています。
ご利益をいただくならやはり1番奥に位置する「奥津宮」まで順番に足を伸ばしたいところです。弁財天は芸能や音楽のご利益がある女神です。また武将にも人気が高かった勝ち運の女神様でもあります。更に女性の神様ということで、女性のパワースポットとも言われています。奥に進むにつれて目の当たりにする不動明王は邪気払いのパワースポットです。
奥津宮の隣にある「竜宮」のそばには、最強の恋愛パワースポットである「龍恋の鐘」があるので、恋に悩む人は必ず参拝しておきましょう。更に銭洗池も人気が高いです。この池でお金を洗うと金運がアップするそうです。大きなお金ほどご利益が大きいといいますが、お札を洗う時は破かないように気を付けましょう。
江島神社のおすすめ周辺スポット
江ノ島といえば観光スポットとして有名なので、江島神社の他にもおすすめの見どころが満載です。その一部を見ていきましょう。江ノ島の対岸となる片瀬浜から江の島に歩いて渡ることができるのが「江の島弁天橋」です。相模湾を一望できるので富士山と夕日を見るスポットとして人気です。
実際に架かっている橋は2本あり、人道橋が江の島弁天橋で、車道橋が江の島大橋です。昔は干潮時に現れた砂州を歩いて渡っていたそうです。江の島弁天橋の片瀬浜側たもとにある船着場から、江の島の稚児ヶ淵の船着場まで、およそ10分の航海ながら、湘南の海の景色を楽しめるのが「遊覧船べんてん丸」です。のんびりと美しい景色を見ながら江ノ島散策ができるので家族連れに人気があります。海の上からも湘南の海の景色を楽しむことができますよ。
江ノ島の新しいシンボルとして注目されているのが「江の島シーキャンドル」です。
江ノ電開業100周年事業のひとつとして建てられた展望灯台です。海抜101.5メートルの展望室からは富士山、伊豆半島、箱根、三浦半島に房総半島まで大パノラマを楽しむことができます。夕暮れから夜にかけての景色は誰もが感嘆の声をもらすほどに美しいです。
まとめ
江島神社のご利益・御朱印・見どころはいかがでしたか。
日本三大弁財天の一つということで華やかさも人気の高さも価値のある弁財天です。広い境内の中には見どころも多く、伝説や当時の面影に触れることができるので忘れられない思い出ができます。江島神社は何度訪れても新しい発見があるので、1度と言わず何度でも足を運んでみましょう。
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