ヨーロッパでは四千年以上も前から薬草として用いられてきた「カモミール」は、日本でも最近ではハーブティーとしてよく好まれています。
「カモミール」は見かけは可憐ですが、実は雨風や寒さにも強く、踏まれても育ち続けるという、見かけとは少し違った植物なのです。
ハーブとしての癒しの香りや、薬草としての効能も持つ「カモミール」ですが、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【カモミール】にまつわるスピリチュアルなお話

古代エジプト神話のお話
古代エジプトでは、最も偉大な神とされる『太陽神ラー』に、神聖な花として「カモミール」が捧げられていました。
「カモミール」は消炎、発汗、鎮痛効果などが古代から認められており、クレオパトラも用いていたと言われています。
ヨーロッパの伝説
ヨーロッパでは、古くから「カモミール」は聖母マリア様の持ち物で、慈悲を表すものとされていました。
その反面、「カモミール」は飲みやすい薬ではなかったため、子供たちにとっては、恐ろしい医師の象徴となっていました。
それは、「この薬を飲み干すまで勘弁しないぞ!」と病気の子供たちに無理やり飲ませたことからで、別名『老婆の呪術』とも呼ばれていたのです。
【カモミール】が誕生花の日
【カモミール】の誕生花です。
- 2月14日
- 3月14日
- 6月16日
- 11月13日
ジャーマン・カモミールの誕生花
- 4月27日
ローマン・カモミールの誕生花
- 2月14日
- 6月23日
【カモミール】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「カモミール」は薬草としての効果があり、またエネルギーをやわらかく、まろやかにしてくれる効果もあると考えられ、風水では太陽の昇る東の方角に植えておくと、家庭運をアップしてくれます。
金運気UP
「カモミール」の甘いお花の香りを利用して金運を呼び込むには、花束にして西の方角に置くとよいでしょう。
浄化運UP
「カモミール」のお花の白さは浄化にも効果があります。玄関の西側に置くことができれば、金運と浄化運と両方の効果を得ることができるでしょう。
健康・家族運UP
バグア・チャート風水を使って、お部屋の入口を入って左手横の「健康・家族」のエリアに、元気な「カモミール」をたくさん飾っておくと、安眠を促したり、家族関係を円滑にしたりする効果があるので、健康運と家族運の両方をアップさせることができます。
花言葉【カモミール】の意味
「カモミール」は、いくつかの種類がありますが、薬草として使えるのは花の中心の黄色い部分がぷっくりと盛り上がっている一年草の「ジャーマン・カモミール」と、多年草の「ローマン・カモミール」のみです。
りんごのような甘い香りがあり、飲みやすいハーブティーとして人気があるのは「ジャーマン・カモミール」で、デイジーのような花を咲かせる「ローマン・カモミール」は苦みがあり、入浴剤などに用いられることが多いのです。
「カモミール」の語源は、ギリシャ語の「Chamae Mellon(カマイメロン)」からで、『カマイ』は大地を、そして『メロン』はリンゴを意味します。
日本には江戸時代に蘭学と共に伝わり、オランダ語の「Kamille(カミーレ)」を日本語で「加密列」と書いていたところから、転訛して「カミツレ」となったのです。
「カモミール」には、人間だけではなく植物も元気にする効果があり、「カモミール」を煮だした液を苗木に噴霧しておくと、立ち枯れしなくなり、また玉ねぎなどの野菜のそばに植えると害虫がつきません。
「カモミール」は、なかなか切り花として売っているお店は少ないかもしれないので、プレゼントにするときは、鉢植えとして購入するとよいでしょう。
またハーブティーに「カモミール」のお花を添えて贈ってあげるのも喜ばれることでしょう。
「カモミール」の花言葉①
- 苦難に耐える
- 逆境で生まれる力
これらの花言葉は「カモミール」は、寒さや風雨にも強いことから付けられた花言葉です。
今何かの壁にぶつかりながらも頑張っているお友達に、この花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか?
「カモミール」の花言葉②
- 清楚
この花言葉は、「カモミール」の色が清楚な白であり、また「聖母マリア」の花とも呼ばれていたことから付けられた花言葉です。
「カモミール」の花言葉③
- あなたを癒す
この花言葉は、「カモミール」が薬草であり、古くから民間薬として使用されていたことや、甘い香りが安眠を誘うことなどから付けられた花言葉です。
「カモミール」の花言葉④
- 仲直り
この花言葉は、「カモミール」が心をも癒してくれるような、甘い香りをしていることから付けられています。
仲たがいした友達や恋人に、この花言葉を添えて「カモミール」の鉢植えを贈ってみましょう。
花言葉【カモミール】の基本情報
科 属 | ジャーマン・カモミール:キク科 マトリカリア属、ローマン・カモミール:キク科 カマエメルム属 |
原産地 | ヨーロッパ~北アジア |
品種 | ジャーマン・カモミール:約25種、ローマン・カモミール:約4種 |
開花時期 | ジャーマン・カモミール 3月~5月、ローマン・カモミール 6月~7月 |
英語和名 | ・German Chamomile (ジャーマン・カモミール)、Roman Chamomile(ローマン・カモミール)・カモミール、カモマイル、カミツレ |
まとめ
「カモミール」は、古代より薬草として広く用いられ、ハーブの代表ともされる植物です。そのお花からは甘い香りを感じられますが、雨風や寒さなどの逆境にも強いので、それに関する花言葉が選ばれています。お花として飾るだけでなく、ハーブとしてお茶にしたり、お風呂に入れたりなど、使い道もたくさんあるお花です。
