最近ではあまり見かけなくなりましたが、昔は春になると、どこの田んぼも一面にかわいい紫色で覆いつくすように咲く「レンゲソウ」は、中国原産のマメ科の植物です。
「レンゲソウ」は田んぼの肥やしになるということで、かつてはよく植えられていましたが、ハチミツを採取するための花としても重宝がられています。
中国では昔から民間薬として広く知られている「レンゲソウ」ですが、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【レンゲソウ】にまつわるスピリチュアルなお話

ギリシャ神話のお話
昔とても仲のよい姉妹が住んでいました。ある日ふたりは祭壇に捧げる花を探しに出かけ、水辺に咲いていた「レンゲソウ」を見つけたのです。
姉のドリュオペがそれを摘むと、なんと折った「レンゲソウ」の茎から血が流れだしたのです。
実はその「レンゲソウ」は、イヤな男に追われていた妖精が、その男から逃れるために花に姿を変えていたのでした。
驚いたことには、本当はニンフだった「レンゲソウ」を折った神罰として、ドリュオペの足から根が生えだし、彼女はあっという間に「レンゲソウ」に姿を変えてしまったのでした。
【レンゲソウ】が誕生花の日
【レンゲソウ】が誕生花です。
- 3月1日
- 3月3日
- 3月7日
- 3月12日
- 3月20日
- 3月22日
- 4月8日
- 4月13日
- 4月18日
- 7月3日
- 8月22日
- 8月31日
【レンゲソウ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「レンゲソウ」をあまり風水で利用することは、残念ながらありません。
たくさん群れをなして咲く様子から、固く結びついた家族という印象もあり、家族運アップにつながるとも言えます。
しかし草花であり、切り花やブーケのようにするのは難しいので、もし飾るのであれば写真や絵として飾るか、種から植木鉢に育てて飾るとよいでしょう。
花言葉【レンゲソウ】の意味
「レンゲソウ」は、かつては日本のどこででも春になると見ることができた草花です。
子供の頃に「レンゲソウ」をたくさん摘んで、花飾りにした思い出のある方もいらっしゃることでしょう。
また「春の小川はさらさら行くよ。岸のすみれやレンゲの花に…」という有名な歌にも歌われ、昔から親しみのある花として知られています。
「レンゲソウ」は別名「ゲンゲ(紫雲英)」とも呼ばれており、「レンゲソウ」が咲き乱れるその姿が、紫の雲の上にいるように見えるところから付けられた名前なのです。
今ではあまり見かけなくなった「レンゲソウ」ですが、「レンゲソウ」の根に含まれる根粒菌が土壌の栄養となるので、かつては肥やしとして田んぼに植えられていることが多かったのです。
最近では、「レンゲソウ」の花からは、よいハチミツが取れることから、ハチミツを取る目的で栽培されているところもあります。
また「レンゲソウ」の根には薬効もあり、咳やのどの痛み、肝機能障害、解毒、皮膚の炎症などに用いられることがあります。
「レンゲソウ」は、栄養価も高いので、花、茎、葉を天ぷらにしたり、酢の物、和え物として食することも可能です。
切り花には適さない「レンゲソウ」ですが、種から育てて植木鉢に植えることは可能なので、もしプレゼントにするなら鉢植えをおすすめします。
「レンゲソウ」はそのほとんどが赤紫かピンクがかった紫ですが、たまに白いものもあります。
「レンゲソウ」には色別の花言葉は存在しません。
「レンゲソウ」の花言葉①
- 心が和らぐ
これらの花言葉は「レンゲソウ」の根には数多くの薬効があることから、癒しの効果が期待できるとして付けられた花言葉です。
「レンゲソウ」の花言葉②
- 春の訪れ
この花言葉は、「レンゲソウ」が田畑に一面に咲くと同時に春がやってくるということから付けられた花言葉です。なんとなく心もウキウキして、よいことがありそうな予感を与えてくれますね。
「レンゲソウ」の花言葉③
- あなたと一緒なら苦痛が和らぐ
この花言葉は、「レンゲソウ」が蓮の花にも似ており、蓮の花は仏教では極楽浄土に咲く花なので、そんな花を見ていると苦しみから解放されるような気分になる、ということで付けられた花言葉です。
「レンゲソウ」の花言葉④
- 私の幸福
この花言葉は春咲き乱れるたくさんの「レンゲソウ」を見ていると、なんとなく心が満たされて、幸せな気分になれることから付けられています。
「レンゲソウ」の花言葉⑤
- 無邪気
この花言葉はその昔「レンゲソウ」が咲く田畑では、子供たちが歓声を上げながら花を摘んだり、花飾りを作ったりして遊んでいた風景があったことから付けられた花言葉です。
もしかするとハチミツを集める蜂たちも、無邪気に飛び回っていたのかもしれません。
花言葉【レンゲソウ】の基本情報
科 属 | マメ科 ゲンゲ属 |
原産地 | 中国 |
品種 | 約4000種 |
開花時期 | 3月~5月 |
英語和名 | ・Chinese Milk Vetch (チャイニーズ・ミルク・ベッチ)・レンゲソウ(蓮華草)、ゲンゲ(紫雲英) |
まとめ
「レンゲソウ」は、春先に紫色の花を咲かせる草花で、かつては田んぼなどでよく見かけました。群れで咲き誇るその様や、根に薬効があることなどからつけられた花言葉がたくさん存在しています。残念ながら「レンゲソウ」でブーケなどは作れませんが、鉢植えを育ててプレゼントにすると、きっと喜ばれることでしょう。
