晩秋から冬にかけて、たくさんの赤い実をつける「マンリョウ」は、昔から縁起のよい植物として知られ、お正月にも生け花のひとつとしてよく用いられています。
「マンリョウ」は漢字では「万両」と書き、お金に関係のある名前であることから、『金運』や『商売繁盛』や『幸運』をもたらしてくれるおめでたい木として、いろいろな品種も出回っています。
現在では鉢植えとしても売られ、育てやすいことでも人気のある「マンリョウ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【マンリョウ】にまつわるスピリチュアルなお話
日本での「マンリョウ」の民間伝承
「マンリョウ」は、江戸時代頃から日本でも一般に愛されてきた植物です。
美しいツヤの赤い実をたくさんつけることから縁起がよいとされ、「マンリョウ」に加えて「センリョウ」「アリトオシ」という三種の植物を鉢に植えておくと、お金に一生困らないと言われています。
「マンリョウ」の赤い実は、宝石のように美しく輝き、お金が貯まることのシンボルと考えられています。
また「マンリョウ」の赤い実の色は悪魔を祓い、ギザギザが付いた葉は邪気を払うので、飾っておくと、厄除けにもなります。
このほか「マンリョウ」は、常緑樹であるため、生命力のシンボルとも考えられていました。
【マンリョウ】が誕生花の日
【マンリョウ】が誕生花です。
- 1月2日
- 1月3日
- 1月11日
- 1月23日
- 11月6日
- 12月27日
【マンリョウ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において、「マンリョウ」は縁起物の木であることから、庭に植えても鉢植えとして家の中に飾ってもよいとされています。
「マンリョウ」は邪気を払い、健康運を高め、金運アップ、商売繁盛など、エネルギーを高めてくれるうえ、長く繁栄を意味する植物でもあります。
「マンリョウ」のような赤い実のなる木は、特に東、南東、南に植えると、幸運をもたらすと言われています。
浄化運UP
「マンリョウ」を玄関先に植えたり、浄化したい場所に飾っておいたりすることで、邪気を払ってくれます。
また「マンリョウ」を鬼門の方角である北東に植えると、大吉となり開運効果があります。
金運UP
「マンリョウ」を東の方角に植えるか鉢植えを飾っておくと、商売繁盛、仕事運もアップ、そして金運アップに繋がります。
花言葉【マンリョウ】の意味
「マンリョウ」は低木性の常緑樹で、葉の下側に赤い実をたくさんつけます。
ちなみに「マンリョウ」とよく合わせて使われる「センリョウ」は、まったく異なる種類の植物で、「センリョウ」は赤い実を葉の上につける植物です。
「マンリョウ」は「センリョウ」よりも実が大きくて、実もたくさんできるので、とても豊かな感じがします。
「マンリョウ」は、赤い実が10月頃から熟してきて2月頃まで楽しめますが、その前の7月頃には白くて小さなかわいらしい花をたくさん咲かせます。
「マンリョウ」の実は主に赤色ですが、中には黄色や白色の実をつけるものもあります。
古くから金運アップ、商売繁盛などの木として知られている「マンリョウ」ですが、実は赤い実が長くぶらさがっていることから、家が長く栄える木としても知られているのです。
「マンリョウ」は『朱砂根』という生薬名を持ち、その根は咽頭炎や解熱、解毒薬としても使用されています。
「マンリョウ」の実の色は3種ありますが、花言葉は共通です。
「マンリョウ」の花言葉①
- 寿ぎ(ことぼぎ)
- 徳のある人
これらは「マンリョウ」の赤い実がお正月のお飾りとして使われることから、おめでたいものとして、付けられた花言葉です。
お正月前などに鉢植えをこの花言葉を添えて贈ると、とても喜ばれることでしょう。
「マンリョウ」の花言葉②
- 金満家
この花言葉は、「マンリョウ」の赤い実が熟した後も長く落ちないことから付けられた花言葉です。
「マンリョウ」の花言葉③
- 財産
こちらは「マンリョウ」が、「万両」というお金にちなんだ名前が付けられていることから生まれた花言葉です。
商売を始めたばかりの人に、財産が増えますようにと願いを込めて贈ってあげるとよいでしょう。
「マンリョウ」の花言葉④
- 慶祝
この花言葉は、「マンリョウ」の赤色の実がおめでたい色であり、また常緑樹であり長く栄えることも意味していることから、付けられた花言葉です。
この花言葉なら、合格祝いや結婚祝いなどにも添えてプレゼントすると喜ばれそうですね。
「マンリョウ」の花言葉⑤
- 陰徳
「陰徳」とは、かげでよいことをするという意味の花言葉で、こちらは「マンリョウ」の派手ではないけれど、たくさんの幸運をもたらしてくれる木であるということから、付けられた花言葉です。
花言葉【マンリョウ】の基本情報
科 属 | サクラソウ科 ヤブコウジ属 |
原産地 | 日本・朝鮮半島・中国・台湾・インド・東南アジア |
品種 | 約80種 |
開花時期 | 7月 |
英語和名 | ・Coral Bush(コーラルブッシュ)・マンリョウ、藪橘(ヤブタチバナ)、花橘(ハナタチバナ)、橘(タチバナ) |
まとめ
「マンリョウ」は、お正月の生け花によく用いられる縁起のよい植物です。赤い実が厄除けや幸運をもたらすとされ、金運アップや商売繁盛、長く栄えるなどの意味を持つ幸運の木なのです。その根は、昔から漢方薬としても利用され、解熱、解毒や咽頭炎などの治療に用いられてきました。