「マンサク」は、黄色い錦糸卵のような不思議な花を、寒空の山林で咲かせるお花です。春先に最初に咲くことで「まず咲く」から「マンサク」という名前が付けられたと言われています。
「マンサク」には東南アジア原種と北米原種のものがありますが、いずれも神秘的で幸運をもたらすお花として認識されています。
日本にも昔から自生し、民間で親しまれてきた「マンサク」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【マンサク】にまつわるスピリチュアルなお話
「マンサク」の日本に伝わる逸話
日本では古くから、「マンサク」の花は稲作の吉凶を占う花として知られてきました。「マンサク」の花が上向きに咲くと豊作で、花が咲かない年は凶作とされています。
また「マンサク」の花がしおれたとき、その姿が実のない「もみ殻」に似ていたことから、不作を連想させてしまうので、逆に『満作』と名付けることで、豊穣を祈願したというお話も残っています。
北米に伝わる「マンサク」の利用法
北米ではかつての開拓時代に、水脈を探すときにダウンシング(地下水や鉱脈など目には見えていないものを、棒や振り子などの装置を用い、その動きによって発見できる手法)の棒にハシバミと「マンサク」の枝を使っていました。
ハシバミは欧米では霊感を得る木とされ、「マンサク」もハシバミと同じような力があると信じられていました。
「マンサク」の小枝を土地に当てて、もしそこに水脈があれば、小枝が振動しはじめ、水脈の場所を教えてくれるというのです。まさに「魔法の杖」のようですね。
【マンサク】が誕生花の日
【マンサク】が誕生花です。
- 1月6日
- 1月8日
- 1月16日
- 1月18日
- 1月20日
- 1月25日
- 1月31日
- 2月4日
- 2月11日
- 2月12日
- 3月21日
- 6月10日
- 9月5日
【マンサク】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「マンサク」は、おもに黄色が主流であり、その色を風水にも利用されることがあります。
お庭のある人は、南西の「土」の気が強いとされる方角に、同じ土の気を持つ黄色の「マンサク」を植えておくと、家庭内の運気が安定すると風水では考えます。
金運UP
黄色の「マンサク」のお花の生花、あるいは写真や絵をバグア・チャート風水の金運のコーナーに当たる、お部屋を入って左手奥のコーナーに飾っておくことをおすすめします。できるだけ、たくさんのお花があるものを用いるようにしましょう。
お庭に植えることができるのであれば、西の方角に植えておけば金運アップになります。
恋愛運UP
赤色かピンク色の「マンサク」の花の切り花や絵、写真などをバグア・チャート風水の恋愛運のコーナーに当たる、お部屋を入って右手奥のコーナーに飾っておくことをおすすめします。
一本ではなく二本以上、できるだけたくさん飾っておくほうが恋愛運を引き寄せやすくなります。
花言葉【マンサク】の意味
「マンサク」はまだ寒い1月から2月にかけて、山間部などで黄色い細い花を咲かせはじめます。
葉のない時期に、黄色い花を咲かせるので、遠くからでもけっこう目立つお花で、沖縄を除く日本各地の山野で見かけることができます。
「マンサク」の葉は、花が終わったあとに芽吹き、秋になると美しく紅葉します。
「マンサク」には不思議な力が宿ると昔から信じられており、花言葉も神秘的なものが多く存在しています。
また北米の先住民たちは、「マンサク」の葉を煎じた汁を眼病の治療に用いたり、炎症に効果のあるハーブとして使ったりしていました。
日本においても「マンサク」の葉は昔から消炎剤、止血にも用いられてきています。
「マンサク」の原種は黄色ですが、赤色、ピンク色、白色のものも存在しています。
「マンサク」の主な花言葉は
- 呪文
- 魔力
- 霊感
- ひらめき
- 神秘
- 不思議な力
とくに北米では、「マンサク」は葉や樹液を治療薬として用いたり、よいことを呼び込む魔法の神聖な木とされていたりしたことから、これらの魔力に関する花言葉が付けられています。
「ひらめき」という花言葉は、「マンサク」の花弁がカールして咲いている様子が、はじけたように見えることから、ひらめきを得たような印象を受けるので、付けられた花言葉なのです。
ピンク色の「マンサク」の花言葉
- 霊感
- 私から愛したい
- おまじない
ピンク色の「マンサク」は、「ベニハナトキワマンサク」と呼ばれる種類で、そのピンク色から「私から愛したい」と恋愛を告白する花言葉が使われています。
自分の気持ちを告白するときには、この花言葉を添えて贈るとよいでしょう。
また「霊感」、「おまじない」は、「マンサク」が持つ神聖な力を花言葉にしたものです。
白色の「マンサク」の花言葉
- 不思議な力
白色の「マンサク」は、「トキワマンサク」と呼ばれる種類のものです。こちらの花言葉も、「マンサク」がもつ魔力を表した花言葉です。
花言葉【マンサク】の基本情報
科 属 | マンサク科 マンサク属 |
原産地 | 日本 |
品種 | 4種、園芸種は多数 |
開花時期 | 2月~3月 |
英語和名 | ・Japanese Witch Hazel (ジャパニーズ・ウィッチ・ヘーゼル)・マンサク(満作/万作)、金縷梅(キンロウバイ) |
まとめ
「マンサク」は、まだ肌寒い季節に明るい黄色の目立つ花を咲かせ、よい香りと共に早春を知らせるお花です。昔から日本では幸運を運ぶ木とされており、北米でも神聖で霊力があると信じられ、その花言葉にも神秘的なものが多く用いられています。