
春先に可愛い色とりどりのお花を咲かせる「プリムラ」は、日本ではサクラソウとしても知られているお花です。
「プリムラ」には色々な種類があり、花言葉も豊富にそろっているので、プレゼントには人気のあるお花のひとつです。
ラテン語で「最初」という意味の「プリムラ」ですが、このお花が持つスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【プリムラ】にまつわるスピリチュアルなお話
ギリシャ神話の伝説
「プリムラ」には、ギリシャ神話にまつわるお話が残されています。
花の女神フローラには、パラリソスという息子がいました。パラリソスは美しい恋人メルセリタと幸せに過ごしていたのですが、ある日突然メルセリタが流行り病でこの世を去ってしまいました。
結婚する日を待ち望んでいたパラリソスは悲しみのあまり、やつれ果てて枯れてしまいました。
哀れに思ったフローラは、息子を「プリムラ」の花に変え、春になるとまっさきに花を咲かせるようになったのです。
しかし「プリムラ」の花は、ほかの花が咲かないような日陰でいつもひっそりと咲いています。それはあたかも亡くなった恋人への貞節を守っているかのようだと言われているのです。
ケルトの伝説
黄色い「プリムラ」は、ケルトの春の女神、ブリギットのシンボルとされています。
女神ブリギットは天国の門番ペドロに鍵の束を渡したのですが、悪魔がある日天国に忍び込もうとしていることに気が付いたペドロは驚いて、鍵の束を手から離してしまい、それが地上に落ちたときに「プリムラ」の花になったとされています。
ドイツの伝説
ドイツに残る伝説には、親に対しての思いやりを忘れない少女には、「プリムラ」の女神が自分の城へと少女を誘います。
そして、城門の鍵穴に「プリムラ」の茎を差し込むと、扉が開いて宝物の部屋へと案内され、部屋にある宝はなんでも持ち帰ってよいと言われるのです。
部屋に通された少女は、何よりも「希望」という宝を手に入れることができたのだそうです。
【プリムラ】が誕生花の日
【プリムラ】が誕生花です。
- 1月16日
- 1月18日
- 1月25日
- 2月1日
- 2月3日
- 2月13日
- 2月19日
【プリムラ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。

風水で運気UP
風水において「プリムラ」の花は、カラフルな色がそろっているので、風水にも活用しやすいお花です。
「プリムラ」全体としては、風水では「『新たな活動を後押しするパワー』があるとされています。
恋愛運UP
ピンク色の「プリムラ」の鉢植えを、バグア・チャート風水の恋愛のコーナーに当たる、お部屋の入口を入って右手奥のコーナーに飾ります。
お庭に植える場合は、南西、北、西に植えておくとよいでしょう。
たくさんお花が咲いているものを選ぶようにしましょう。
金運UP
黄色の「プリムラ」の鉢植えを、バグア・チャート風水の金運のコーナーに当たる、お部屋の入口を入って左手奥のコーナーに飾りましょう。
お庭に植える場合は、西側に植えておきましょう。
必ず元気で枯れておらず、お花がたくさん咲いているものを選んでください。
浄化運UP
白色の「プリムラ」の鉢植えは、玄関に飾っておくとその場を浄化し、よい気を取り入れてくれます。
花言葉【プリムラ】の意味
「プリムラ」は北半球を中心とする、比較的寒い山岳地帯に多く生息しています。
その種類も豊富で、花言葉も種類や色によってたくさん存在しています。
日本では「サクラソウ」と呼ばれるものと一緒にされていますが、実は日本の「サクラソウ」ではなく、「西洋サクラソウ」のことを「プリムラ」と呼んでいます。
「プリムラ」は、春先に最初に咲く花として、ラテン語の「最初」の意味を持つ花名ですが、ドイツでは、「プリムラ」の花の咲き方が鍵の束のようであることから、「鍵の花」と呼ばれています。
「プリムラ」は、ヨーロッパでは結婚式の花として用いられることもあれば、葬儀の花として用いられることもあります。
また「プリムラ」の花を身につけていると、魔女から身を守る護符になるとされているのです。
とくに5月1日に「プリムラ」の花束を玄関先に置くと、魔女や妖精の悪戯を防ぐことができるとされています。
「プリムラ」には白、ピンク、黄、赤、紫などが存在し、花言葉は色別と種類別で存在しています。
「プリムラ」の主な花言葉は
- 希望
- 青春の始まりと悲しみ
「プリムラ」のこの花言葉は、春先に咲き始めることから付けられたのが「希望」であり、暖かくなる頃には花は枯れてしまうことから付けられたのが「青春の始まりと悲しみ」という花言葉なのです。
赤色の「プリムラ」の花言葉
- 美の秘密
- 後援のない功績
赤色の「プリムラ」は、まだほかの花が咲いていない寒い頃に真っ赤な花を咲かせることから、その力強さと神秘的な雰囲気から「美の秘密」という花言葉が付けられています。
「後援のない功績」は、せっかく美しい花を咲かせながら、夏までは持たないことから付けられた花言葉です。
紫色の「プリムラ」の花言葉
- 信頼
これは紫色が高貴な色であり、気品があるとともに癒しも感じさせてくれることから付けられた花言葉です。
信頼で結ばれたカップルや、お友達に贈るなら、この花言葉を持つ「プリムラ」がおすすめです。
ピンク、白、オレンジ色の「プリムラ」の花言葉
- 青春の始まり
- 青春の恋
これらの花言葉も、寒い時期からカラフルに咲き始める「プリムラ」は、まさに青春の始まりであり、恋を予感させるものであることから、付けられた花言葉です。
「プリムラ・ポリアンサ」の花言葉
- 富の誇り
この種類の「プリムラ」は、花を多く咲かせることから、付けられた花言葉です。
「プリムラ・シネンシス」の花言葉
- 永遠の愛情
こちらの花言葉は、この種類の「プリムラ」が長く咲き続けることから付けられた花言葉です。
「プリムラ・オブコニア」の花言葉
- しとやかな人
こちらの花言葉は、この種類の「プリムラ」がパステル系のかわいい花の色であることから付けられた花言葉です。
「プリムラ・ジュリアン」の花言葉
- 青春の悲しみと喜び
- 運命を切り開く
こちらの花言葉は、春先に咲き始めても夏まで持たないことや、寒さの中でも頑張って咲く姿から付けられた花言葉です。
花言葉【プリムラ】の基本情報
| 科 属 | サクラソウ科 サクラソウ属 |
| 原産地 | ヨーロッパ・アジア |
| 品種 | 約600種程度 |
| 開花時期 | 12月~5月 |
| 英語和名 | ・Primrose (プリムローズ)、Primula (プリムラ)・プリムラ、サクラソウ |
まとめ
寒い時期から春にかけて咲き始める「プリムラ」は、その健気な姿から付けられた花言葉がたくさん存在します。ヨーロッパには「プリムラ」にまつわる伝説や逸話がいくつも残されており、人々と繋がりの深い花とされています。鉢植えなどでプレゼントにしやすく、人気のあるお花です。



