一重または八重咲のカラフルな花を咲かせる「ストック」は、少しスパイシーで甘い香りを持った南ヨーロッパ産のお花です。
『愛』に関する花言葉を多く持つ「ストック」は、その華やかさからも結婚式などでもよく用いられています。
パステル調のカラーとやさしい花びらから人気の高い「ストック」ですが、このお花が持つスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ストック】にまつわるスピリチュアルなお話
スコットランドの伝説
スコットランドの伯爵家の娘であるエリザベスは、両親に結婚を反対されて、城の高い場所にある部屋に閉じ込められていました。
彼女の恋人は、吟遊詩人になりすまして城内に入り込むと、駆け落ちの手順を歌にして、それを歌いながら彼女に告げたのです。
エリザベスは窓から一輪の「ストック」の花を落とし、駆け落ちを承諾したことを告げたのでした。
しかし駆け落ちの当日、エリザベスは窓からローブを伝って逃げようとしたのですが、ロープの結び目がほどけて、高い窓から落ちて死んでしまいます。
彼女の恋人は嘆き悲しんで、本物の吟遊詩人となり、エリザベスへの愛を込めた歌を歌いながら各地を巡るようになったのです。
そして「ストック」の花が咲く季節には、帽子にその花を挿して彼女を偲びながら旅を続けたのでした。
古代ローマの伝説
かつて美しい姉妹がローマに住んでいました。
ふたりは、競技場で勝利者に捧げるための花冠や花飾りを作ることが仕事でした。
ふたりにはそれぞれ恋人もいて、幸せに暮らしていましたが、彼女たちに相手にしてもらえない若者たちが嫉妬して、彼女たちの恋人を槍で刺し殺してしまったのです。
悲嘆にくれた彼女たちは、恋人の後を追って自らの命を絶ってしまったのでした。
その様子を見ていた神々は、彼女たちのことを気の毒に思い、彼女たちの魂を「ストック」の花に宿らせたのでした。
【ストック】が誕生花の日
【ストック】が誕生花の日です。
- 1月10日
- 1月18日
- 1月20日
- 1月25日
- 1月27日
- 2月8日
- 2月9日
- 2月20日
- 2月24日
- 3月2日
- 5月6日
- 7月16日
- 7月17日
- 7月24日
- 11月24日
- 12月3日
- 12月27日
【ストック】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において「ストック」の花は、香りもよくまた色にもバリエーションがあるため、風水でも開運パワーとして用いるのに適しています。
浄化作用UP
白い「ストック」の花を玄関に飾っておくと、香りが高く人々を招き入れる効果があるとともに、浄化作用もあり、厄除けの役目も果たしてくれます。
白い「ストック」をたっぷりと玄関に飾って、運気をアップさせてみましょう。
恋愛運UP
ピンク色の「ストック」は、恋愛運アップに効果的です。
ピンク色の「ストック」を数本、バグア・チャート風水の恋愛のコーナーに当たる、お部屋の入口を入って右手奥のコーナーに飾ります。
できるだけたくさん飾るほうが香りとともに、恋愛運を引き寄せてくれる効果が高くなることでしょう。
花言葉【ストック】の意味
「ストック」は、江戸時代に日本に持ち込まれた植物です。
「ストック」の和名は「紫羅欄花―アラセイトウ」と呼ばれていますが、これは葉の手触りが毛織物でポルトガルから輸入されていた「ラセイタ」に似ていたところから、「葉ラセイタ」と言われていたのが「アラセイトウ」に転訛したものなのです。
「ストック」は、楽園に咲く花と信じられており、昔からヨーロッパでは幸せの花冠にして用いられていました。
また古代ギリシャやローマ時代には、薬草としても用いられていました。利尿作用や強壮剤としての効果もあり、また抽出液をワインで割って飲むと解毒剤になるともされていました。
一方夜にのみ咲く種類の「ストック」、ヨルサキアラセイトウは、昼間はあまり目立たないのですが、夜になるとすばらしい香りをさせることから『本性を表す花』とも呼ばれています。
「ストック」は、生花だけでなく、ドライフラワーにもよく用いられ、プレゼントとしても人気のあるお花です。
「ストック」には、白色、紫色、ピンク色、オレンジ色、赤色、黄色などがあります。
「ストック」の主な花言葉は
- 愛の絆
- 豊な愛
- 求愛
- 永遠の美
「ストック」の主なこれらの花言葉は、スコットランドの悲恋の伝説に基づいて付けられたものです。
結婚が近い異性の友人にプレゼントするときは「求愛」という花言葉も含まれている花なので、どの花言葉を意味して贈るのかを、メッセージにはっきりと書いておかないと誤解されてしまうので、気をつけましょう。
赤色の「ストック」の花言葉
- 私を信じて
この花言葉は、赤色から愛の情熱を感じさせることから付けられた花言葉です。
プロポーズのときにもこの花言葉を添えてプレゼントできそうですね。
ピンク色の「ストック」の花言葉
- ふくよかな愛情
これはピンク色の醸し出すやさしさが、「ストック」のよい香りと相まって感じさせる愛情の豊かさを表した花言葉です。
恋人だけでなく、母の日に贈っても喜ばれることでしょう。
白色の「ストック」の花言葉
- 思いやり
- 密やかな愛
ふたつの意味がある花の色なので、プレゼントに使うときは、どちらを意味するのか書き示すようにしましょう。
黄色の「ストック」の花言葉
- 寂しい恋
この花言葉は、西洋において「黄色」がネガティブな意味を持つことから付けられています。
紫色の「ストック」の花言葉
- おおらかな愛情
こちらの花言葉は、紫色というのが高貴な色ではあるものの、「ストック」の花のやさしい雰囲気と香りから、母を思い浮かべるようなところから付けられたのでしょう。
お母さんにこの言葉を添えて贈ってあげると、きっと喜ばれることでしょう。
花言葉【ストック】の基本情報
科 属 | アブラナ科 アラセイトウ属 |
原産地 | ヨーロッパ南部 |
品種 | 約60種以上、園芸種などは多数 |
開花時期 | 11月~5月 |
英語和名 | ・Stock (ストック)・ストック、紫羅欄花(アラセイトウ) |
まとめ
やさしい雰囲気と香りのよさで、フラワーアレンジメントなどにも人気のお花「ストック」は、愛に関する花言葉をたくさん持っています。愛の告白、結婚式のブーケとしてや、母の日のプレゼントなど、その用途は多く、適切な花言葉のメッセージを添えて贈ると喜ばれることでしょう。