「カンパニュラ」は別名「ホタルブクロ」や「フウリンソウ」「ツリガネソウ」など、色々な名前で呼ばれています。
「カンパニュラ」はラテン語の「釣鐘」を意味するように、お花の形が釣鐘状になっています。
もともとは山野草ですが、現在ではたくさんの園芸種も生まれている「カンパニュラ」。このお花が持つスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【カンパニュラ】にまつわるスピリチュアルなお話

「カンパニュラ」にまつわるギリシャ神話
ギリシャ神話には「カンパニュラ」にまつわるお話が、いくつか残されています。
ひとつは、オリンポスの果樹園で、精霊と庭師との間に生まれた美しい娘「カンパニュール」に関するお話です。
とてもまじめでやさしい娘の「カンパニュール」は、不老不死の効果がある黄金のリンゴの見張り役をしていました。
そしてもし誰かがそのリンゴを盗もうとすれば、銀の鈴を鳴らして番人であるドラゴンに知らせるのが、彼女の役目でした。
ある日、果樹園を荒らしてリンゴを盗みに来た兵士がいたので、彼女は銀の鈴を鳴らそうとしました。
しかし身の危険を感じた兵士は、「カンパニュール」の胸を剣で刺して逃げてゆきました。
翌日、果樹園の支配人が見回りに来ると、「カンパニュール」は血まみれで亡くなっていたのです。
花の女神のフローラは、まじめでやさしい娘の死を悼み、一輪の花を添えてあげたのです。それが「カンパニュラ」の花だったのです。
もうひとつのお話は、愛と美の女神のアフロディテが持つ鏡にまつわるお話です。
アフロディテが持つ魔法の鏡は、そこに映るだけで美しさを増す力がありました。
あるとき、女神はその大切な鏡を下界に置き忘れてきてしまいました。
すると羊飼いが落ちていたその鏡を見つけ、覗いてみると美しい少年の顔が映しだされました。
その美しさに少年が見とれていると、天界からエロスが降りてきて、「大切なお母さんの鏡をおまえのようなやつがのぞき込むとは生意気だ!」と見下して笑いました。
そして「おまえにそれは必要ない」と少年から鏡を奪い取ろうとしたところ、その大切な鏡を落としてしまい、粉々に割れてしまいました。
その鏡の破片のひとつひとつが花となって咲き、「カンパニュラ」の花になったのだそうです。
【カンパニュラ】が誕生花の日
【カンパニュラ】が誕生花です。
- 3月4日
- 3月7日
- 4月23日
- 5月12日
- 5月15日
- 5月26日
- 6月3日
- 6月11日
- 6月15日
- 7月8日
- 7月10日
- 7月11日
- 7月27日
- 10月4日
- 11月21日
【カンパニュラ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において「カンパニュラ」の花は、紫色の花が特に好まれて使われることが多いです。
紫色は高貴な色であり、非常にパワフルな効果があります。
重要な仕事に就いているなどして、ストレスの多い人なら、お庭の東や南に植えておくとよいでしょう。
金運UP
紫色の「カンパニュラ」の元気な生花を、バグア・チャート風水を用いて、お部屋の入口を入って左奥のコーナーの金運のコーナーにたくさん飾っておきましょう。
ただし枯れてきたらすぐに処分してください。
花言葉【カンパニュラ】の意味
小さな釣鐘のように咲くお花の「カンパニュラ」は、明治の初めに日本に渡来しています。
もともとは地中海地域で生息し、キリスト教とは深い関係のあるお花です。
「カンパニュラ」はお花屋さんでもよく見かけ、バラの花などと一緒にブーケとして売られることが多いようです。
また「カンパニュラ」は、夏の暑さには弱いものの、比較的育てやすいこともあり、園芸用のお花としても人気です。
別名の「ホタルブクロ」というのは、蛍を捕まえたときにこの花の中に入れて持ち帰ったということから、付けられた名前です。
「カンパニュラ」には、紫色、ピンク色、青色、白色などがありますが、色別の花言葉はありません。
「カンパニュラ」の花言葉①
- 感謝
この花言葉は、ギリシャ神話の「カンパニュラ」にまつわるお話に関係しています。果樹園の番人をしていたやさしい少女が、大切な黄金のリンゴを守るために命を落とし、それを悲しんだ女神のフローラが感謝の気持ちをこめて、彼女に花を捧げたことから付けられたのです。
お世話になった人に、この花言葉を添えて「カンパニュラ」を贈ってみるとよいでしょう。
「カンパニュラ」の花言葉②
- 誠実
こちらもギリシャ神話の「カンパニュラ」にまつわるお話に関係しています。果樹園の番人をしていた少女の、そのまじめさから付けられた花言葉なのです。
「カンパニュラ」の花言葉③
- うるさい
- おしゃべり
これは「カンパニュラ」が1本の茎にたくさんのお花を付けることから、付けられた花言葉です。ひとつひとつが釣鐘のようなので、それが一斉に鳴るところを想像してみると、たしかに「うるさい」「おしゃべり」という花言葉がピッタリですね。
「カンパニュラ」の花言葉④
- 不変
- 節操
この花言葉は、「カンパニュラ」がヨーロッパでは教会の鐘に例えられることがあるために、教会を連想するということで付けられた花言葉です。
花言葉【カンパニュラ】の基本情報
科 属 | キキョウ科 ホタルブクロ属 |
原産地 | 北半球の温帯 |
品種 | 約300種 |
開花時期 | 5月~6月 |
英語和名 | ・Campanula (カンパニュラ)、Canterbury bells (カンタベリー・ベルズ)・カンパニュラ、ツリガネソウ(釣鐘草)、フウリンソウ(風鈴草)、ホタルブクロ(蛍袋) |
まとめ
かわいい小さな釣鐘のような花をたくさん咲かせる「カンパニュラ」は、ヨーロッパでは教会の鐘を思わせる花とされており、キリスト教と関係が深いです。また花言葉もギリシャ神話にまつわるものが主で、花束にして花言葉を添えて贈ると喜ばれることでしょう。
