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ギリシャ神話と栄える街!ギリシャの世界遺産5つ

ギリシャ,世界遺産

ギリシャと言えばギリシャ神話が有名ですね。

日本の星座にも登場するような神様や星の名前が印象的です。そんなギリシャの世界遺産もギリシャ神話が中心です。かつては文学・文明・哲学など煌びやかに栄えていたギリシャの光景が目に浮かびそうな世界遺産ばかりです。

ギリシャの文化に触れる世界遺産に足を運んでみませんか?

アテネのアクロポリス

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ギリシャでも文明の最盛期を迎えた場所が世界遺産になりました。ギリシャは文学・演劇・彫刻・言語・哲学・政治…とあらゆる西欧文明発祥の地として有名です。紀元前8世紀頃に誕生した都市国家アテネの中で象徴とも言えるのが、海抜約156mの石灰台地に築かれたアクロポリスです。

ギリシャ語で「高い丘の上の都市」という意味を持ち、オリンポスの神々を祀った神域であり、同時に敵の侵入を防ぐ要塞として活躍しました。世界遺産アクロポリスを象徴するように建つのがパルテノン神殿です。白大理石の円柱は、曲線を多用することによって究極の美を表現しています。かつては色鮮やかな彫刻で装飾されていました。その様子は大英博物館で見ることができます。

更に好対照をなすのが北側にあるエレクティオン神殿です。6体の女神像が屋根を支えるカリアティディス柱廊が、イオニア様式の気品と優雅さを感じさせます。ギリシャの文化と見どころがたくさんある世界遺産です。

パトモス島のコーラ歴史地区

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ギリシャのパトモス島にある世界遺産です。パトモス島はエーゲ海南東部に浮かぶ小さな島ですが、イエス十二使徒の一人、聖ヨハネが「黙示録」を書いたとされる島なのです。それ故にキリスト教徒の厚い信仰を集めています。

元々、ローマ帝国の流刑の島であったパトモス島に、ドミティアヌス帝により追放された聖ヨハネが流されてきます。島の洞窟に身を置いたヨハネは、あるとき神の啓示を受け、弟子とともに「黙示録」を著したといわれています。ヨハネが身を置いた洞窟の天井には、黙示録で書かれている神の声によって裂けたと伝わる三位一体を示す3つの裂け目があり神聖な場所とされています。

堅固な城壁に囲まれ丘の上に建つ聖ヨハネ修道院は「エーゲ海のエルサレム」とも呼ばれる正教会の重要な巡礼地です。その周囲に広がるコーラの街は、純白の優美さとはうらはらに、修道院を外敵から守る要塞の役目を担っていたと言われています。今でもどこか神聖な空気を感じることのできる世界遺産です。

デルフィの古代遺跡

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ギリシャの中部パルナッソス連山の麓に広がる世界遺産です。

アポロンの神託が行われていた聖域でもあるデルフィの遺跡は、古代ギリシャで「大地のヘソ(世界の中心)」と信じられていました。ギリシャ神話によると、デルフィの神託所を守護していた大蛇のピュートンが、ゼウスの子アポロンを身ごもった母を亡き者にしようとしました。そこでアポロンは生まれるとすぐに弓矢でピュートンを退治しました。

神託所はアポロンに与えられ、巫女にピューティアと名乗らせ、その体を借りて神のお告げを受けるようになったといわれています。この聖域の中核を、ギリシャの人々は世界の中心と信じていたのでしょう。世界遺産と共にとても興味深いギリシャ神話です。

デルフィでは、死せるピュートンに対する葬礼競技より始まったとされる「ピューティア祭」が8年ごとに開催されていました。その舞台に立つとかつて「世界の中心」と呼ばれたデルフィの情景が目に浮かぶようです。神話の世界を体感できるような世界遺産です。

メテオラの修道院群

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ギリシャ中部のテッサリア平原にある世界遺産です。

天空にそそり立つ高さ20メートル〜60メートルの奇岩群や岩山の頂にへばりつくように立っている修道院は、目を疑うほどです。そんな危うい建物の中でキリスト教の修道士たちが天井の神に少しでも近づこうと祈りを送る毎日を過ごしています。この幻想風景はメテオラと呼ばれ、世界遺産の中でも希少な複合遺産です。

メテオラはギリシャ語で「中空に浮かぶ」を意味しています。現在も物資を運ぶためにロープウェイが使われるという、下界と隔絶された修道院です。内部は荘厳で、フレスコ画やイコン(聖画)など、ビザンチン美術の宝庫となっています。

9世紀頃から徐々に修道院が建てられ始め、最盛期には24を数えるまでになりました。今はわずかに6つですが、中空に浮かぶ修道院群はまさに驚異です。一度は見ておきたい世界遺産です。

オリンピアの古代遺跡

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4年に一度、世界の人々を熱狂させる平和の祭典といえばオリンピックです。

その発祥の地オリンピアは、紀元前10世紀頃から全能の神ゼウスの成果と共に栄えた街として世界遺産になっています。オリンピックの聖火は今でもオリンピアの遺跡で点火され、開催地へと運ばれていきます。古代のオリンピックはゼウスに捧げるスポーツの祭典として紀元前776年に始まりました。

一度ローマ皇帝により廃止されますが、フランスのクーベルタン男爵の提唱により近代オリンピックとして復活しました。19世紀末に発掘されたオリンピアの遺跡には、ゼウス神殿を取り巻くように、聖火の採火式が行われるヘラ神殿やオリンピック招待客の宿舎だったレオニデオンなどがあります。古代に繰り広げられたオリンピックの熱狂や、競技者の息づかいが聞こえてきそうな世界遺産です。

まとめ

ギリシャの世界遺産はいかがでしたか。

文明・政治・演劇など、今の世の中に欠かせないものの発祥の地として、大きく栄えた場所だったのをひしひしと感じます。そしてオリンピック発祥の地ということで、今でもその伝統が受け継がれています。神秘的であり、歴史的な世界遺産が点在しているのがギリシャです。

一度は訪れたい世界遺産としても人気があります。

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SPIBRE編集部

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