パワースポット

ギリシャ神話女神アフロディーテにまつわる美の裏にある5つの話

女神アフロディーテ

ギリシャ神話の女神アフロディーテ。ビーナスと言う名前の方が知れ渡っていますこの神様は、最高の美神とか言われたりもするとにかく美しい女神という事は広く知られていますが、どんな神話に登場するのかとか、どんな性格をしているのかとかまではあんまり詳しいことについてまでは知らない人も多いでしょう。

しかもこの女神様は恐らく日本においてギリシャ神話で語られる神様たちの中でも名前「だけ」が有名で、人格面ではかなり誤解されていると言うか勝手なイメージをもたれていると言える神様なのです。

そこで今回はそんなアフロディーテと言う神様についてのギリシャ神話で語られる日本人があまり知らないような彼女にまつわることを御紹介させていただきます。



アフロディーテと言う神様の神様としての特徴

まずはアフロディーテと言う神様がどんな神様なのかを簡単に御紹介させていただきます。

アフロディーテはギリシャ神話に出てくる最も偉い神様たちである『オリュンポス十二神』の一人なのですが、実はこの女神様は他のオリュンポス十二神とはちょっと生まれが事なります。

「ホメロス」の語る神話ではゼウスとディオーネーの娘と言う話しもありますが、それ以上に有名な方の神話であるヘーシオドスの『神統記』によれば、アフロディーテは、ゼウスの父「クロノス」によって切り落とされたゼウスの祖父「ウラノス」の男性器にまとわりついた「泡(アプロス、aphros)」から生まれた女神と言われています。

そしてその後、生まれて間もない彼女はその美貌により、西風達を魅了して、キュテラ島に運んで貰い、キュプロス島へ。

彼女がその島に上陸するとそこ島から美と愛と言う概念が生まれ、それに魅せられた季節の女神「ホーラ」たちが彼女を飾って服を着せ、オリュンポス山に連れて行きます。

はっきり言ってどこのものとも分からない怪しい女神なのですが、オリュンポスの神々はそんな出自の分からない彼女に対し、美しさを称賛して仲間に加えようと声を挙げ、結局ゼウスが養女にしたと言う流れでオリュンポスの十二神の座に収まります。

ちなみに有名な海の上で貝に乗っている裸のアフロディーテ絵画である『ヴィーナスの誕生』はこの神話をイメージして描かれた物です。

こう言ってはなんですが、簡単に判りやすく言うのならば美貌によって玉の輿に乗った女性とアフロディーテは言えるかもしれません。

アフロディーテの本来の姿

アフロディーテと言う神様はギリシャ神話において日本語では「愛と美の女神」と言われていますが厳密に言うならこれ実は間違いである事から説明させていただきましょう。

アフロディーテと言う神様は実は本来「愛と美と性を司るギリシア神話の女神」と言う存在です。

たった一つの特性が着いただけで一気に印象が変わるのが分かっていただけたかと思いますが、アフロディーテは聖女のような厳格な人格者と言うよりは、魔性の女としての面を持っています。

例えばアフロディーテのつけている魔法の宝帯『ケストス』には「愛」と「憧れ」そして「欲望」を喚起させる力とが秘められており、アフロディーテのただでさえ美しいとされている自らの魅力を増し、神や人の心を征服することが出来ると言う力を持っていると言われていて、自分の魅力を武器にした神様であった事が分かります。

ちなみにギリシャ神話の中ではそんな所も素晴らしいと言われていますが、火や鍛冶を司る神様である「ヘパイストス」を夫に持ちますが、恋人のような愛人のような相手が複数人いると言うちょっと日本人なら眉をしかめられそうな所があったりもします。

そんな感じで男性受けは凄く良かった神様なのですが、その半面で自分の魅力を自覚しそれを武器にしていただけあり、いくつかの神話で他の女神との衝突が描かれており、女神達との折り合いはかなり悪かったようです。

神話の中ではっきりと対立したことがあると描かれているのは、自分の義理の母に当たる「ヘラ」、義理の妹に当たる「アテナ」、そして「ハーデス」の妻神である「ペルセポネ」と言った豪華な顔ぶれ。

男性受けして自分の美貌を武器にしていて、気が強くて我侭な所があるために同性からの受けは良くない、そんな所は現代人とあんまり変わりませんね。



アフロディーテ争奪戦

その美貌によりギリシャ神話の最高神たちの仲間入りを果たしたアフロディーテですから彼は多くの男性達から求婚されることになりました。

しかし彼女の夫を選ぶ権利は彼女自身にはなく、彼の義理の父になった最高神「ゼウス」にありました。

まぁ好色で知られてもいるゼウスがどうしてアフロディーテほどの美女を愛人ではなく、娘にしたという所からなんとなく察せられるのですが、そもそもアフロディーテには美女としての価値よりも、誰かに彼女を妻に迎える権利を与えると言う褒美として使う方法を考え、与える褒美としての価値を見出していた訳です。

まぁゼウスからするとちょっと複雑ではありますが、父親の父親から生まれた神であるため「叔母」に当たる訳ですから、それをなんとなく気配から察して、姉とは結婚できても守備範囲外だったという可能性もあるのですが。

そしてそんな彼女を妻にと望む男性神たちの中でアフロディーテを妻に迎える権利を手に入れたのはなんと男神の中でもひときわ醜いヘパイストス。

どうしてそうなったのかと言うと以下のような神話が伝えられています。

ヘパイストスはゼウスとヘラの間に生まれた第1子なのですが、両足の曲がった醜い奇形児であり、ゼウスの前妻であった法・掟の女神「テミス」がゼウスとの間に産んだ子供よりも劣るとして、正妻としての面目を失った母ヘラは彼を捨ててしまうのですが、彼は海の女神に助けられて育ち、オリュンポスへ帰ってきます。

しかし帰ってきても冷遇され、彼は母への怒りと不信感を募らせていきました。

そんなある日、ヘパイストスはヘラに豪華な椅子を届けました。

そのあまりの出来のよさに感激した上機嫌のヘラは早速椅子に座ってみるとなんと体を拘束され身動きが取れなくなってしまったのです。

慌ててヘラがヘパイストスに拘束を解くよう命じると「自分を貴方様の実の子であると認め、神々の前で紹介してください」と迫りました。

醜さゆえ自分が捨てた子で認めたくもなかったヘラでしたが、このままでいるわけにも行かず直ぐにコレを了承。

しかし母に疑心暗鬼になっていたヘパイストスは、ヘラが助かりたい一心であり、本心で言った言葉ではないと考えて更に要求のハードルをあげます。

「ならば私をアフロディーテと結婚させてくれますか?出来ないでしょう。適当に軽々しくものを言うな」

しかしヘラはこの状況を何とかしたい一心でこれも了承。

流石に驚いたヘパイストスでしたが、これはまたとないチャンスだとして急いでヘーラーを解放し、アフロディーテと結婚することになりました。

こうしてアフロディーテ争奪戦はヘパイストスが勝ち抜けましたが、当然二人の間はあんまりうまく行かなかったようでして、この後幾度もアフロディーテは浮気をします。

アフロディーテと3人の愛人

アフロディーテは夫であるヘパイストス以外を好きになることがいくつか神話で語られますが、今回はその中でも特に有名な3人の愛人についての神話をご紹介致します。

一人目は義理の兄弟軍神「アレス」です。

大層な暴れん坊で性格も宜しくないとされていますが、彼はギリシャ神話の中でも1・2を争う美男子。

ヘパイストスがあまりにも醜い容姿であったとされるのとは正反対の彼にアフロディーテは浮気を持ちかけ関係を持ち始めます。

しかしそれを全てを見通す太陽神である「ヘリオス(アポロンは本来太陽神ではありません)」に見つかりヘパイストスにバレ、愛妻に裏切られたことに落胆し、それと同時に激しい憎悪が芽生えた彼により、二人が寝床に入ったとたんに特製の見えない網で捕えられてしまい、そして二人は裸で抱き合ったまま動けなくされてしまいます。

そしてそんな状態の二人は更にこの後、他のオリュンポス十二神の前に晒し者にされ、ヘパイストスとアフロディーテは離婚します。

しかしアフロディーテからしたらあんまりこれは大した問題ではなかったようでこの後もアレスとアフロディーテの関係は続きます。

そして次に出てくるのが人間の男性アドーニス。

彼はちょっと特殊な生まれの人間なのですが、親を持たずして生まれた彼が将来美男子に育つことを見抜いたアフロディーテは、他の誰の目にも留まらないように赤ん坊の彼を箱に入れて、ギリシャ神話きってのと言うか恐らく唯一と言っても浮気を双方がしない夫婦である、冥府の神「ハーデス」とその妻神「ペルセポネ」に預けて育ててもらうことにします。

しかしまさかの誤算でペルセポネもアドーニスに入れ込んでしまい、2人の女神は争いに。

これが小競り合いでは終わらなくなり、ついに天界の裁判所に審判を委ね、その結果「1年を3分の1づつに分けてそれぞれの女神と3分のづつ過ごして、残りの3分の1はアドーニス自身の自由にさせる」と言う結果になりました。

しかし、アドーニスは自分の自由になる期間も、ペルセポネとの時間もアフロディーテと共に過ごすことを望んだため、ペルセポネはアフロディーテのこのときの恋人のような存在だったアレスに浮気を密告。

アレスはコレに激怒して、アドーニスが大好きで毎日熱中していた狩りをしている隙を突き、猪に化けて彼を殺してしまいます。

自分がしたことを棚にあげてこの行動、さすがは人格破綻者とまで言われる軍神アレスです。

しかしその後もアフロディーテは又人間を愛します。

3人目はトロイア王血を引く人間アンキセス。

彼との恋の始まりは諸説あり、ゼウスが人間を愛する姿に興味を持ったとか、ゼウスがアフロディーテをけしかけたとか、ゼウスが人間を愛するようにしてしまった仕返しをしようとしたとか言われていますが、とにかくアフロディーテはこのアンキセスにも恋をします。

恋した彼女は基本肉食系で自分をプリュギア王オトレウスの娘であると偽り、ヘルメス神がアンキセスの妻とするために自分をさらって連れて来たと言って事に及びます。

翌朝、アフロディーテは神の姿に戻りアンキーセースを起し、今回で自分が彼の子を身ごもったこと、その子を5年間ニュムペーに育てさせた後に連れてくること、そしてアフロディーテに子供を生ませたことをみだりに話すと怒ったゼウスが雷を投げつけるだろうことを伝えて去っていきます。

このとき生まれた子供こそがローマ建国の祖である「アイネイアス」なのですが、うっかりアイネイアスの母がアフロディーテだという事を酔った勢いで話して本当に雷に打たれ、死にはしないで済んだものの仕事が出来ない体にされてしまったと言います。

この他にも何人か神も人間も含めて愛人と言うか恋人がいたとされているため、アフロディーテは魔性の女的な存在であったと考えられます。

でもこれは彼女の元になったと言える女神達の化学反応の結果です。

アフロディーテのもともとの姿

アフロディーテのギリシャ神話で語られる姿はちょっと私達日本人の多くが持っている「ビーナス」のイメージとは違ったと思いますが、元になった女神が関係してきます。

元々ギリシャ神話の中でも「オリュンポスの神ではなかった女神」とはっきりと明記されているようにこのアフロディーテは古くからギリシャ地方にあった信仰とは全く違う地方で信仰されていた神様が元になっています。

恐らく原型は東方の豊穣と戦意向上を司る女神「アスタルテ(アシュタロト)」とバビロニアの「イシュタル(イナンナ)」。

アスタルテの豊穣神としての面は美少年アドーニスとの神話から「育てて愛でる」という所が変形した物であり、戦神としての性格はアレスとの神話が「戦神同士が一つになる」と言う意味合いをこめたものとされるそうです。

またイシュタルの面はアフロディーテのその行動と象徴が受け継いでいます。

イシュタルは「特定の夫を持たずに一時の愛人と過ごしそれっきりの縁で終わらせる女神」と言う性格を持ち、金星を象徴とした幸運の女神でした。

そして幸運の女神であると同時に「直ぐに相手を見捨てる厳しい女神」としての側面を持ち、一度関心を掴んだ後の心配が必要な女神でもあります。「座敷わらし」みたいなものです。

こうして「豊穣+興奮+幸運=多産=性的な興奮を喚起させる」と結びついた結果完成したのが、アフロディーテと言う女神であると考える事ができ、芸術的な美しさだけでなく、彼女を象った美術品には官能的な部分を強くさせていると言う面があるのです。

まとめ

アフロディーテと言うギリシャ神話の神様についてを色々ご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?

正直見る人を選ばないようにするためにコレでもかなり表現を抑えたり、紹介していないような話しのあるような女神でして、日本人が持つ女神的なイメージとはあんまり一致しないのがアフロディーテと言う女神なのですが、ギリシャ神話の男性神を考えてみると別におかしなことも無いのかもしれません。

こんな意外性を持った神様って神話を知ると出てきますので是非興味を持った方はギリシャ神話の他の神様についての話も調べてみて下さい。

神様 まとめ
神様や神話に関するまとめ 日本全国の神様や世界の神様に関する記事をまとめてみました。 ...

あなたの好きな人は本当に運命の人?

97%の人が当たっていると実感!
その中でも恋愛運が女性から大人気!

片思い中の人も、いまお付き合いしている人も、自分の本当の運命の人は誰なのか知ってみたくないですか?

あなたが選んだカードを元に導き出される 『神秘のタロットカード』が大好評!

いつ、どこで運命の人と会えるのかも今なら≪無料鑑定≫してもらえます。

ついに令和の時代を迎えました! 

新たな時代が始まるこの機会にあなたの運命がどうなるのか知りたい方は是非やってみて下さい。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ある程度の長さの平仮名や漢字が含まれないコメントは受付けておりません。(スパム対策)

error: Content is protected !!