お守りドキドキの受験シーズン。最後の神頼みにと合格祈願に訪れる人の数は非常に多いですね。
そんな受験生に人気なのがご利益のあるお守りです。合格祈願の神社は多数ありますが、お守りで人気のある神社というのもあります。
ここでは全国の合格祈願神社の中からお守りで人気の神社をピックアップしてご紹介します。
太宰府天満宮(福岡)

学問の神様である菅原道真を祀る全国12000社の合格祈願神社の中で総本社となっているのが、福岡にある太宰府天満宮です。
全国から合格祈願をするために多くの参拝者が集まります。10月1日~31日は「特別受験合格祈願大祭」とよばれる期間で、特に人気のある時期でもあります。
そんな太宰府天満宮での合格祈願の後に誰もがいただいていくのがお守りです。
特に人気なのは、「学業見守」や「学業きんちゃく御守」です。受験生なら肌身離さず持っていたいと思わせてくれる強い味方となるお守りです。
福岡から遠い学校では修学旅行で訪れて合格祈願をしていく人も多いです。お守りの他にもご利益があるのが境内にある牛の像です。
天満宮と牛の関係は深く、牛は天神さまの使いとされています。
「御神牛」と呼ばれる牛の像に触れてパワーをいただきましょう。
太宰府天満宮のご神木になっている「飛梅」は樹齢1000年を越える白梅です。
左遷された道真公を慕って、都の屋敷の庭から飛んできたとされていて、パワースポットにもなっているので、合格祈願と一緒に見ておきたいですね。お守り以外にもパワーあふれる神社です。
北野天満宮(京都)

京都で有名な合格祈願神社といえば北野天満宮です。
建立の経緯は謎が多いのですが、その後は歴史の人物にも愛され信仰され続けています。もちろん御祭神は菅原道真です。菅原道真は幼いころから神童と称されるほどに頭の良い人物でした。
そんな道真公を祀る北野天満宮のお守りは、失敗する人がいない、と言われるほどご利益があるお守りなのです。
多くの人が合格祈願に訪れてはお守りを手にしていきます。お守りはシンプルに1種類「学業守」が有名です。遠方に住んでいる親戚のためにお守りを買い求める場面も多く見かけます。
また、修学旅行生のためにクラス単位での特別昇殿参拝を受け付けています。修学旅行のプランの中に組み込む学校も多いんですよ。
北野天満宮にも道真公に縁の深い「臥牛の像」があります。
これは道真公が無念のうちに亡くなった土地である九州の太宰府天満宮と同じものです。
北野天満宮では頭をなでると賢くなるという言い伝えがあります。
遠方に住んでいて足を運べない人のためにお守りの郵送も行っているので、全国どこにいても合格祈願ができそうです。
防府天満宮(山口)

北野天満宮、太宰府天満宮とともにならぶ日本三天神の神社として知られているのが山口にある防府天満宮です。
さらに三社の中でも1番最初に造られた歴史の深い天満宮なのです。
こちらにも多くの受験生が合格祈願に訪れています。防府天満宮で人気のお守りはその名も「受験お守りセット」です。
内容はお守り、絵馬、鉛筆、合格鉢巻き、お札がセットになった合格祈願には心強いお守りです。
その中の鉢巻はじつはレンタル制になっていて、受験が終わったら返す決まりになっています。
合格祈願の結果が出た後に鉢巻を返しに来れば、同じように合格祈願をした人と喜びを分かち合うことができるのです。使い終わった鉢巻は巫女さんたちが1つ1つ洗濯しているそうです。
とても思いが込められたお守りにやる気も倍増することでしょう。
道真公が幼いころから梅が好きだったことから、境内には16種1600本の梅ノ木が植えられています。
合格祈願のお礼参りに行く頃には、満開の梅の花を見ることができるでしょう。
最強のお守りで合格祈願ができる神社ですね。
湯島天神(東京)

東京で亀戸天神社、谷保天満宮と並んで関東三大天神のひとつとなっているのが湯島天神です。
多くの受験生が合格祈願に訪れることで知られていて、受験シーズンは本殿に長蛇の列ができるほどです。近くには東京大学などの有名大学も多いので、高校受験だけでなく、大学受験の合格祈願にもたくさんの人が訪れます。
湯島天神では学業に関するお守り以外は取り扱っていません。まさに合格祈願に特化した神社といえますね。
しかしお守りに「合格祈願」というものはありません。
湯島天神で言われているのは「学業とは合格するためのものではなく、ふだんからの学習の成果が合格へ結びつくものであり、受験が終わってもお守りを大切にして勉学に励んで欲しい」という言葉です。
確かに勉強という努力を続けなければ、合格祈願をしたところで合格は難しいですよね。まさに受験の原点を思い出させてくれるような言葉です。
遠方の方に対してはお守りやお札の郵送も行っているので、利用してみてください。
また湯島天神は菅原道真の他に大力の神である天手力男命(タジカラオノミコト)が祀られています。天手力男命は勝負運アップの神様なので、合格祈願で勝負に勝つ=合格するとなり、より大きなご利益がいただけるのです。
東京に行った時には忘れずに合格祈願の参拝をして、パワーみなぎるお守りをゲットしましょう。
菅原天満宮(奈良)

菅原家発祥の地で、菅原道真公生誕の地ともいわれているところに建つのが菅原天満宮です。
菅原氏の祖神で天穂日命、野見宿弥、菅原道真公の3柱の神様が祀られています。また、日本最古の天満宮としても名高い神社なのです。
菅原道真公は5歳で和歌を詠み、10歳を過ぎて漢詩を制作し、33歳の時には文章博士に栄進した人物です。そんな道真公の恩恵にあやかりたいと合格祈願や厄除けに訪れる人が後を絶ちません。
またお札やお守りもとても人気があります。お守りの中でも特に注目されているのが「合格祈願鉛筆」です。受験勉強に、試験本番に是非、使用したい鉛筆ですが、よく見ると5角形をしていることが分かります。
「ごかく」=「ごうかく」とかけている、とても縁起のいい鉛筆ということで、多くの受験生がお守りとして試験会場に持っていくそうです。
合格祈願の祈祷をうけてお守りを手に入れれば、あとはいつも通りの自分を出して受験に励むだけです。合格祈願をすることで、背中を押してくれるようなパワーをいただける神社です。
まとめ
お守りで人気の合格祈願神社はいかがでしたか。
どの神社も有名な合格祈願神社なので、受験シーズンには受験独特の雰囲気を味わうことができます。シンプルなお守りからお守りの代わりになる鉛筆まで、合格祈願を叶えてくれる様々なお守りがあるのが特徴です。
合格祈願神社の参拝とお守りで、絶対合格を目指しましょう。
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