「フランネルソウ」は、茎や葉に白いうぶ毛のような毛が、まるでビロードのように生えた美しい植物です。
「フランネルソウ」は、日本には江戸時代に渡来し、そのビロードのような手触りから織物の一種である「フランネル」のようだということで、この名前で呼ばれるようになりました。
和名には「スイセンノウ」という名前も持つ「フランネルソウ」ですが、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【フランネルソウ】にまつわるスピリチュアルなお話
「フランネルソウ」の和名「スイセンノウ」
「フランネルソウ」の和名である「スイセンノウ」は、漢字では「酔仙翁」と書きます。
これは京都の嵯峨にあった「仙翁寺」というお寺に、この「フランネルソウ」の赤い花が咲いていて、それがまるで酔っ払いのように見えたことから「酔仙翁」と付けられたのだそうです。
「フランネルソウ」の属名「シレネ」にまつわる伝説
「フランネルソウ」の属名は「シレネ(Silene)」ですが、これはギリシャ神話に登場する「シーレーノス」に関連するという説があります。
シーレーノスは、酒神であるディオニューソスの師であり、いつも酔っぱらって泡だらけになっていたのだそうです。
「フランネルソウ」は粘液性の分泌液を出すことから、それを酔っ払って泡を吹くシーレーノスの姿に喩えたのでしょう。
【フランネルソウ】が誕生花の日
【フランネルソウ】が誕生花です。
- 5月13日
- 6月18日
- 6月24日
- 7月23日
- 8月13日
- 8月19日
- 8月26日
【フランネルソウ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「フランネルソウ」は頻繁に使われる花ではありませんが、赤色やピンク色を用いて、恋愛運アップに役立てることは可能です。
恋愛運UP
ピンク色、もしくは赤色の元気のよい「フランネルソウ」の花を、南西や東南の方角に植えたり飾ったりすることで、出会い運を引き寄せることができます。
花言葉【フランネルソウ】の意味
「フランネルソウ」は、南ヨーロッパが原産の「ナデシコ科」の常緑多年草です。
陽がよく差し込む暖かくて乾燥した場所に生息しています。
その花の色には、赤、ピンク、白などがあり、品種改良も進んで、一重咲きや八重咲もあります。
「フランネルソウ」の特徴のひとつは、葉や茎がまるで布の「フランネル」のように毛で覆われていることです。
比較的育てやすいことから、日本でもガーデニングなどによく用いられます。
「フランネルソウ」は通常50センチから1メートルくらいまでの背丈になり、花茎の先端にかわいい小ぶりの花を咲かせます。
「フランネルソウ」の花弁は5枚で、ひとつの茎にはひとつの花しか咲きません。このことから別名「ヒトリムスメ」とも呼ばれています。
また株によって、違った色の花を咲かせるのも特徴です。
開花時期はおおよそ梅雨あたりから咲き始め、8月頃まで直径が2~3センチの花を咲かせます。
「フランネルソウ」でもうひとつ特徴があるのは、その葉です。形状は細長くて、根本から円環型に葉を伸ばし、その表面はシルバーのような白い毛で覆われているのです。
「フランネルソウ」の花言葉①
- 私の愛は不変
これは「フランネルソウ」が、真っ赤な炎のような花を次々と咲かせることから付けられた花言葉です。
恋人への気持ちを告白したいとき、あるいは自分の気持ちを伝えたいときに、この花言葉を添えて「フランネルソウ」を贈ってみましょう。
「フランネルソウ」の花言葉②
- いつも愛して
この花言葉は「フランネルソウ」が毎年変わらずに、必ず季節になると花を咲かせることから付けられた花言葉です。
恋人やパートナーに、自分の気持ちを伝えるために、この花言葉を添えてプレゼントしてみたいですね。
「フランネルソウ」の花言葉③
- 好意
- 好感
これらの花言葉は「フランネルソウ」が小ぶりでありながらも、世界中で愛されている花であることから付けられた花言葉です。
仲の良いお友達や、恋人になって欲しい人に、この気持ちを込めて贈ってみたい花言葉です。
「フランネルソウ」の花言葉④
- 名誉
この花言葉は、「フランネルソウ」の花茎は美しい毛に覆われ、花の色もきれいでかわいく、非常に見かけがよいことから付けられた花言葉です。
何か名誉な賞をもらった知人や友人に、この花言葉を贈ってみましょう。
「フランネルソウ」の花言葉⑤
- 冠
これは「フランネルソウ」の学名が「炎の冠」という意味を持つ「Lychnis coronaria」に由来しています。
「フランネルソウ」の花言葉⑥
- ウィット
この花言葉は「フランネルソウ」が見栄えもよく、またユニークな葉や茎を持っていることから付けられたものです。
ウィットに富んだ素敵なお友達のお誕生日に、お花と共に贈ってみたい花言葉ですね。
「フランネルソウ」の花言葉⑦
- ユーモア
この花言葉は「フランネルソウ」がユニークで、かわいらしく、人の心を和ませるような効果が期待できるところから付けられた花言葉です。
ユーモアに溢れるお友達のお誕生日に、この花言葉を添えて「フランネルソウ」をプレゼントしてみるのもよいでしょう。
花言葉【フランネルソウ】の基本情報
科 属 | ナデシコ科 センノウ属 |
原産地 | 南ヨーロッパ |
品種 | 約20種 |
開花時期 | 5月~8月 |
英語和名 | ・Rose campion(ローズ・キャンピオン)、Mullein pink(マーレン・ピンク) ・フランネルソウ、スイセンノウ(酔仙翁)、ヒトリムスメ(一人娘) |
まとめ
「フランネルソウ」は、熱帯アフリカやアラビア半島に自生する植物で、暑さに強く寒さには弱い花です。しかし品種改良が進み、日本でもガーデニングや切り花を楽しむことができます。その花言葉は、花の色や形、茎や葉の毛がふわふわしている状態から付けられています。