「ハマユウ」は、主に千葉県南部から沖縄の海岸沿いにかけて広く分布する植物で、常緑性の多年草です。
「ハマユウ」は、太い幹の先端に白い細い線のような花が10数個咲き、とても香りがよいことで知られています。
では日本では万葉集にも謡われている「ハマユウ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ハマユウ】にまつわるスピリチュアルなお話

「ハマユウ」の日本での民間伝承
日本における「ハマユウ」に関する民間伝承として、「ハマユウ」の葉に自分が好きな人の名前を書いて、それを眠るときに枕の下に敷いて寝ると、その人に夢で出会えるという言い伝えが残っています。
「ハマユウ」の海外での民間伝承
「ハマユウ」は、海外では魔法の力があると信じられており、かつては一部の地域で呪術や儀式などに用いられていました。
【ハマユウ】が誕生花の日
【ハマユウ】が誕生花です。
- 7月6日
- 7月17日
- 7月31日
- 8月1日
- 8月2日
- 8月27日
【ハマユウ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「ハマユウ」は、あまり頻繁に用いられることはありません。しかしこれらの花の色を使って風水に活用することが可能です。
浄化運UP
白色の「ハマユウ」を玄関付近に植えておくと、その周辺のエネルギーの浄化になります。
花言葉【ハマユウ】の意味
「ハマユウ」は、日本に古くからある、日本原産の植物ですが、実は大昔になんとアフリカの海岸から、その種が北九州に漂着した花だとされています。
日本には万葉集の時代から存在していましたが、江戸時代になって盛んに栽培されるようになりました。
「ハマユウ」の花は、夏になると細長い6枚の花被片をもつ花が咲きますが、それは夕方から咲き始めて、夜中に満開になるという、少し不思議な生態を持っています。
その白い花の中から、赤い雄しべが飛び出すような形で見られるのが、この花のひとつの特徴です。
葉は根の際から生え、厚みと艶を持った線形です。その葉が「オモト」に似ていることから、別名を「ハマオモト」とも呼ばれています。
「ハマユウ」を漢字で書くと「浜木綿」で、これは花が「木綿(ゆう)」のように白く垂れることから付けられています。
ちなみに「木綿(ゆう)」とは、神事を行うときに榊につける白い垂れ下がったもののことです。
「ハマユウ」は通常日当たりがよく水はけのよい浜辺に生息しています。
あまり「ハマユウ」の球根や苗などは一般に売っているのは見かけませんが、「ハマユウ」が生息している地域では、お土産として売っていることもあるようです。
「ハマユウ」の英語名の「Crinum(クリナム)」は、その花の姿が「ユリ」に似ていることから、ギリシャ語のユリを表す「Crinon」から付けられています。
「ハマユウ」には、植物全体、そして特に根にリコリン(アルカロイド)という毒が含まれるので、誤って口に入れないように注意しましょう。
中国医学では、根を発熱や頭痛の治療薬として使われていたり、適切に使用すれば抗炎症、抗ガン、抗菌などの効果があるという情報はあるものの、素人が使うと危険なので、専門家の指示に従ってください。
「ハマユウ」には多くの園芸種があり、基本的には花の色は白ですが、ピンク、赤、紫などもあります。
「ハマユウ」の花言葉①
- 汚れがない
この花言葉は、「ハマユウ」が神事で用いる「木綿」のような花を咲かせることから付けられた花言葉です。
真夜中によい香りと共にひっそりと咲く「ハマユウ」の姿はまさに神秘的ですね。
「ハマユウ」の花言葉②
- どこか遠くへ
この花言葉は、「ハマユウ」の種が、コルク質でよく水に浮かぶことができる性質から、その種が落ちた浜辺から海流に乗って遠くまで運ばれてしまうことがよくあることから付けられた花言葉です。
「ハマユウ」の花言葉③
- あなたを信じます
この花言葉は、「ハマユウ」の種が、育った浜辺から海流に身を任せてどこに流れつくかもわからず、波に運命を任せるということから付けられています。
信頼関係にあるお友達やパートナーに、この花言葉を添えて「ハマユウ」の鉢を贈ってみるのもよいでしょう。
「ハマユウ」の花言葉④
- 繊細な美しさ
この花言葉は主に海外で使われているものですが、「ハマユウ」の可憐で美しい花の姿や、細長いデリケートな花被片から付けられた花言葉です。
繊細で美しいお友達に、この花言葉を添えてみるのはいかがでしょうか?
ピンクの「ハマユウ」の花言葉⑤
- あきらめない気持ち
この花言葉も「ハマユウ」の種が、長時間波に乗って漂流を続けたのちに、やっと新しい土地で芽を出すことができるようになることから付けられています。
挫折しそうになっていたり、悩んでいる友達にこの花言葉を贈ってみましょう。
ピンクの「ハマユウ」の花言葉⑥
- 優しさ
この花言葉は特にピンク色の「ハマユウ」が俯いて咲いている、そんなかわいい姿から付けられた花言葉です。
花言葉【ハマユウ】の基本情報
科 属 | ヒガンバナ科 ハマオモト属 |
原産地 | 日本・韓国 |
品種 | 園芸種を含む約139種類 |
開花時期 | 7月~9月 |
英語和名 | ・Crinum(クリナム)、Spider Lilly(スパイダー・リリー)、Grand Crinum Lilly(グランド・クリナム・リリー) ・ハマユウ(浜木綿)、ハマオモト(浜万年青) |
まとめ
「ハマユウ」は、古くから日本に存在する植物で、主に暖かい地方の水はけと日当たりのよい浜辺に生息しています。その花言葉は、デリケートな白い花の姿や、海流に乗って別の地に流れ着く習性のあるその種子から付けられたものが中心となっています。
