「ハナミズキ」は、一青窈さんの代表歌としてもその名が親しまれていますが、では「ハナミズキ」のスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
科・属: ミズキ科 ミズキ属
原産地:北アメリカ
品種:原種と園芸種を含め、よく出回っているものは7種を含む多数。
開花時期: 4月〜5月
英語名:Dog Wood (ドッグウッド)
和名:ハナミズキ(花水木)、アメリカンヤマボウシ、
花言葉【ハナミズキ】の意味
「ハナミズキ」は、もともとは白色のみでしたが、最近ではピンク色や赤色も存在します。
しかし、「ハナミズキ」には色別の花言葉はなく、「ハナミズキ」全般に花言葉が使われているのです。
「ハナミズキ」の花言葉は下記の通りです。
「ハナミズキ」全般の花言葉
返礼・私の思いを受け入れてください・公平・永続性・華やかな恋
「ハナミズキ」の花言葉、「返礼」と「私の思いを受けてください」は、アメリカに贈られた桜の苗木のお礼として、アメリカから日本にやってきたことから付けられた、感謝の言葉としての花言葉です。
また、「公平」という花言葉は、日米友好のシンボルとして贈られたことから付けられました。
「永続性」という花言葉には、キリストにまつわるお話があります。
実はキリストの磔(はりつけ)のときに、十字架を作るのに使われたのが「ハナミズキ」の木だったそうです。「ハナミズキ」の、花のように見えている大きな花弁は、実は総苞片(そうほうへん)と言われる葉なのです。
その葉部分が十字架を表し、中央に小さくあるのが実は花で、これが茨の冠を表しています。そして、赤い蕾はキリストの血を表すとされていました。
このお話から、キリストの忍耐や変わらぬ愛を表す木として、「永続性」という花言葉が付けられたのです。
「ハナミズキ」の花言葉、「華やかな恋」は、「ハナミズキ」の見た感じが与える可憐で華やかな雰囲気から付けられた花言葉です。
【ハナミズキ】にまつわるスピリチュアルなお話
「ハナミズキ」には上記に述べたキリストにまつわる伝説が残っています。
「ハナミズキ」は木の幹が固くて丈夫なことから、キリストの磔のための十字架に用いられてしまいました。「ハナミズキ」の木は、この悲しく残酷なことに自分が使われたことを嘆き苦しみます。
また、キリストも磔になりながらも、「ハナミズキ」が悩み悲しむ姿を哀れに思ったのでした。
そして以後は、二度と悲しい理由で十字架が造られないように、「ハナミズキ」は細い木となり、幹も曲がった姿になったのです。
【ハナミズキ】が誕生花の日
「ハナミズキ」は、 3月18日、23日、4月15日、23日です。
【ハナミズキ】を使って運気をアップする方
「ハナミズキ」は、春になると可愛らしいお花を咲かせてくれ、10月頃には真っ赤な実をつけます。
晩秋には紅葉を長く楽しむことができるため、一年を通して楽しめ、寿命も70年程度と長くおめでたいため、記念樹などにもよく用いられます。
また、女の子が生まれたときには、「ハナミズキ」のような可憐な女の子に育つようにと願いを込めて植樹をすることもあります。
ヨーロッパで、「ハナミズキ」の樹液を真夏の夜にハンカチにたらします。そして、そのハンカチを、自分の願いはきっと叶うと固く信じて身につけてくることで、願いが叶えられるという言い伝えがあります。
「ハナミズキ」の葉、または枝をお守り袋に入れて持ち歩けば、魔除け、身の保身になると信じられています。
一方、風水においては、お庭に「ハナミズキ」を植えるとき、ピンク色のものをお庭の東側に植えておくと、良縁に恵まれ、家が栄えるとされています。
東の方角に白色の「ハナミズキ」を植えるのは凶となるので気をつけましょう。ただし、北と北西に白色の「ハナミズキ」を植えると吉運をもたらしてくれます。
一軒家であれば、家の前に自分の家のシンボル・ツリーとして、華やかに咲き誇る「ハナミズキ」を植えておくことで、多くの人を呼び込み、エネルギーを活発にすることができます。
もし、ピンク色の「ハナミズキ」の鉢植えや、切り花を手に入れることができたなら、バグアチャート風水で、入り口を入って右奥の隅の恋愛コーナーに飾ってください。恋愛運をアップするとともに、片思いの人がいたとしたら、その恋を引き寄せるお手伝いをしてくれることでしょう。
九星占いで「一白水星」に属する人も、「ハナミズキ」は幸運をもたらす植物なので、お庭に植えたり、あるいは「ハナミズキ」の絵を飾ってみるのもよいでしょう。
まとめ
「ハナミズキ」が咲き始めると、もう再び霜は降りないと言われているように、早春の可憐なお花です。アメリカのワシントン州と日本の友好の橋渡しとして贈られたことから、「返礼」などの花言葉がつけられているのです。