ハーブとしても観賞用としても人気のある「ヒソップ」は、地中海付近から中央アジアまでの広い範囲を原産とする植物です。
「ヒソップ」は、その葉の形が柳に似ていることから、和名は「柳薄荷(ヤナギハッカ)」と呼ばれており、明治時代に日本に渡来しています。
ではその香りがミントやセージにも似ている「ヒソップ」の、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ヒソップ】にまつわるスピリチュアルなお話
「ヒソップ」のヨーロッパにおける民間伝承
「ヒソップ」はヨーロッパでは家の中に吊るしておくと、魔除け、厄除け、邪眼(相手に呪いをかけるために睨みつける魔法)除けになると言い伝えられています。
また「ヒソップ」は浄化に役立つハーブとして知られ、風呂に入れて心身の浄化にも用いられていました。
古代ギリシャやローマでは神聖な場所を清めるために薫香を炊くときに「ヒソップ」が用いられました。
キリストにまつわる「ヒソップ」の伝説
イエス・キリストが十字架の上で息を引き取る前に、葡萄酒をしみこませた海綿に「ヒソップ」の香りを付け、キリストの口元にあてがったところ、キリストはそれを受け取ると「成し遂げられた」という言葉を残して息を引き取ったとされています。
【ヒソップ】が誕生花の日
【ヒソップ】が誕生花です。
- 2月17日
- 5月25日
- 9月10日
【ヒソップ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「ヒソップ」は、邪気を払いエネルギーを浄化することで幸運を招くと言われています。
浄化運UP
「ヒソップ」を玄関などエネルギーの出入り口となるところに植えたり、飾ったりすることで、邪気払いと幸運を招く効果があります。
花言葉【ヒソップ】の意味
「ヒソップ」は、ヨーロッパ、地中海沿岸やアジアなどを原産とする半常緑性低木です。
その花だけでなく、葉や茎にもミントとセージを合わせたような爽やかな香りを持つのが特徴です。
「ヒソップ」の葉が細くて柳のようであることから、和名を「柳薄荷(ヤナギハッカ)」と呼ばれています。
「ヒソップ」はシソ科の植物で、背丈は40センチから1メートルほどに育ちます。
その花は小さいながらも美しい色の花を茎の上部に咲かせます。
「ヒソップ」という名前は、ヘブライ語のEZOP「聖なる草」という意味が由来となっています。
その爽やかな香りから、浄化などの儀式に古くから用いられていたからでしょう。
「ヒソップ」は、ほろ苦さがあるものの、花や葉を刻んでサラダに混ぜたり、肉や魚の臭み消しとしてや、シチューなどの料理などに用いたりして食することもできます。
また葉をハーブティーとして用いることで、気管支炎や整腸作用の効果が期待できます。
茎や花から採れる精油は、空気の抗菌や浄化作用に用いることもあります。
葉を乾燥させてリキュールに浸けたり、あるいはお風呂に入れたりして浄化の効果を得ることも昔から好まれています。
このほか「ヒソップ」は、薬効としては去痰作用、抗カタル作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗痙攣作用、鎮静、強壮などにも用いられます。
また塗り薬としては火傷や挫傷にも用いられます。
「ヒソップ」は、5月から10月にかけて、青、ピンク、白などの花を咲かせます。
「ヒソップ」の花は、新しい始まりや、「ヒソップ」が誕生花である人の誕生日のプレゼントとして贈るとよいとされています。
「ヒソップ」の花言葉①
- 謙遜
この花言葉は、「ヒソップ」が岩石だらけの山のような場所でも、頑張って育っていることから付けられています。
「ヒソップ」の花言葉②
- 救い
この花言葉は、かつて奴隷状態であったユダヤ民族がエジプトを脱出するときに、1束のヒソップを魔除けとして災難を逃れたことが由来となっています。
青色の「ヒソップ」の花言葉③
- 浄化
この花言葉は、「ヒソップ」が持つ色々なハーブとしての効能と、昔から邪悪なエネルギーを祓うパワーがあり、清めの儀式に用いられていたことから付けられています。
新しいスタートを切る人、前向きに進もうとしている人に、また引っ越しをして新しい家に住む人に、よいエネルギーを送るという意味を込めてプレゼントしてみましょう。
白色の「ヒソップ」の花言葉④
- 清潔
この花言葉は「ヒソップ」の見た目と香り、そして精油で空間を清めたり、また宗教においても、精神を清めるためのハーブとしても昔から用いられていたことから付けられたものです。
ピンク色の「ヒソップ」の花言葉⑤
- きれい好き
淡いピンク色の「ヒソップ」は、かわいらしさを感じさせると同時に、繊細さも意味することから、この花言葉が付けられています。
ピンク色の「ヒソップ」の花言葉⑥
- 保護
この花言葉はピンク色の「ヒソップ」が、その優しい色で包んでくれるようでありながらも、爽やかな香りで浄化の効果もあることから付けられています。
花言葉【ヒソップ】の基本情報
科 属 | シソ科 ヤナギハッカ属 |
原産地 | 南ヨーロッパ、地中海沿岸、バルカン諸国、西アジア |
品種 | 約12種 |
開花時期 | 5月~10月 |
英語和名 | ・Hyssop(ヒソップ) ・ヒソップ、柳薄荷(ヤナギハッカ) |
まとめ
「ヒソップ」は、昔から宗教などでは清めの儀式に用いられたり、ハーブとしてのあらゆる効能で人々を救ってきたことから、これらにちなんだ花言葉を多く持っています。「ヒソップ」の爽やかな香りは、部屋に飾ると浄化のエネルギーをもたらすのみならず、食することもできる万能のハーブなのです。