毎年夏になると、お盆の頃には花屋さんでもよく見かけ、仏花といっしょに飾られていることが多い「ホオズキ」ですが、漢字で書くと「鬼火」となり、少し怖いですね。
これは「ホオズキ」が、お盆にこちら側に戻ってくるご先祖様に、お家のある場所を知らせたり、足元を明るくするための提灯に見立てられているからだそうです。
では一見赤くてかわいく見える「ホオズキ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ホオズキ】にまつわるスピリチュアルなお話

「ホオズキ」に関する言い伝え
「ホオズキ」に関しては、日本各地に色々な言い伝えが残されているようです。
一般的には、「ホオズキ」を玄関に吊るしておくと魔除けになり、幸運をもたらしてくれると考える地方が多いようです。
しかし中には、「ホオズキ」を庭に植えると死人が出ると忌み嫌う言い伝えがあります。
その反面「ホオズキ」は、庭に植えておくと家が富むという地方もあるようです。
また「ホオズキ」の実を食べると病気にならないとか、安産であるという言い伝えも残っていますが、現在手に入る観賞用の「ホオズキ」には毒があるので、食することはできません。
【ホオズキ】が誕生花の日
【ホオズキ】が誕生花です。
- 7月7日
- 7月8日
- 7月9日
- 8月12日
- 8月14日
- 8月27日
- 11月12日
- 12月22日
- 12月29日
【ホオズキ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「ホオズキ」は、よい気を運び入れてくれるものとして、玄関によく飾られます。
元気な「ホオズキ」を玄関に飾ることで、魔除け及び開運につながります。
金運UP
「ホオズキ」を西の方角に植えておくと金運がアップします。
またリビングや寝室に「ホオズキ」を飾っておいても、金運アップの効果があります。
花言葉【ホオズキ】の意味
「ホオズキ」はナス科の植物で、東南アジアを原産としています。
春になるとツルを伸ばし始め、6月から8月頃には白っぽい、あるいは黄色みがかった小さな花を咲かせます。
その後7月から9月にかけて、赤い実が実ります。
お盆の頃には「ホオズキ市」も催されて、よく目にするようになりますね。
「ホオズキ」は、昔は生薬として用いられ、根は咳止めや解熱、利尿薬などに使われていました。
しかし根の部分を妊娠中に食べると毒も含まれているため流産してしまうことから、江戸時代には堕胎薬として用いられたこともあります。
ヨーロッパでは、食用として栽培されている「ホオズキ」もあり、こちらはフルーツとして食されているようです。
現在日本で見かけるものは観賞用なので、食したり、薬にすることはできません。
「ホオズキ」は実の中の種を、袋をやぶらないように抜き取って、中に空気を吹き込んだものを口の中に入れて、軽く噛んで音を出すという遊びがあります。
そんな遊び「頬突き」が転じて、「ホオズキ」という名前が付いたとも言われています。
また地方によっては「ホホ」と呼ばれるカメムシの一種が、この植物によく集まってくることから「ホホツキ」→「ホオズキ」になったという説もあります。
このほかにも「ホオズキ」の実の色が、人間の頬の色に似ていることから、顔つきや目つきと同じく「頬つき」と言われ、それが転じて「ホオズキ」となったとされています。
英語では「Ground Cherry(地面にできるサクランボ)」「Chinese Lantern(中国の提灯)」と呼ばれています。
「ホオズキ」の花言葉の中には、プレゼントにふさわしくないものもあるので、誰かに贈り物として渡すときには、気を付けておきましょう。
「ホオズキ」の花言葉①
- 不思議
- 自然美
この花言葉は、「ホオズキ」の花が咲き終わった後にできる実の付き方が、美しくもあり、不思議でもあることから付けられた花言葉です。
ステキなお友達にプレゼントするなら、この花言葉が似合いそうですね。
「ホオズキ」の花言葉②
- 心の平安
この花言葉は「ホオズキ」がお盆によく飾られ、風情のある雰囲気を醸し出している姿から感じるところを花言葉にしたものです。
夏の日をゆったりと過ごしてもらいたいお友達に、この花言葉を添えて「ホオズキ」を贈ってみませんか?
「ホオズキ」の花言葉③
- 偽り
- ごまかし
- 半信半疑
この花言葉は、「ホオズキ」の実が大きな袋の中に成っているので、見かけは大きいのに、その中には小さい実がひとつしかなく、期待外れな気持ちになることより、付けられた花言葉です。
「ホオズキ」の花言葉④
- 偽りの恋
- 不貞
- 浮気
この花言葉も「ホオズキ」の実が、袋の大きさに似合わず小さく、中身がないということから、付けられた花言葉です。
「ホオズキ」の花言葉⑤
- 私を誘ってください
この花言葉は「ホオズキ」の実の赤さを、女性が恥じらいながら恋の告白をしているときの頬の赤さに喩えて、付けられた花言葉です。
自分の気持ちを相手に告白したいときなら、この花言葉がよさそうです。
花言葉【ホオズキ】の基本情報
科 属 | ナス科 ホオズキ属 |
原産地 | 東南アジア |
品種 | 約100種 |
開花時期 | 6月~8月 |
英語和名 | ・Chinese Lantern Plant(チャイニーズ・ランタン・プラント)、Ground Cherry(グラウンド・チェリー)、Winter Cherry(ウィンター・チェリー) ・ホオズキ(鬼火)、ヌカヅキ、輝血(ガガチ)、酸漿(サンショウ)、鬼橙(ホオズキ)、赤輝血(アカガガチ) |
まとめ
「ホオズキ」は、夏のお盆の頃によく見かける風情のある植物です。ヨーロッパでは妖精がランプにすると言われています。しかし日本では地方によって伝わる意味が違い、一般的には縁起物、魔除けですが、中には忌み嫌う地方もあり、花言葉もよいものから怖いものまであります。
