「マトリカリア」という名前を聞いてもピンとこない人も多いかと思います。和名は「ナツシロギク」と言い、カモミールとよく似た白い花を咲かせます。
「マトリカリア」は初夏にかわいらしい花を咲かせ、ガーデニングの初心者でも扱いやすいので、庭植えとしても、またブーケにするのにも、人気の高い花です。
ヨーロッパなどでは、昔から薬草として重宝がられていた「マトリカリア」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【マトリカリア】にまつわるスピリチュアルなお話

「マトリカリア」に関するおまじない
ヨーロッパでは、昔から「マトリカリア」をお守りのようにして使う風習がありました。
「マトリカリア」をポケットなどに入れて持ち歩くことで、風邪や熱、アクシデントから身を守ることができると信じられていたのです。
また家の庭に植えておくと、病気の侵入を防ぐと考えられていました。
痛みがあるときは、花を手首にまきつけておくと、痛みが取れるとされています。
「マトリカリア」のギリシャに伝わるお話
古代ギリシャでは「マトリカリア」のことを「パルテニウム」と呼んでいました。
それは紀元前5世紀に建設中だったパルテノン神殿から工事中に誤って落下した人々の命を救う薬として使われたことによるのです。
【マトリカリア】が誕生花の日
【マトリカリア】が誕生花です。
- 5月27日
- 6月1日
- 6月22日
- 10月21日
【マトリカリア】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において「マトリカリア」は、お庭などに植えておくことで開運効果を期待できる植物です。
ただし枯れてきた花は摘み取るようにしましょう。
浄化運UP
白い「マトリカリア」を玄関にたくさん飾っておくと、家の入口の気を浄化する効果があります。
不動産運UP
白色の「マトリカリア」を庭の北東部に植えておくと、不動産運がアップするので、住んでいる場所の価値があがるという効果も期待できます。
金運UP
黄色い「マトリカリア」を庭の西側に植えておくと、金運がアップします。
健康運UP
たくさんの白い「マトリカリア」を、リビングの中央などに生けておくことで癒しの効果があるので、健康運をアップすることができます。
花言葉【マトリカリア】の意味
「マトリカリア」は、もともとはユーラシア大陸やバルカン半島などが原産地ですが、今では世界中で生息しています。
日本には明治時代に伝わり、夏に小菊に似た白い花を咲かせることから「シロナツギク」という和名が付けられました。
そのお花はカモミールにもよく似ていますが、カモミールよりも葉が大きめなのが「マトリカリア」の特徴です。
「マトリカリア」は、庭植えだけでなく、フラワーアレンジメントやドライフラワーとしても利用され、いろいろな楽しみ方ができる花として人気です。
「マトリカリア」の花は、菊のような強めの香りがあります。
その花びらが白く一重咲きで、中心が黄色いものが主流ですが、中には八重咲や、ポンポン咲き、花びらが黄色いものなども出回っています。
「マトリカリア」は多年草で、5月から7月にかけて細かい花をたくさん咲かせます。
ヨーロッパでは古くから「マトリカリア」は薬草として知られており、解熱剤、関節痛、頭痛、婦人病、ヒステリーなどに効果があるとされています。
またパルテノリドという成分が癌にも効果があるとされています。
解熱効果もあることから、英語名は解熱を意味する「Feverfew(フィーバーフュー)」と呼ばれています。
「マトリカリア」の葉も強い臭いがすることから、蚊やハチなどを寄せ付けないため、防虫草としても用いられます。
ただし生の葉を口に含むと、口内炎ができることがあるので要注意です。
園芸種の品種改良が進んでいる「マトリカリア」には、白のほかに黄色い花、そして人工的に染色を使って染めた水色やピンクの花を咲かせる種類もありますが、色別の花言葉はありません。
「マトリカリア」の花言葉①
- 鎮静
こちらの花言葉は、「マトリカリア」が鎮静効果のあるハーブであることから付けられています。
「マトリカリア」の花言葉②
- 集う喜び
この花言葉は、小さな花がたくさん集まって楽しそうに咲く「マトリカリア」の姿からイメージして付けられた花言葉です。
久しぶりに集まる友達や、同級生にこの花言葉を添えて贈ってあげると喜ばれることでしょう。
「マトリカリア」の花言葉③
- 楽しむ心
「マトリカリア」の小さな花がたくさん咲いているその姿が、楽しそうに見え、またその場を明るくしてくれているようにも感じることから、付けられた花言葉です。
明るい雰囲気のある花なので、お友達のお誕生日や、ちょっとしたプレゼントをするときに、この花言葉を添えてプレゼントしてみると喜ばれるでしょう。
「マトリカリア」の花言葉④
- 忍耐
乾燥地帯に育つ「マトリカリア」は、その環境が適していれば次々と花をたくさん咲かせる強い植物であることから、この花言葉が付けられています。
花言葉【マトリカリア】の基本情報
科 属 | キク科 ヨモギギク属 |
原産地 | 南東ヨーロッパ |
品種 | 多数 |
開花時期 | 5月~7月 |
英語和名 | ・Matricaria(マトリカリア)、Feverfew(フィーバーフュー) ・マトリカリア、ナツシロギク |
まとめ
「マトリカリア」は、年中出回っており、ガーデニングや切り花、ドライフラワーとしてもよく利用されています。かわいらしく、また花言葉も明るいものが多いので、プレゼントに添えても喜ばれるでしょう。「マトリカリア」は、ハーブとしての効能もあり、古代からヨーロッパでは人々の間で大変親しまれている植物なのです。
