「ムシドリナデシコ」とは、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は名前からイメージするような『食虫植物』ではありません。
「ムシドリナデシコ」は「シレネ」という名前でも知られており、ヨーロッパが原産で、日本には江戸時代に観賞用として持ち込まれました。
現在では野生化して道端でも見かけることができる「ムシドリナデシコ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ムシドリナデシコ】にまつわるスピリチュアルなお話

「ムシドリナデシコ」のギリシャ神話における名前の由来
「ムシドリナデシコ」の別名「シレネ」は、ギリシャ神話のシレーノスという人物にちなんで付けられた名前という説があります。
シレーノスは、酒の神であるデュオニューソス(ローマ神話ではバッカス)の養父でありましたが、お酒が好きでいつも酔っ払っていたのです。
そこで「ムシドリナデシコ」が粘液性の分泌液を出すことから、『シレーノスさんが酔っ払って泡だらけになっている』様子と似ていることから、ギリシャ語の唾液という意味である「シアロン」と、彼の名前を取って「シレネ」と名付けられたということです。
【ムシドリナデシコ】が誕生花の日
【ムシドリナデシコ】が誕生花です。
- 4月16日
- 4月22日
- 5月2日
- 5月9日
- 7月28日
【ムシドリナデシコ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において、「ムシドリナデシコ」はあまり用いられることはありませんが、かわいくてお庭に植えると華やかさを添えてくれるので、エネルギーアップには効果があるでしょう。
浄化運UP
白い「ムシドリナデシコ」を玄関前などに鉢植えにして並べたり、花壇に植えたりすることで、入口付近のエネルギーを浄化させることができます。
花言葉【ムシドリナデシコ】の意味
「ムシドリナデシコ」は、江戸時代に日本に観賞用として持ち込まれましたが、現在では日本全国で見ることができ、多くの園芸種と共に、雑草のように道端に生えているものもあります。
「ムシドリナデシコ」は、シバザクラのようなかわいいピンク色の花を咲かせるものが主流です。
その葉の下あたりから粘着性の分泌液を出し、触るとべたべたします。
その粘液のせいで虫が捕えられてしまうことはありますが、この花自体は虫の消化はできないので、食虫植物ではありません。
この粘液は、実は花の蜜を盗むだけで受粉をしてくれないアリが、花のところに近づくのを防ぐために出しているようです。
「ムシドリナデシコ」は、30センチから60センチほどの高さにピンク、赤、白などのかわいい花を咲かせます。
花が咲くのは4月から5月頃で、5枚の花弁を持っています。
非常に品種改良が進んでいるお花で、八重咲や風船状のガクを持つものなどもあります。
中には両性花と呼ばれる、ひとつの花に『雄しべ』と『雌しべ』を持つものや、雄花と雌花が別々の株に咲くもの、両性花の株と雌花しかつけない株を持つものなど、様々な種類があるのです。
「ムシドリナデシコ」は病気にもかかりにくく、耐寒性もあり、差し芽で増やすこともできるので、寄せ植えなどの園芸種としても人気です。
「ムシドリナデシコ」は、粘着液を出すことから、それにまつわる花言葉が中心となっているので、プレゼントに使う場合は気をつけて花言葉を選びましょう。
「ムシドリナデシコ」の主な花言葉は
- 罠
- 未練
これらの花言葉は、「ムシドリナデシコ」から分泌される粘液から、粘りがあるので未練がある、もしくは虫が粘液に脚を取られて捕まってしまうことから、罠であるというふうに考えられて付けられた花言葉です。
プレゼントには使えない花言葉なので、気を付けておきましょう。
赤色の「ムシドリナデシコ」の花言葉①
- 青春の恋
この花言葉は、真っ赤な「ムシドリナデシコ」が情熱的な恋をしているようなイメージを感じさせながらも、近づくと粘着液でまとわりつかれるという、思いがけない結果が待っていることから、青春の恋になぞらえて付けられた花言葉です。
この花言葉は、若い人同士なら、気持ちを伝えるときに使うことができそうですね。
白色の「ムシドリナデシコ」の花言葉②
- 裏切り
この花言葉は、白く清純そうに見える「ムシドリナデシコ」に近づくと、粘着液でとらえられてしまうという、イメージとは違う結果から付けられた花言葉です
ピンク色の「ムシドリナデシコ」の花言葉③
- 恋の落とし穴にご注意
こちらの花言葉は、ピンク色という恋愛をイメージするお花が出す粘着液に、虫が寄り付くことから付けられた花言葉です。
フランスでの「ムシドリナデシコ」の花言葉④
- 酔っ払い
- 酩酊
この花言葉は、ギリシャ神話に基づく花の名前の語源である「シレーノス」という人物が、よく酔っ払っていたことから付けられた花言葉です。
花言葉【ムシドリナデシコ】の基本情報
科 属 | ナデシコ科 マンテマ(シレネ)属 |
原産地 | ヨーロッパ南部 |
品種 | 約300種 |
開花時期 | 4月~6月 |
英語和名 | ・Catchfly(キャッチフライ) 、 Sweet William catchfly(スイート・ウィリアム・キャッチフライ)・ムシドリナデシコ(虫取り撫子)、シレネ、コマチソウ(小町草) |
まとめ
「ムシドリナデシコ」は、日本には観賞用として江戸時代に持ち込まれ、日本に広まりました。今では園芸種としても人気が高い花のひとつです。しかしかわいい花を咲かせますが、葉の下から出る粘着液に虫が捕まってしまうことから、残念ながらあまりよい花言葉は付けられていません。
