「オレンジ」には色々な種類があり、日本では「オレンジ」と言えば、『バレンシアオレンジ』や『ネーブルオレンジ』などの外来種のものを指しますが、ミカン、橙なども、もとは同じ「オレンジ」の種類なのです。
どの「オレンジ」もインドが原産で、アジアで広まったものもあれば、ヨーロッパなどで好まれたものもあり、それぞれの名前で呼ばれるようになっていますが、どれも柑橘類に属します。
では果実だけではなく、その花も甘い香りを持つ「オレンジ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【オレンジ】にまつわるスピリチュアルなお話
ギリシャ神話における「オレンジ」の花
ギリシャ神話では、愛の女神である「アフロディテ」に捧げられる果実が「オレンジ」とされています。
また全知全能の神ゼウスが神々の女王とも呼ばれるヘラと結婚したときに、大地の女神ガイアが与えたのが、「オレンジ」であるとされています。
魔法の世界の「オレンジ」の花
「オレンジ」を食べるときに、自分が質問したいことを考えます。
その回答はイエスかノーとなるものですが、自分の質問を心に浮かべた後に、オレンジを食べます。
そして食べたオレンジに含まれていた種の数を数えます。その数が偶数であれば答えはイエス、奇数であればノーになります。
また「オレンジ」の皮や種は、乾燥した「オレンジ」の花と一緒に小さい袋に入れて持ち歩くことで、恋愛のお守りになるとされていました。
「オレンジ」にまつわる西洋の逸話
西洋では「オレンジ」は、黄色(金色)の実をつけることから、『天界の果実』と呼ばれ、無限の象徴となっています。
またその実の丸い姿から、女性を象徴する果実であり、実がたくさん成ることから、子宝の象徴とも考えられ、子孫繁栄の幸運の木です。
また「オレンジ」の花と月桂樹を組み合わせた髪飾りや花束は、最高の幸せを呼ぶとされています。
その反面、浮気をした相手のことを「腐ったオレンジ」と呼んだりもします。
【オレンジ】が誕生花の日
【オレンジ】が誕生花です。
- 4月22日
- 9月7日
- 9月24日
【オレンジ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「オレンジ」を含む柑橘類は、風水では家の庭の西側に植えるとその家族に繁栄をもたらし、縁起がよいとされています。
金運UP
黄色い実を付ける「オレンジ」を、家の庭の西側に植えると、金運や商売運をアップする効果があります。
花言葉【オレンジ】の意味
「オレンジ」は、ミカン科ミカン属の植物で、もともとの原産地はインドのアッサム地方です。
インドから西洋に渡ったものは「オレンジ」となり、日本やアジアに渡ったものは「ミカン」や「橙」などの種類となってゆきました。
日本にはインドからヨーロッパを経由して、明治時代に渡来したものを「オレンジ」と呼んでいます。
ちなみに「オレンジ」の和名は「甘橙(あまだいだい)」と呼ばれていました。
中世のイスラム教徒であるサラセン人は、「オレンジ」が花と果実を同時につけることができることから、繁栄、多産のシンボルと考えていました。
「オレンジ」は常緑性の低木で温暖地域を好んで生育し、初夏に白くて星のような形をした甘い香りのする花を咲かせます。
そして秋から冬にかけて、甘酸っぱい果実を多く実らせます。
「オレンジ」の花の名前は、もともとは『香り高い』という意味のインドのサンスクリット語「ナガルンガ」が由来です。
そしてその「ナガルンガ」がペルシャ語で「ナラング」となり、アラビア語で「ナーランジ」、そしてスペイン語で「ナランハ」、そしてフランス語で「オルンジュ」と変化していき、最終的に英語の「オレンジ」となりました。
「オレンジ」はビタミンCが豊富であり、栄養補給にもなりますが、その精油はアロマセラピーとして空気の浄化、抗菌の効果があります。
またお茶として飲むことで、リラックス、食欲不振や風邪の予防などにも効果があります。
「オレンジ」の花言葉①
- 純粋
この花言葉は、純白の「オレンジ」の花そのもののイメージから付けられています。
「オレンジ」の花言葉②
- 愛らしさ
- 花嫁の喜び
- 幸福な結婚
これらの花言葉は、西洋で「オレンジ」の花を花嫁の髪飾りにすることから付けられた花言葉です。
この花言葉を添えて、結婚のお祝いとして「オレンジ」の鉢植えを贈ると喜ばれるでしょう。
「オレンジ」の花言葉③
- 寛大
- 気前のよさ
これらの花言葉は、「オレンジ」がたくさんの果実をつけることに由来しています。
寛大で気前のよいお友達のお誕生日に、この花言葉を添えて苗木を贈ってあげると喜ばれるでしょう。
「オレンジ」の花言葉④
- 永遠の生命
この花言葉は「オレンジ」が常緑樹であることから付けられた花言葉で、永遠の幸せを表しています。
こちらも結婚のお祝いにふさわしい花言葉ですね。
「オレンジ」の花言葉⑤
- 美しさ
- 優しさ
この花言葉は「オレンジ」の木にはたくさんの果実が実るその姿が、丸みを帯びた美しく優しい女性のようでもあることに由来しています。
花言葉【オレンジ】の基本情報
科 属 | ミカン科 ミカン属 |
原産地 | インド |
品種 | 400種以上 |
開花時期 | 4月~6月 |
英語和名 | ・Orange(オレンジ)、Valencia(バレンシア) ・オレンジ、甘橙(あまだいだい)、夏橙(なつだいだい)、橙(だいだい) |
まとめ
「オレンジ」は西洋でもアジアでも、実がたくさん成ることから、縁起のよい樹木と考えられています。またその白い花は西洋では花嫁が髪飾りとして用いることから、花言葉にも結婚や花嫁にまつわるものが由来となっているものもあります。