「サルビア」は、その仲間である「セージ」がハーブとして活用されることが多いのですが、世界中に広く分布しているシソ科の1年草(あるいは2年草)植物です。
観賞用の「サルビア」は、ガクや苞葉も赤色なので、まるで緋色の着物をまとったように見えることから、和名では「ヒゴロモソウ(緋衣草)」とも呼ばれています。
では現在では主に観賞用が主流の「サルビア」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【サルビア】にまつわるスピリチュアルなお話

「サルビア」にまつわるヨーロッパの伝説
「薬用サルビア」として知られる「セージ」に関して、ギリシャでは魔法のようなハーブと考えられていたり、中世の時代には、延命や人間を不死にすると信じられていました。
中世の医師たちは、庭にこの「セージ」を植えておくだけで、病にかかることはないと考えていたほどです。
また「セージ」には、ひとつの伝説があります。
あるとき湖のほとりに住んでいた美しい妖精の「セージ」に出会った王様が、恋に落ちて彼女に結婚を申し込みました。
しかし妖精は人間との結婚を許されず、もし結婚すると命を失うことになっていたのです。
しかし妖精の「セージ」も王様と恋に落ち、やがては王様に愛と命を捧げて死んでしまいました。
その後、湖のほとりには美しい花が咲き、それを「セージ」と人々は名付けたのでした。
「サルビア」にまつわるおまじない
こちらも「薬用サルビア」である「セージ」に関するおまじないです。
「セージ」の葉に願いことを書いて、それを枕の下に敷いて眠り、その晩夢の中で願いが叶えば、本当にその願い事が叶うとされています。
また「セージ」を植えておくと魔除けになったり、悪いものを寄せ付けない効果があるとされています。
【サルビア】が誕生花の日
【サルビア】が誕生花です。
- 6月7日
- 7月13日
- 7月30日
- 8月6日
- 8月31日
- 9月14日
- 9月19日
- 10月4日
【サルビア】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「サルビア」は、花の色を用いて風水に利用することが可能です。赤い色の「サルビア」が主流であり、主に玄関などに飾って魔除けなどに用いられますが、青紫色のものもあるので、適所に用いてエネルギーをアップさせてみましょう。
健康運アップ
赤い「サルビア」の花を東の方角に植えたり飾ったりすることで、活力がみなぎり、健康運がアップします。
また青紫色の「サルビア」を寝室に飾れば、精神を落ち着かせてくれるので、心も癒されます。
恋愛運アップ
恋愛でもライバルがいる場合、それに打ち勝つという願いを叶えるには、南東に赤い「サルビア」を植えたり、飾ったりしましょう。
花言葉【サルビア】の意味
「サルビア」は背丈が50センチほどの草花で、赤色の花を咲かせる観賞用のものが主流となっています。
原産は、南米や北米ではありますが、地中海からアジアの比較的暖かい場所に生息し、世界中に900種類以上あるとされています。
19世紀頃にアメリカ大陸からヨーロッパに伝わり、品種改良が進んでゆきました。
「サルビア」の開花時期は6月から11月と長く楽しめるので、ガーデニングにも人気の植物です。
「サルビア」の語源は「健康な」「安全」というラテン語の「Salvus」からきています。
一般的に手に入る「サルビア」には幻覚作用は生じませんが、メキシコ原産の「サルビア」の中には幻覚作用、幻聴、めまいなどを起こすものがあり、宗教的な儀式に用いられていました。
日本では上記の「サルビア」には規制があるので、海外から持ち込んだりしないようにしましょう。
「サルビア」には主に赤色と青紫色があり、色別の花言葉も存在しています。白色やピンク色の花もありますが、これらの色の花言葉は存在していません。
「サルビア」の主な花言葉は
- 知恵
- 尊敬
- 家族愛
- よい家庭
「知恵」「尊敬」という花言葉は、「サルビア」の英語名である「セージ」が『賢人』の意味を持つことからきています。
「家族愛」「よい家庭」は、「サルビア」の花が仲良く家族のようにまとまって咲いていることから付けられています。
結婚記念日に「よい家庭」や「家族愛」の言葉を添えて「サルビア」をプレゼントするのも喜ばれますし、また敬老の日のプレゼントとしても最適でしょう。
赤い「サルビア」の花言葉①
- 燃える思い
これは赤い「サルビア」の花の咲き方が炎のようにも見えることから付けられています。
自分の愛を告白するなら、この花言葉を添えて「サルビア」を贈ってみましょう。
赤い「サルビア」の花言葉②
- 快活
この花言葉は、「サルビア」の大きな花の姿が真夏の空の下で元気に咲く様子から付けられたものです。
青紫色の「サルビア」の花言葉
- 知恵
- 尊敬
- 永遠にあなたのもの
「知恵」「尊敬」の花言葉は、「サルビア」の中でも「セージ」の花が青紫色であることから、「セージ」の語源である『賢人』に基づいて付けられています。
「永遠にあなたのもの」は、「サルビア」の花持ちがよいことと、ヨーロッパの伝説で、王様の腕の中で亡くなって永遠の愛を捧げた妖精の「セージ」の話にも由来しています。
花言葉【サルビア】の基本情報
科 属 | シソ科 サルビア属 |
原産地 | 北米・南米 |
品種 | 約900種以上 |
開花時期 | 6月~11月 |
英語和名 | ・Salvia(サルビア)、Sage(セージ) ・サルビア、セージ、ヒゴロモソウ(緋衣草) |
まとめ
「サルビア」は、南北アメリカが原産で、世界中の暖かい地域に生息しています。その園芸種はガーデニングにも広く利用され、薬用種の「セージ」は古くから薬草やおまじない、料理などに広く用いられてきました。
