梅雨の頃にまっすぐに空に向かって伸び、可愛らしい花を咲かせる「タチアオイ」は、別名『梅雨葵(つゆあおい)』とも呼ばれています。
「タチアオイ」の花は、ハイビスカスにも似た雰囲気を持っていますが、「タチアオイ」の原産地はアジアなのです。
日本にはもともとは、薬用として渡来したと言われている「タチアオイ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【タチアオイ】にまつわるスピリチュアルなお話

「タチアオイ」に関する日本の伝説
日本では6月の梅雨が始まる頃から咲き始める「タチアオイ」。
そんな「タチアオイ」は、下から順番に上に向かって花を咲かせますが、「タチアオイ」の一番上の花が咲く頃には、梅雨が明けるという言い伝えがあります。
そこから別名の『梅雨葵』という名前が付いたとされています。
「タチアオイ」に関する海外の伝説
「タチアオイ」は英語では「Holly Hock(聖地の花)」と呼ばれています。
これは十字軍がパレスチナの聖地より、ヨーロッパにこの花を持ち帰ることができたことに由来しています。
「タチアオイ」に関する自然療法
昔は「タチアオイ」は万能薬とも呼ばれ、特に「ウスベニタチアオイ」は、ふわふわっとした根の粘りを利用し、のどによいとされる薬用菓子が作られていました。
また、海外でも古代から中世頃にかけては、「ウスベニタチアオイ」の根を細かく砕き、ハチミツ酒や葡萄酒で煮て、それを飲むことで、打撲、坐骨神経痛、伸びてしまった筋の治療などにも効果があるとされていました。
【タチアオイ】が誕生花の日
【タチアオイ】が誕生花です。
- 5月22日
- 6月15日
- 6月18日
- 6月20日
- 6月21日
- 6月23日
- 7月8日
- 7月18日
【タチアオイ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において「タチアオイ」は、上に向かって伸びてゆくという性質から運気を上げるとされ、風水では縁起のよい花とされています。
玄関先あたりに元気な「タチアオイ」を植えておくと、家全体の運気をアップしてくれるでしょう。
恋愛運UP
ピンク色の元気のよい「タチアオイ」の花は、恋愛運をアップさせてくれます。
お庭や部屋の南西、西、東南、北の方角に植えたり置いたりしておくとよいでしょう。
特に失恋直後、次にもっとよい人に巡り合いたいと思っているときには効果的です。
家全体の運気をアップしながら、恋愛運も上げてくれます。
花言葉【タチアオイ】の意味
「タチアオイ」は、6月頃から夏にかけて咲く多年草の草花です。園芸種などは一年で枯れてしまうものもあります。
耐寒性、耐熱性があるため、比較的育てやすい草花として人気があります。
その名前の由来は、天に向かってまっすぐに立ち上がるようにして咲き、葵の花にも似ていることから「タチアオイ」という名前が付けられています。
もともとは中国原産と考えられていた「タチアオイ」ですが、最近流通しているものはトルコと東ヨーロッパに原種を持つものであるという説があります。
「タチアオイ」の花は、一重や八重咲などがあり、園芸用に品種改良されたものが多く存在します。
その背丈は1メートルから3メートルくらいにまで成長します。
古くから薬草として重宝がられていた「タチアオイ」ですが、根は今でも胃腸薬や利尿剤として使われています。
ただし観賞用の「タチアオイ」の根と、治療薬として使う「タチアオイ」の根は成分が違うため、素人が用いるのは危険です。
「タチアオイ」の花には、赤、白、ピンク、紫、黄色などがありますが、色別の花言葉はありません。
「タチアオイ」の花言葉①
- 大望
この花言葉は、「タチアオイ」が太陽に向かってまっすぐに伸びてゆく様子から付けられたものです。
何か目標に向かって頑張っている人に、この花言葉を添えて「タチアオイ」をプレゼントしてみましょう。
「タチアオイ」の花言葉②
- 野心
この花言葉は「タチアオイ」が梅雨の頃のジメジメした環境の中でも、どんどんと上に向かってたくさんの花を次々と咲かせるその様子から付けられたものです。
「タチアオイ」の花言葉③
- 豊かな実り
この花言葉は「タチアオイ」の花が咲いたあとに、たくさんの実を付けることに由来しています。
ちょっとした成功を収めた友達や、資格試験などに合格した人に、この花言葉を添えて贈ってみませんか?
「タチアオイ」の花言葉④
- 気高く威厳に満ちた美
この花言葉は、「タチアオイ」が梅雨の雨にもめげずに、まっすぐに天に向かって大きな花を咲かせるその姿から付けられています。
「タチアオイ」の花言葉⑤
- 愛への献身
この花言葉は、「タチアオイ」がまっすぐに上を見て、わき目もふらずに立っているその姿から、ひとりの人だけを愛することを想わせるということで、付けられた花言葉です。
自分が心を寄せる人に、この花言葉を添えてプレゼントしてみましょう。
「タチアオイ」の花言葉⑥
- 開放的
この花言葉は、明るい色の「タチアオイ」が天に向かって自由に伸び、大きな花を咲かせるその姿から付けられた花言葉です。
花言葉【タチアオイ】の基本情報
科 属 | アオイ科 ビロードアオイ属 |
原産地 | 中国、西アジア、東ヨーロッパ |
品種 | 約60種 |
開花時期 | 6月~8月 |
英語和名 | ・Holly Hock(ホーリー・ホック) ・タチアオイ(立葵)、梅雨葵(ツユアオイ) |
まとめ
「タチアオイ」は、梅雨の時期に咲き始める草花で、古くから万葉集などにも歌われています。その根は薬草としても用いられてきました。「タチアオイ」の花言葉には、天に向かって元気よく咲くその姿から付けられたものが多く用いられています。
