初夏になると直径が20センチほどの、真っ白な大輪を咲かせるのが「タイサンボク」で、公園樹などによく用いられています。
「タイサンボク」は、モクレン科の北アメリカ原産の常緑高木で、高さが10メートルから20メートルにもなる大木です。
とてもよい甘い香りがする「タイサンボク」ですが、そのスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【タイサンボク】にまつわるスピリチュアルなお話

「タイサンボク」に関する北米の先住民の言い伝え
「タイサンボク」は、とても香りが強すぎるため、北米の先住民の間では、この木の下では決して眠ってはいけないという言い伝えが残っています。
また「タイサンボク」の木の枝を寝室に入れておくと、なんと一晩で人が死ぬという言い伝えもあります。
「タイサンボク」の花に関する言い伝え
「タイサンボク」は、500万年以上も前の植物の化石からも見つかっている、とても古い植物です
また「タイサンボク」という名前は、中国の名峰である「泰山」に例えられてもおり、縁起のよい植物なのです。
そして甘い香りのする大きな花びらを盞(さかずき)にしてお酒を飲むと、不老長寿になると言われています。
【タイサンボク】が誕生花の日
【タイサンボク】が誕生花です。
- 6月8日
- 6月17日
- 12月16日
【タイサンボク】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水において「タイサンボク」は、その甘い香りから吉花と考えられ、お庭のシンボルツリーとしてもよく用いられます。
ただ10メートル以上の大木になるため、十分なスペースを取って植えることが不可欠です。
もしお庭に植えるのであれば、北、南西、西に植えましょう。
とくに北に植えると、その家の評判をよくすると考えられています。
恋愛運UP
もし「タイサンボク」の生花が手に入ったなら、バグア・チャート風水の恋愛のコーナーに当たる、入口を入って右手奥のコーナーに二輪飾っておきましょう。
よい香りが恋愛運を引き寄せます。
ただし「タイサンボク」の花は、数日で散ってしまうため、終わりが近くなったら散ってしまう前に片付けてください。
花言葉【タイサンボク】の意味
「タイサンボク」は、アメリカ合衆国の南部を象徴する花とされ、10メートル以上の大木となり、直径20センチほどもある真っ白な大輪の花を初夏の頃に咲かせます。
日本には明治時代に持ち込まれ、主に公園樹や街路樹として植えられるようになりました。
「タイサンボク」は、木の高さがある程度以上にならないと、花が咲かなかったり、また咲いても数日で落ちてしまったりするので、なかなか見かけることは少ないかもしれません。
「タイサンボク」の葉の裏には、茶褐色の毛がびっしりと生えているのも、この木の特徴のひとつです。
「タイサンボク」という名前は、中国山東省の名峰である「泰山」から取ったという説と、花の形が大きな盞(さん―盃)のように見えることから「大盞木」となったという説があります。
英語名は「Southern magnolia(南のマグノリア(木蓮))」です。
実は「マグノリア」という名前の香水は、「タイサンボク」の花から作られていることが多いのです。
また「タイサンボク」の香りは、レモンのような爽やかさと、熟したメロンのような甘さがあり、化粧品にもよく用いられています。
地域によっては「タイサンボク」という名前が「退散」を思い起させることから、忌み嫌うこともあるようですが、基本的には香りのよい花を咲かせる木は、縁起がよいとされています。
「タイサンボク」の花には薬効もあり、花粉症、鼻づまり、頭痛に効果があります。
ただお花から精油を抽出する場合は、5キロの「タイサンボク」の花から、たった1ミリリットルしか採取できないので、残念ながらなかなか手に入りにくいようです。
またその葉は煎じて飲むことで、高血圧に効果があります。
「タイサンボク」の花言葉①
- 前途洋々
「タイサンボク」は非常に大きな葉と花を持ち、花が咲くと香りがたちこめて、どこにこの木があるかすぐにわかるほどです。
そんなところから、自信に満ち溢れて堂々としている姿から、この花言葉が付けられました。
切り花としてはあまり売られていない「タイサンボク」ですが、もしお庭にあり、お花が咲いたなら、就職や入学をした友達に、この花言葉を添えて贈ってあげるとよいでしょう。
「タイサンボク」の花言葉②
- 威厳
- 荘厳
この花言葉も「タイサンボク」が大木となり、そして大きな葉と花を付けて威厳を持って美しく荘厳に育っている姿から付けられたものです。
「タイサンボク」の花言葉③
- 長寿
- 持続性
この花言葉は主に西洋で用いられているものです。
これらは「タイサンボク」が、恐竜が生きた時代から存在した植物であることから、末永く生きながらえるというイメージにより付けられた花言葉です。
長寿のお祝いに、「タイサンボク」の絵をプレゼントするのなら、ぜひこの花言葉を添えてみましょう。
花言葉【タイサンボク】の基本情報
科 属 | モクレン科 モクレン属 |
原産地 | 北アメリカ |
品種 | 世界中に約150種で、現在流通しているのは30-40種程度 |
開花時期 | 5月~7月 |
英語和名 | ・Southern magnolia(サウザン・マグノリア)、Bull Bay(ブルベイ) ・タイサンボク、泰山木(タイサンボク)、大山木(タイサンボク)、大盞木(タイサンボク)、白蓮木(ハクレンボク) |
まとめ
「タイサンボク」は、北米の南部を原産とする植物です。木は背が高くなり、その花も葉もおおぶりなところから、その堂々とした姿が花言葉になっています。また「タイサンボク」は、古代から存在した植物であることから、長寿のシンボルとしても考えられています。
