あなたは毎年初詣に行っていますか? 行くとしたら、同じところでしょうか。地元の神様にお参りするのもとても大切なことですが、テレビなどで「初詣の参拝客が〇万人」なんて聞くと、やはり少し気になるのではないでしょうか。
今回は、地方別に初詣の参拝客が多い神社とその特徴をご紹介していきます。ただし近年は、コロナの関係で通常とは異なる部分がある神社も多いので注意してください。
目次
【北海道】北海道神宮(札幌市)
北海道神宮は、初詣の参拝者数約82万人を誇る神社です。そのため神社は、1月中の参拝を推奨しています。つまり、三が日を避けて参拝しても、ご利益はかわらないということですね。ただし、参拝時間は定められており、元旦は6時開門。そのほかの日は7時開門です。一番混雑するのは元旦の0時~2時で、0時には門の前に1000人を超える参拝者が列を作っています。
また、近年ではお守りなどの授与品は、あらかじめネットの特設サイトで申し込み票を作成し、プリントアウトして持参できるようになっているのでこちらも参考にしてください。遠方の場合、発送サービスもあります。
【東北】志波彦神社・塩釜神社(宮城県)
志波彦<シワヒコ>神社と塩釜神社は、同じ境内に鎮座する神社です。参拝者数は約45万人。参道は表参道と東参道がありますが、表参道は202段の階段をのぼらなくてはならないので、それを避けたい人は東参道にまわりましょう。東参道は距離が長くなりますが、途中に屋台も出ていてとてもにぎやかです。
志波彦神社、塩釜神社は安産や延命長寿、交通安全、必勝、成功、商売繁昌など多くのご利益がありますよ。ただし、日付が変わってすぐにお参りできるのは元旦だけ。2日からは、5時~20時の開門となるので注意しましょう。
【関東】明治神宮(東京都)
明治神宮は、初詣で関東一どころか日本一の参拝者数を誇る神社です。その数約310万人。明治神宮へ初詣に行くのなら、ぜひオススメしたいのが南参道からのルートです。南参道を進んだ先にある鳥居は樹齢1500年のヒノキからつくられていて、そこからも強いエネルギーがいただけるのです。きっと、素敵な1年の幕開けになりますよ。
ちなみにこの鳥居は、木造の鳥居の中で日本一の大きさを誇っています。また、開門時間ですが、大みそかから元旦にかけては終日(正確には大みそかの6時40分~元旦の18時30分)大丈夫。ただし、2日3日は6時40分~18時30分の開門ですので注意しましょう。
【甲信越】弥彦神社(新潟県)
弥彦神社は、初詣の参拝者数約25万人を誇る神社です。閉門時間はなく、24時間いつでもお参りできるのがうれしいですね。大晦日の21時~元旦の3時までは、ロープウェイも夜間運転していますよ。
また、弥彦神社では旧暦の元日である2月12日までを初詣として迎えているそうです。授与所で授かれるものはお守りのほか、お札、絵馬、御朱印など。ただし、お正月の間は御朱印は書き置きとなります。
【東海】熱田神宮(愛知県)
熱田神宮は、初詣の参拝者数約235万人を誇る神社です。熱田神宮が定めている初詣の期間は1月5日までですが、期間中は24時間開門しています。ただし、普段開放している参拝者用駐車場は、初詣期間の利用ができないので注意してくださいね。
期間中はどうしても参拝者が多く混雑しますが、臨時の手水舎がつくられたり、お参りを3か所でできるようにしたりなど、さまざまな混雑緩和対策がとられています。それでも混雑が気になる人は、参拝料をおさめて別ルートでお参りできる“御垣内参拝”を検討しましょう。
【関西】伏見稲荷大社(京都府)
伏見稲荷大社は、初詣の参拝者数全国2位の約277万人を誇る神社です。3が日とも終日開門していますが、そのぶん混雑もかなりのもの。大みそか~元旦の夜明けごろがもっとも混雑しますが、それ以外も穴場といえるような時間はありません。それでもあえてあげるとしたら、3日の早朝と21時以降でしょうか。
また、伏見稲荷大社の初詣は変わった出店が多いことでも有名ですが、その中でもすずめの焼き鳥とうずらの焼き鳥は神社の歴史と深い縁があり、昔から親しまれている出店です。ちなみに、伏見稲荷大社といえば千本鳥居ですが、初詣の際にもぜひお参りしてください。混雑はかなりのものですが、普段とはちがったエネルギーに満ちていてとてもオススメです。
