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本多忠勝 名言|人格が評価される本質がわかる5つの言葉

本多忠勝 名言

徳川四天王の一人、本多忠勝。

「家康には過ぎたるもの」とまで言われた人物であり、57回の戦でかすり傷さえ負わなかった猛将として知られていますが、彼は戦に強い人物であるだけでなく、その人格を様々な大名たちからも高く評価された人物でもあります。

そこで今回は本多忠勝が武勇だけではなく、その人格も非常に優れていたことが分かる名言を5つ御紹介したいと思います。

武勇と人格を兼ね備えた本多忠勝の名言に興味はございませんか?







誰よりも前に出る覚悟を見せる姿勢

槍は自分の力に合うものが一番

この名言は本多忠勝の愛槍として知られる「蜻蛉切」に関連している名言であり、自分の戦場での覚悟を込めた名言。

本多忠勝の愛槍「蜻蛉切り」は現代に伝わる資料によれば二丈余(約6m)あったものを、晩年に体力の衰えが出てきた忠勝が三尺余(約90㎝)ほど短く詰めたとされており、このとき言った名言がこの「槍は自分の力に合うものが一番」です。

一見するとごくごく当たり前のことを言っているようにも感じますが、他の人が持つ槍よりも1メートル近く短くなった槍を使うならそれだけ人より前に出る必要があり、相手が攻撃できる距離よりも前に出る必要もあるのです。

それを彼は体力が衰えてもやるといっているわけであり、この名言は「自分は前線で槍で戦う」意思表明でもあったのです。

鉄砲が当たり前に使われるような時代になり、本多忠勝も高い身分になり前線に出なくても良いのに敢えて「自分の価値は槍働き」と定め、「自分の力に合うものが一番」と語り槍を短くした本多忠勝のこの名言は、彼が自信と初志貫徹の志を持った人物であることを教えてくれます。

武士にとって一番大事なのは忠義

侍は首を取らずとも不手柄なりとも、事の難に臨みて退かず、主君を枕と並べて討ち死にを遂げ、忠節を守るを指して侍という。

この名言は本多忠勝が臨終に際して残した遺書の一節であり、武士にとって最も大事なのは忠節を守ることだと語った名言。

本多忠勝はその戦場での強さや指揮官としての能力の高さが有名ですが、本人からしたらそれらが自分の1番の長所だとは思っていなかったようで自分の実力に自信はあってもそれを人に誇ることはしなかったとされています。

戦国時代最後の大合戦である関ヶ原の戦い終了後、武勇を褒め称えられた時の彼が「采配が良かったのではない、敵が弱すぎたのだ」と淡々と答えた逸話からもそうした「武」に対しての執着は感じません。

では何故戦場での強さや指揮官としての能力の高さを誇らなかったのかと言うと、それは本多忠勝が戦の強さや有用さがそこまで武士にとっての重要なことではなく、忠義と固い信念こそが重要だと思っていたからでしょう。

だからこそ彼はこの名言「侍は首を取らずとも不手柄なりとも、事の難に臨みて退かず、主君を枕と並べて討ち死にを遂げ、忠節を守るを指して侍という」を残し、武士とはこうあるべきなのだと語ったのでしょう。

その為この名言は本多忠勝が忠義と信念の人であったことを教えてくれる名言なのです。

まずは形から入れという教え

わが本多の家人は志からではなく、見た目の形から武士の正道にはいるべし。

この名言は簡単に言えば「まずは形から入るべきだ」と語った名言であり、ちょっと本多忠勝の意外な一面を見せる名言。

戦場で強く、部隊の指揮を取っても有能、その人格も正に武士らしく、織田信長は「花も実も兼ね備えた武将である」と紹介し、豊臣秀吉には「日本第一、古今独歩の勇士」と称された本多忠勝ですが、結構不器用であり訓練などでは意外に思われることも多かったとされています。

しかしそんな本多忠勝は自分の不器用さを自覚しており、自分が決して理論の人ではないことを理解していたのか、自分が最も大事にしていた「武士とは何か?」と言うことでさえも「まずは形から入るべきだと」とこの名言で語っています。

これはおそらく彼が人の心をどうにかするのを苦手にしていたからこそ至った結論なのでしょう。

本多忠勝は戦場での指揮能力も高く、配下の将達からも「忠勝の指揮で戦うと、背中に盾を背負っているようなものだ」と称えたと言いますから、全く人心をつかめない人物であったわけではないのでしょう。

しかし本多忠勝は家康や秀吉天下人を初めとする知将や謀将とされる人物とも関わりがあり、自分では志を人に教えることは出来ないと思ったのでしょう。

贅沢を言えば心こそ正しくあって欲しいものですが、実際人の心を変えるのは簡単なことではなく、場合によっては形から入るのも必要なことです。

自分に出来ないことを自覚し、自分にとっては大事なことに妥協してでも何とかしようとした柔軟な思考を本多忠勝は持っていたことをこの名言は教えてくれるのです。

頭の良さを高く評価した

思慮のない人も、思慮のある人も功名を立てる。 思慮のある人の功名は、士卒を下知して大きな功名をなしえる。だが、思慮のない人は鎗一本の功名であって大きな事は出来ない

この名言は本多忠勝が賢さの大事さを語った名言であり、頭の良い人を高く評価していたことを教えてくれる名言。

強い武将と聞くとちょっと乱暴なイメージや、所謂「脳筋」なイメージをする人も多いかと思います。

実際に「戦場では無類の強さを誇るが、統治を任せるのには不安」だとか「個人の武勇に優れてはいるが視野が狭く、兵は預けられない」と言った評価をされた人物も古今東西少なくないです。

しかし本多忠勝はそうしたタイプではなく、頭も切れるタイプであり、理解力のある人、考えて行動できる人を高く評価し、この名言「思慮のない人も、思慮のある人も功名を立てる。 思慮のある人の功名は、士卒を下知して大きな功名をなしえる。だが、思慮のない人は鎗一本の功名であって大きな事は出来ない」を残しています。

本人はどちらかと言うと前線で戦ったりするのを好んだと言いますが、指揮能力も高かったことが色々な人からの褒め言葉から分かりますし、実は藩主としても中々の辣腕を振るっていたともされており、自分も頭の回転が速かったのでしょう。

頭の良い人は細かく説明しなくても良いから同じぐらい頭の良い人を好むものですし、武勇だけの人物でないからこそ、本多忠勝は頭の良さを高く評価したとも言えます。

この名言はそんな本多忠勝の知的な面を教えてくれる名言なのです。

生きていつまでも役に立つことを望んだ

死にともな鳴呼死にともな死にともな深きご恩の君を思えば

この名言は本多忠勝の辞世の句であり、彼が恩を返すことが出来なくなるから死ぬのが無念だと語った名言。

ちなみに「死にともな」は死にたくないと言う意味です。

現代に生きる私たちには武士は潔さを求めるようなイメージがあるかと思います。

しかし実際に戦国時代に生きて名を残した武将たちの中ではむしろ、「維持でも生きる!」なタイプの人が多く、そうした死を覚悟する強さとは一見相反するようですが、生きる意思の強さも武士の評価を上げるものでした。

ましてや本多忠勝は死んだら恩に報いることが出来なくなるから死にたくないと言ったのです。

現代風に例えるなら、死ぬギリギリまで仕事場で働いて病院に担ぎ込まれた後、「明日出社できなくなるから死にたくない」と言っているようなもので、こんな社員がいたらブラック企業の社長でも引くことでしょう。

確かに死ぬことを恐れたと言えばその通りなのでしょうが、死ぬよりも生きて役に立つことを望んだ彼のそんな姿勢や志を込めたこの名言を聞いたとしたら誰も臆病だとは思わないでしょう。

この名言はそんな戦場で死を恐れずに戦い続けた本多忠勝が、役に立てなくなるからこそ死にたくないと言う筋金入りの忠義を持っていたことを教えてくれる名言なのです。

家康を支えた本多忠勝 (人物文庫)

まとめ

本多忠勝の名言5ついかがだったでしょうか?

戦国時代の武将や大名には正に武士道を貫いたとされる人物が多いですが、本多忠勝もその一人。

戦の強さばかりが印象に残りやすい人物ですが、その人格も確かに戦国時代の日本1だったと知っていただけたら幸いです。

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