どんなに気をつけているつもりでも、いつの間にかたまっているのがストレスです。避けようがない割に、静めるのが一苦労と、本当に厄介な存在ですよね。
そんな厄介なストレスですが、イライラをすぐに、そして簡単に落ち着けるためにはいったいどうすればいいのでしょうか。
ストレスの影響とは？
ストレスを完全に避けて暮らすのは不可能だとはよくいいます。たしかに、まったくストレスがないという人はいないでしょうし、適度なストレスは身体にいいという説もあります。しかし、だからといって、ストレスを軽くみてはいけません。ストレスをため込みすぎると、心身ともにいろいろな悪影響を及ぼしかねないのです。
身体の問題…頭痛、めまい、胃痛、下痢、便秘、腰痛、狭心症、過敏性腸症候群など
心の問題…うつ、不安障害など
家でできるストレス解消方法
知らず知らずのうちにたまってしまうストレスだからこそ、家で手軽に解消したいものですよね。いくつか解消法をご紹介しますので、ストレスが積み重なり、さまざまな症状を引き起こしてしまう前に、定期的に試してみてください。
プチエクササイズ
ストレス解消には、身体を動かすのがいいです。とはいえ、本格的なエクササイズをする時間はないという人も多いでしょう。そんなときは、ちょっとだけ身体を動かすのがオススメ。たとえば、10回のジャンピング。10回の腕立て、腹筋。壁をつかった10秒の倒立。なんでもいいのです。
心地いいものを触る
指先は、神経が集まっていてとても敏感です。そのため、心地いいと感じるものを触ると、それだけでリラックスできるのです。気持ちもほぐれ、イライラも落ち着いてくるでしょう。たとえば、プチプチをつぶしたり、ビーズクッションをなでたり。自分が「好きだな」「気持ちいいな」と感じるものに触れましょう。
マッサージをする
マッサージは、脳に「リラックスしましょう」という信号を送ってくれる行為です。肩や首、腰、太ももなど、軽くマッサージしましょう。こめかみや親指の付け根なども気持ちいいですよ。また、肩や腰の場合も、マッサージ機をつかうよりもセルフマッサージで。手の感触がより気持ちをリラックスさせてくれるのです。
好きな曲に合わせて踊る
踊るといっても、ステップや見た目などを気にする必要はまったくありません。イメージとしては、好きな曲を流しながら好き勝手に身体を動かす感じ。一曲終わるころに息が切れているほど身体をがむしゃらに動かせば、心身ともにスッキリするでしょう。
ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
身体をあたためると、副交感神経が優位になる、つまりリラックスします。イライラも落ち着くでしょう。大事なのは、意識して心身を休めてあげること。湯船の中で目を閉じたり、やさしく肌をマッサージしたり。好きなアロマをたくのもいいですね。火事に気をつけながら、電気を消してキャンドルをともすのもよさそうです。
深呼吸する
ゆっくりとした呼吸も、心身を落ち着けることがわかっています。短時間に思いきり息を吸って吐くのではなく、時間をかけてゆっくり、吸えるだけ吸い、吐けるだけ吐く。これを繰り返しましょう。呼吸していることに意識を向けるのもいいですし、頭を空っぽにするのもよさそう。もちろん、瞑想をするのもオススメです。
甘いものを食べる
甘いものを食べると、血糖値が上がり、インスリンがトリプトファンという物質を運んで……その結果、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが合成されます。それにより、イライラが静まり、ストレスが解消されるのです。また、糖は脳の栄養になるため、ストレスでへとへとになっていた脳もリラックスさせることができますよ。
まとめ
ストレスは、気づかないときほど注意したいものです。これくらいのストレスはいつものことだから、と放っておくと、心身によくない影響を与えてしまいかねません。そうなってしまう前に、ぜひ対処してくださいね。
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