「陰陽五行思想」では、この世の中は「陰と陽」という対立したもので成り立っています。例えば、「天と地」「ネガティブとポジティブ」「善と悪」の二元性である相反する様々な二つの要素が存在しますが、バランスを取ることが大切と言われています。
【陰と陽】のバランスを知って幸せに過ごせる7つのポイントをご紹介しますね。
目次
陰と陽とは?
中国では、自然界のあらゆるものが相反する二つの性質である「陰」と「陽」から成り立っていると考えています。太極図に表されるように「陰」と「陽」はどちらかが100%になることはなく、どちらが良くて悪いというものではありません。
陰と陽は表裏一体であり、二つでひとつのものになっています。例えば、「火(陽)と水(陰)」の関係を見ると、火で水を温めることができますが、火を水で消すこともできます。二つが存在することで、その質がより活かされていきます。
人の中にも「陰」と「陽」があり、アンバランスになると現実的にマイナス面として恋愛や健康、お金などの悩みとして現象化していき、バランスを取ると恋愛や健康、お金に恵まれていきますよ。
世の中にある陰と陽のバランス
世の中にある「陰」と「陽」のバランスにはどんなものが存在するのでしょうか?「裏と表」「地と天」「暗と明」「静と動」「右脳と左脳」「女性性と男性性」「受け取ることと与えること」などさまざまな二元性があります。両極の間を振り子のように揺れ動きながらバランスを取っています。
陰陽論のシンボルである太極図では、白と黒の勾玉が合わさり、一つの円になり、陰の勾玉の中には陽の丸があり、陽の勾玉の中には陰の丸がありますよね。常に変化をしており、陰から陽が陽から陰が現われたりします。
陰と陽の性格のバランス
漢字のイメージから見ると「陰」はあまりよくない印象をもたれることがありますが、二元論的思考で「陰と陽」の優劣はなくバランスをとることが大切です。
ただ過剰に偏ることでバランスを崩し、循環が悪くなってしまいます。性格にも「陰と陽」が存在します。それぞれの質にメリットやデメリットもありますのでご紹介しますね。
陰が強い時
陰が強い傾向だと、物事を深く考えてあまり感情を表に出すことはありません。エネルギーが自分の内側に向く傾向で、思慮深く行動する前にしっかりと計画を立てるタイプ。落ち着いた精神状態で、周囲からすると頼りになるタイプでしょう。
陰がネガティブになると、消極的で落ち込みやすくなります。また優柔不断でなかなか決断することができないので時間の無駄も多くなってしまいますよ。
陽が強い時
いつも明るくポジティブで楽観的なタイプ。エネルギーが外に向かっているタイプで、とても行動的でエネルギッシュです。
陽がネガティブになると協調性に欠け、自己中心的になりがちです。感情の起伏も激しくイライラする傾向が強くなってしまいますよ。
幸せ体質になれる考え方
考え方が偏ることなくバランスが取れていて常にニュートラルに状態でいることが良いと言われています。ニュートラルな状態でいると、その時々で臨機応変に柔軟な対応をすることができ、常に平常心でいることができますよ。精神的にもストレスが溜まりにくい状態と言えるでしょう。
また自分の中の「女性性と男性性」のバランスを取ることでエネルギーがうまく循環していきますよ。例えば、女性性は受け取ること、男性性は与えること。受け取ることと与えることのバランスが幸運体質の秘訣!恋愛では”愛”を受け取ることと、与えることのバランスが大切!
陰と陽の体のバランス
「陰と陽」の体のバランスでみるとどんな感じでしょうか?
陰が強い時
陰が強くなると、身体的には、低血圧で冷え性になる傾向があります。普段から運動量が少なくあまり動かない人は陰の傾向が強くなります。脂肪が多く全体的に水っぽい人は陰の傾向です。
陽が強い時
陰が強くなると、身体的には、高血圧でのぼせやすい傾向があります。活発的に動き運動量の多い人は陽の傾向が強くなります。筋肉質でがっちり体形の人は陽の傾向です。
バランスよく過ごすポイント
バランスを取るにはどちらかに偏るのではなく、適度に身体を動かすことが大切です。また心身のバランスを保つために、瞑想のような内観をしつつ、身体を動かすヨガを取り入れるとバランスを保つには良いかもしれませんね。
陰と陽の食べ物のバランス
食べ物にも「陰と陽」があり、バランスよく取り入れることが大切になります。甘いものやフルーツ、乳製品、アルコールなど食べる傾向が多い人は陰の傾向が強まります。肉や魚、根野菜など、また塩辛いものをよく食べる人は陽の傾向が強まります。
陰の傾向が強いと意識して陽の食べ物を取り入れ、陽の傾向が強いと意識して陰の食べ物を取り入れるとバランスを取ることができますよ。
陰と陽のインテリアのバランス
庭づくりに大切なのは「陰と陽」の絶妙なバランスをとることで美しい庭園ができるそうです。「静と動」どちらかに偏ると美しいものはできないのでやはりバランスが大切ですね。インテリアも「陰と陽」のバランスが大切ですが、比率が「陰3:陽7」くらいにすると気の流れのバランスが取れます。
陰の気の放つものは、暗い色(黒、グレーなど)、日当たりが悪い、照明が暗い、静か、動きのないものなど。陽の気放つものは、明るい色、パステル調、照明が明るい、暖かさを感じるもの、花、日当たりが良い場所など。
例えば、日当たりが悪い部屋だと照明で明るくしたり、お花を飾ったり、色彩で明るくして陽のエネルギーを取り込みましょう。陽のエネルギーが強いお部屋では、動きの少ないものや落ち着いたイメージのものを取り入れることや、面積が大きいカーテンなどを落ち着いたカラーにすることでバランスをとることができますよ。
陰と陽のお金のバランス
金運向上のためにもバランスをとることが大切で、どちらかに偏ることはないでしょう。お金は循環させることが大切。お金は貯めるだけではなく喜んで使うことで、お金が回り、また自分のもとへとやってきます。
ケチケチしていると大きく入ってくることはありません。また入ってくる以上のお金を使い過ぎると回らなくなってきます。程よい感じでお金を循環させていくことが大切で、大切なのは「感謝」「喜び」といったポジティブな気持ちで使っていきましょう。
まとめ
陰陽のバランスの傾向はどちらかに偏っていましたか?それともバランスが取れている状態でしょうか?調子が悪いときこそ意識してみるといいかもしれません。
どちらかに偏っているともう一方を意識してみるだけでバランスを取ることができますよ。ストレスがなく運がいいかも!と思ったらバランスが取れているベストな状態です。
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