
みなさんは「虹彩」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
虹彩とは瞳のまわりにある円盤状の膜のことで、そこが伸縮して目に入る光の調整などを行っています。この虹彩を使ったイリドロジー(虹彩学)という検査方法が存在します。
ではイリドロジーといはいったいどのようなものなのでしょうか?
虹彩学(イリドロジー)の5つの不思議
古代より行われてきた治療術は多く存在しています。そんな中にちょっと不思議な一種の検査法であるイリドロジー(虹彩学)というものがあります。三千年以上もの歴史があるこのイリドロジーを、実際に医療現場で正式に取り入れている所も海外には存在します。
虹彩とは
虹彩とは、分かりやすく説明すれば目の色がついている部分です。日本人の場合はブラウンやダークブラウンが主ですが、西洋人の場合はブルーやグレー、グリーンなどが存在するのはご存知の通りです。目の中心にある黒目を取り囲むようになった円盤状のものが虹彩と呼ばれている場所です。虹彩はカメラのレンズの絞りのような働きをし、目に入る光の量を調整しています。
また、この虹彩は指紋と同じく人によってその色やパターンが異なることから、近年では虹彩認証というシステムにも用いられることがあります。
イリドロジーの歴史
虹彩を使った治療方法のイリドロジーは、実は三千年もの昔にエジプトやインド、中国が起源という説があります。古代にヒーラーと呼ばれていた人々が使用した治療方法のひとつだそうです。
その後ハンガリーの少年が自分の庭にいたフクロウが骨折したときに観察をしていたのですが、その後外科医師となった彼が自分の患者が骨折したときに、あのときのフクロウの目との共通点に気がついたことにより研究が始まったとされています。
ヨーロッパを中心に研究がなされ、1950年代に入って正式な学問として、臨床虹彩学へと移行してゆきました。現在では予防医学、予知医学として世界中が注目している治療方法となっています。
イリドロジーでわかること
虹彩を用いたイリドロジーではどのようにして検査をするのでしょうか?実はとても簡単な方法なのです。イリドロジストたちは、懐中電灯と拡大鏡があれば検査でき、時間もコストもかからずに簡単に病気を発見することが可能なのです。実は虹彩は大脳と繋がっているため、各神経、機能、器官とも関連しています。よって身体の情報がこの虹彩に映し出されているのです。
どこか体内の状態に異変を来たすと、脳から信号が発せられ、それが虹彩に伝わることで、虹彩の組織が弛緩したり変化を見せるのです。身体の右の情報は右目に、左の情報は左に反映されているということです。病気が進行してくると虹彩の中の変化が増大し、回復するとその変化は消えうせるのです。
イリドロジーの効果
イリドロジーにおいては、虹彩を見るだけで、その人の体質、遺伝や現在の疾患がよくわかるのだそうです。体内の炎症や傷、臓器の異変はもとより、特に胃炎や胃がん、心臓疾患、高血圧、肝臓関係の疾患は、このイリドロジーにおいてすぐれた診断が可能であるとされています。
身体に負担のかかる西洋医学の医療検査を受けずに、この自然な方法でまず診断を下したのちに漢方などを使った自然治癒法を取るのか、西洋医学で治療にとりかかるのかの判断もできるわけです。日本でも鍼灸院や自然治癒系の治療院などで、このイリドロジーを取り入れて、健康チェックに役立てているところも近年では増えてきています。
イリドロジーの占い
古代よりイリドロジーを治療目的で行っていただけではなく、占いのようにしても使用されていたようです。「目は口ほどに物を言う」といわれているだけに、虹彩に現れたいろいろな情報を総合することで、その人の性質や体調について、あるいは気をつけるべきことについてのアドバイスをしていたようです。
現在では虹彩に散りばめられた情報を地図のようにいくつものパターンに変換することにより、それをソフト化して占いを作っている会社もあるようです。現に携帯アプリなどに「虹彩占い」というのが存在しています。占いの中には簡単なアンケート形式のものからカメラを使った本格的なものまで色々と登場しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人の目の表情には色々なものがありますが、虹彩に秘められた情報は思っている以上にも多種にわたり、まるでデータのようです。もしイリドロジーを体験してみることができたなら、その正確さと情報の多さにきっと驚かれることでしょう。
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