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【イタリア世界遺産】魅惑の町並みおすすめ5選

イタリア,世界遺産

イタリアは世界遺産が多い国でも知られています。そのほとんどが自然というよりも街並みや、そこにある歴史そのものであることが多いです。

今でもたくさんの人が生活している場所が世界遺産になっている所もあります。そんな人間と世界遺産が共存しているような、イタリアに足を運んでみたくありませんか?

サンタ マリア デッレ グラツィエ教会

イタリアのミラノにある人気の高い世界遺産です。

1446年から1490年のルネッサンス期にゴシック様式で建設されたと言われています。八角形のドームを持つ後陣は後から付け加えられたものですが、この左手の扉をくぐると回廊に出ます。

中庭には樹木が植えられていて、柱と調和した清々しい美しさを感じることができます。建物の中にいながら癒しの空間も共存しています。

イタリアで2番目に世界遺産に登録された「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」に隣接するドメニコ会修道院の食堂の壁には、イタリアだけでなく世界的にも有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた作品「最後の晩餐」が飾られています。

キリストが12人の弟子の中に自分を裏切るものがいることを告げた、直後の場面が劇的に描かれている素晴らしい作品です。世界遺産を堪能しながら、名画の世界にも足を踏み入れてみましょう。イタリアに行ったら訪れたい世界遺産です。

フィレンツェ歴史地区

このフィレンツェ街全体が世界遺産として登録されています。イタリア特有の歴史的な街並みが広範囲かつ、集中的に保存されています。この歴史はメディチ家の庇護のもとに繁栄したといっても過言ではありません。

街には今でもイタリア・ルネッサンスを象徴する「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」や、メディチ家の収集した美術品を展示する「ウフィツィ美術館」など歴史的建造物が多く残されています。

古代ローマ時代のフィレンツェはフロンティアと呼ばれていました。「花咲く地」という意味で、花の神フローラが由来となっています。そのため、日本でも「花の都・フィレンツェ」と呼んだりしますよね。まさに世界遺産に相応しいネーミングです。

まるで街全体が博物館であるかのような歴史的芸術作品の数々が残っているフィレンツェは、イタリアの人にとても大切にされています。その美しさに癒されながらゆっくりと歩いて回りたい世界遺産です。

アマルフィ海岸

イタリアは海沿いもとても美しいことで有名です。アマルフィ海岸は海沿いに断崖絶壁が続いており、海岸線の変化に富み美しい光景を生み出している世界遺産です。

中世初期から人々が定住を始め、中世の海洋共和国として栄えたアマルフィは、秀逸な建築物や芸術作品も創出されました。

険しい岩壁の続く地形を人々は、ブドウやレモンの段々畑に活用してきました。そのカラフルな色と紺碧の海があいまって、イタリア独自の美しい自然景観を楽しむことができます。またアマルフィの街の中心的存在である大聖堂は歴史が長く、町を見下ろすように佇んでいるのが印象的です。

海と共に生活してきた場所なのでシーフードがとても美味しい上に、名産品であるレモンを使ったリキュール「レモンチェッロ」も人気です。食前に飲めば食欲増進にいいとされていて、甘味と酸味が特徴で特に女性に好まれるそうです。アルコール度数が高いのでソーダ割りがおすすめですよ。

世界遺産らしく美しい景観と美味しい料理が楽しめる街なので、イタリアを訪れたら是非、立ち寄ってみてくださいね。

アルベロベッロのトゥルッリ

イタリアの中でもおとぎ話の国に入ったような街並みの世界遺産です。とんがり屋根の家が並び白い漆喰塗りの壁が特徴的な建物が魅力です。イタリアのこの地方特有の一見変わった外見ですね。

モルタルなどの接合剤を使わない、先史時代から伝わる建築方法によって造られた建物で現在も住居として生活に使われています。

街の中は家が密集し坂道の多い、クネクネとした迷路のような地形です。女性には特に人気で、物語の世界に落ちてしまったような錯覚を感じるかもしれません。

アルベロベッロとはイタリア語で「美しい木」を意味しています。世界遺産と呼ぶに相応しい、美しい景色を堪能できますよ。

更に屋根には一軒一軒違う模様が描かれています。これは魔除けの意味も込められているんです。鳥や魚、またはよく分からない暗号など…これらを見ながら歩くのも楽しいですね。

イタリア南東部にある街アルベロベッロで不思議な街並みと、美しい景色を楽しみたいですね。一生に一度は行ってみたい世界遺産です。

コロセウム

イタリアのローマの中心地に建つ堂々とした世界遺産です。行ってみて初めて分かるのはその大きさです。

周囲527メートル、高さ48メートルの建物は周りの人と比べると途方もない大きさなのが分かります。「コロッセオ」とは「巨大な物」という意味でもあります。文字通りの世界遺産ですね。

こんなに大きな建物が、2000年もの間倒壊せずに立っているのはまさに奇跡です。内部はスタジアムになっていて、現在のスポーツ観戦のようにローマ人が観戦を楽しんでいたのが伺えます。

ローマ帝国はその絶大な力を、この巨大な闘技場によっても人々に示していたのかもしれませんね。

この場所で、剣闘士(グラディエーター)と猛獣との死闘が繰り広げられていました。その催しは100日間も続いたと言われています。大歓声がローマの空に響いたと思うと感慨深いものがありますね。

夜になると入場はできませんが、窓がライトアップされます。ローマの夜に浮かび上がる様はとても幻想的です。イタリアの夜の街並みを、世界遺産と共に歩いてみるのも素敵かもしれません。

まとめ

イタリアの世界遺産はいかがでしたか?

歴史的な建物はもちろんですが、街全体が世界遺産になっているのには驚きです。きっとイタリアの人たちが大切にしてきた場所なのだと思います。

そんなイタリアの世界遺産なので、間違っても汚したりゴミを落としたりしないように気をつけたいですね。美しいイタリアの世界遺産に訪れてみてはいかがですか?

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SPIBRE編集部

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