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正法寺の見どころNo.2
石崖の石仏群
観音堂に迫りくる切り立った崖に、多くの石仏が安置され、霊妙な雰囲気を醸し出しています。四国八十八ケ所霊場の本尊を写したもので、四国霊場をお参りしたのと同じご利益が得られるといわれています。観音堂とこの石崖の石仏群のあたりが一番のパワースポットです。
おびんずるさん
観音堂の外陣におびんずるさんが安置されていました。自分の体の悪いところをなでて、おびんずるさんの同じところをなでると、除病の功徳があるといわれています。
薬師堂
観音堂の右手前にあります。江戸時代に再建されたもので、明治中期1887年に長野県善光寺の三尊阿弥陀如来を分身安置しました。薬師如来と十二神将、善光寺阿弥陀如来が祀られています。
百地蔵堂
薬師堂の右手前にあります。弘法大師作と伝えられる地蔵菩薩が祀られています。その両脇に百の地蔵菩薩が祀られ、長寿健康や子どもの無事成長にご利益をもたらしてくれます。
大銀杏(おおいちょう 東松山市指定天然記念物)
観音堂の左側に、樹齢700年を超えるという大銀杏があります。周囲は約11m、埼玉県内でも最大級です。地面に盛り上がって縦横に這う太い根にたくましい生命力を感じます。
江戸時代には養老木と呼ばれ、安産・子育て守護のパワーをいただきに多くの女性が訪れたそうです。
11月下旬から12月の黄葉はみごとで、この時期は16時30分ごろからライトアップされ、参拝客の目を楽しませてくれます。
水子地蔵像
観音堂に向かって左側にあります。肩と足元のお地蔵様にすがる水子が哀しくも愛らしいです。
弘法大師像
水子観音像の並びにあります。
石灯籠
自然石を重ねたようなユニークな灯籠です。
ビュースポット 石段からの眺め
お参りを終えて戻る時、石段の上でしばし立ち止まって眺めましょう。まっすぐに下る石段と仁王門、さらにその先に表参道が白くのびています。ここからの眺めは素晴らしく、情緒があり、心が安らぐ風景です。初夏には、この石段の両側の紫陽花がやさしく迎えてくれます。
御朱印
こちらは坂東33観音霊場10番札所の御朱印です。中央は観音像を安置した仏堂を表す「大悲閣」の墨書。左上に「巌殿山正法寺開山千三百年」の金印が押されています。2018年に開山1300年を迎えました。
納経所は、仁王門の右手、本堂のさらに右手にあります。受付は、夏期8時30分~17時、冬期8時30分~16時。納経料は500円。
- 武州72薬師 第47番札所 薬師如来の御朱印
- 関東108地蔵尊 第13番札所 地蔵菩薩の御朱印
- 7観音霊場 千手観音之札所 千手観音の御朱印
- 善光寺会 阿弥陀如来の御朱印
正法寺へのアクセス
住所:〒355-0065 埼玉県東松山市大字岩殿1229 ☎ 0493-34-4156
東武東上線「高坂駅」下車。西口ファミリーマート前から川越観光バス「鳩山ニュータウン行き」に乗車し「物見山登山口」で下車。道なりに直進し、交差点「子ども動物園公園」に進みます。交差点を右折し、道なりに進み約700m先の交差点を左折すると表参道に至ります。表参道を進むと仁王門が見えます。
東武東上線「高坂駅」下車、西口ファミリーマート前から川越観光バス「鳩山ニュータウン行き」に乗車し「大東文化大学」で下車。進行方向に進むと、道路を挟んで岩殿観音の看板が見えます。看板の下のトンネルをくぐり境内に入ります。
まとめ
正法寺はいかがでしたでしょうか?
もともと岩殿山は神仙が住む霊峰といわれていましたので、除病や厄払いなどにパワーをいただけそうです。その山腹にある境内は静かで眺めもよく、心癒される清浄な空気が流れています。
現在も境内は自由に拝観でき、御朱印は納経時間であればいただけます。ただ、マスクを着用し、手指を清浄にしてお参りしてくださいとのこと。
門前町の面影が残る表参道をゆっくり歩いてお参りしてみてはいかがでしょうか。

いつもながら有り難い記事を拝読し感銘しました。正法寺開山1300年とは驚きました、坂上田村麻呂の悪龍退治と千手観世音菩薩のご加護有り難いお寺ですね、石仏も88体あるのですかね?由緒あるお寺、ここももう一度いきたいと思います、新型コロナ早く収束してほしいですね、自粛生活から解放させて下さい。南無観世音菩薩‼
ご訪問ありがとうございます。現在のような自粛生活が続く息苦しい時にこそ、静かで開放感のある寺社を訪れるのもいいですね。交通機関の混む時間帯に気をつければ三密にならずにお参りできる正法寺です。石崖の石仏や石段から見下ろす町並みに心を癒しにぜひお出かけください。そして観音様にコロナ退散をお願いしましょう。