この記事では、自分を許すことのスピリチュアル的な意味、効果、注意点を解説していきます。謙遜する癖、劣等感、人間関係のこじれに悩むあなたの参考になれば幸いです。
目次
自分を許すことのスピリチュアル的な意味
自分を許すことのスピリチュアル的な意味は、「自分の嫌いなところも含めて愛する」です。つまり、自分の嫌いなところ・短所・コンプレックスを理解して受け容れるという意味。
あなたの意識にある「自分のマイナスな部分」を丸ごと愛し、本来の自分に備わっていたはずの自信(自己肯定感)を取り戻す。それが、自分を許すということの意味なのです。
日本人は「自分を許せない」
日本人は、諸外国の人々に比べて自己肯定感が低い傾向にあります。スピリチュアル的にいえば、自分を許せていない日本人がたくさんいるわけです。
(引用:特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~|内閣府)
内閣府では、このような統計結果が出ています。こちらの統計は、各国の13歳~29歳の若者を対象に「自己肯定感」を測ったものです。
ご覧のとおり、諸外国の人々に比べて日本人の自己肯定感はとても低いですよね。最も数値の近い韓国と比較しても25.7%も自己肯定感が低いことがわかります。
多くの日本人が自分に満足できておらず、自分への評価が厳しいのです。その結果、自分への否定的な感情が意識に根づき、自分を許すことができなくなっているわけです。
自分を許すことで生まれるスピリチュアル的な効果3つ
波動が上がる
自分を許すことで「波動が上がる」という効果があります。なぜなら、自分を理解して受け容れることができるようになり、自信がつくからです。
スピリチュアルの世界では、「自信がある」「幸せ」といったプラスの感情が波動を上げるとされています。逆に、自信のなさや否定の感情は波動を下げてしまう、とも。
あなたが自分を許すことで、自信に満ちた幸せな循環・良い波動が生まれるのです。
同じく自分を許すことのできる人物を引き寄せる
自分を許すことで、同じく自分を許せる人物を引き寄せます。スピリチュアルの世界では、波動の質が似た者同士が引き合わされるという効果を『引き寄せの法則』と呼ぶのです。
「類は友を呼ぶ」ということわざがありますよね。あなたが自分を許し、自信を取り戻した先で出会うのは、同じように自分を許せる・自信に満ちた人たちなのです。
たくさんの人に好かれる
自分を許すことで、「たくさんの人に好かれる」という効果が生まれます。自分を許せる人は、自分の短所も丸ごと愛せている状態・自分に自信がある状態にあります。
そのため、他人を見ても劣等感を抱くこともありません。「うらやましい」「あの人はいいな」というマイナスの感情が生まれないのです。
代わりに生まれる感情は、「他人への愛」。その愛が波動を通じて周りの人たちに伝わり、結果としてたくさんの人に好かれるわけです。
自分を許すことのスピリチュアル的な注意点
あなたが自分を許す際には、その目的が「自分を甘やかすため」にならないよう注意しましょう。
自分を許すことが、幸せを掴む糸口になるのはたしかです。ただし、「自分を許すだけで、人生のなにもかもが好転する」というのは大きな間違い。
なぜなら、スピリチュアルの世界では、人生を好転させるために必要なのは「魂の成長」だと考えられているからです。
- 汚い言葉を使う自分を許す
- 他人を出し抜こうとする自分を許す
- 愚痴を言ってしまう自分を許す
- 自己中心的な自分を許す
- 特定の誰かを嫌う自分を許す
たとえば、こうした「自分を許す例」があったとしましょう。どのような内容であれ、自分を許すことで自己理解・自己受容が深まり、自分に自信がもてるようになるのはたしか。
しかし肝心なのは、自分を許した後に現状を改善していく意識なのです。このような意識をもてる人は「自分を許す」という糸口を通じて魂の成長に繋げられます。
現状に甘んじるために自分を許すのではありません。自己理解・自己受容を深めて自信を取り戻し、未来を良くするために自分を許すのです。
まとめ
自分を許すことは、「幸せな人生を掴む糸口」です。自分のマイナスな部分を理解し、受け容れ、愛すことが幸せへの第一歩ともいえます。
とはいえ、「自分を許すだけでいいんだ」と甘えるだけでは、本当の幸せは掴めません。これから先の未来に目を向け、なりたい自分になるための努力も必要です。
あなたが自分を許せた瞬間というのは、「幸せの入口」に立てた瞬間。本当の幸せを掴めるかどうかは、その後の努力にかかっているのです。