
自動書記という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
心霊現象のひとつと考えられ、自分の意思とは関係なく、勝手に手が動いてなんらかの文章を書き綴ってしまうという、不思議な現象です。
では、この自動書記はどのような状態で起こり、どんなメッセージを受け取ることができるのでしょうか?
自動書記とは|その種類や占いのやり方5つの神秘
自動書記とは
普段あまり目にすることはない心霊現象のひとつである自動書記は、昔から霊能者が占いなどに用いることはよくあったようです。
かつてイギリスでは「交霊会(降霊会」と呼ばれる、霊と交信する会が行われていました。そこでテーブルを囲んで座る参加者と死者などの霊との交信を霊能者を通して行い、その場で頻繁に用いられていたのがこの自動書記です。
多くの場合は半ば無意識であるトランス状態に入ってから自動書記が始まるようですが、中には自分の意思で書き綴る霊媒師もいたようです。ただ、本当に自動書記で書かれた文章の多くは、乱雑で判読するのが難しいようなものが多く、また霊能者が知りえない言語や古代文字が現れることもよくあるようです。
それにも関らず書かれがことは、ちゃんと理に叶ったことなのです。日本でも古くから、自動書記を「お筆先」や「神がかり」という名称で呼び、天界からのメッセージを伝えていたようです。
受動書記
自動書記にもいくつかの種類があります。その中の受動書記というのは、なんらかの霊が霊能者の身体に直接働きかけ、勝手に手を動かして文章を書かせることを言います。それはまさに、何かの霊に取り憑かれたような感じになります。
この場合、ものすごいスピードで文章を書き始めたり、あるいは乱暴に筆記具を机に打ち付けるように書いたり、普通に文章を書くときに比べてかなり不自然な動作になります。中には筆記具が手から飛び出すような勢いで書き綴ることもあります。
このような激しい書き方をさせる霊は、一般的には下級霊であるとされています。子供の頃の遊びでもあり、文字が書かれた板を用いて霊との更新を楽しんだ「コックリさん」も、実はこの受動書記に属するものです。
直感書記
直感書記とよばれるものは、受動書記のように霊が直接霊能者の身体に働きかけて手を動かすのではなく、霊能者と霊が一体になるような感じで、頭の中に文字が湧きだすような感じで、どんどんと文章が書き綴られてきます。
従って霊能者も、自分が霊の意思を書き綴っているということを自覚しながら、頭に浮かぶ言葉を書き綴るというケースです。
つまり直感書記は、霊によってインプットされる情報をふまえ、自らの頭の中で整理しながら理論的に書いて行くということです。
霊感書記
これは、直感書記に非常に似てはいるのですが、どちらかというとインスピレーションを得て書くという形になります。
つまり、「自動書記をしよう!」と身構えてやるというよりは、ふと頭に浮かんできたメッセージを書き綴るようになるというタイプの自動書記です。従って超自然的な力を借りているので、流れるように突然文章が湧きだすこともあれば、何も出てこなくなるということも起こります。
実は小説家や発明家、芸術家などクリエイティブな仕事をしている人たちも、この霊感書記の力を得て文章を書いたり、案を出したり、作品を作ったりしていることが非常に多いのですが、それに気がついている人はほとんどいないと思います。
自動書記による占い
では自動書記による占いとはどのようなものでしょうか?
ある意味、チャネリングと呼ばれている占い方とほぼ同じであると言えます。チャネリングは相手の持つエネルギーの波長に合わせてメッセージを読み取っていきますが、自動書記による占いもこのエネルギーに波長を合わせることで、自然に手が動きだし、守護霊からのメッセージを受け取るという方法が基本です。
守護霊が何を本人に伝えたいか、それを文章に表わしてくれるのです。中には、言葉でメッセージを書くのではなく、絵を描き始める場合もあるようです。
その場合は絵がどのような状態を表すかを、絵を描き終えたあとに読み取ります。中にはその人の守護霊の絵を描きながらメッセージを伝える人もいるようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自動書記とは勝手に手が動いて書き綴るということは想像できますが、実はそれが守護霊からのメッセージとは限らず、創作活動にも大きな力を発揮する素晴らしいパワーなのです。自分でも今まで気がつかなかっただけで、霊からのメッセージを書き綴ったことがあなたにもあるかもしれませんね。
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