パワースポット

神社とは|鳥居や注連縄・御神体など5つの基礎知識について

神社とは

最近では、観光地やパワースポットとしても神社詣でが人気を呼んでいます。でも神社にどのようにお参りするのか、あるいはどのように神様を祀っているのかという知識がある人は、そう多くはないかもしれませんね。ではその神社に飾られている鳥居や注連縄(しめなわ)など、それぞれにまつわる深い言われなどには、どのようなものがあるのでしょうか?

神社とは

神社とは、日本独自の宗教である神道に基づいて建てられ、神様をお祀りし、お祈りするための場所です。その形態は天皇や氏神の租神を祀る神社、産土神を祀る神社、山など自然に神が宿るとする自然信仰の神社、偉人や義士の霊を神として祀ったものなど、いろいろな格付けや種類があり、全国には8万以上の神社が存在すると言われています。

神社には本殿や拝殿など、いくつかの建物があり、多くの人はそこにはいつも神様がいらっしゃると思っているかと思います。ところが実は、そうとは限らないのです。

神社とは、神様が天や山、海などから飛んでいらっしゃったときの仮の宿なのです。では、神社にいつも神様がいないのであれば、参っても仕方がないのでは?と思ってしまいますが、実は神様には分霊、あるいは分祀と言われるパワーがあり、無限に分かれて存在することが可能となっているのです。従って、神様の霊は神社のそこここに降臨されているのです。

鳥居について

まず神社に到着して目に付くのが鳥居です。その鳥居によって、神聖な神殿側と俗世界に分けられているわけです。鳥居はもともとインドで仏塔を囲んでいた垣の門であったという説や、天照大神を天岩戸から呼び出すために、鶏を鳴かせようと止まらせた止まり木であるという説が存在しています。

基本的に鳥居は二本の縦の柱と、笠木と呼ばれる横の木から作られています。鳥居の形も神社によって多少違っています。柱や笠木に丸みがあるものを明神系鳥居と呼び、直線的なものを神明系鳥居と呼びます。鳥居を一歩入ると神聖な領域となるので、鳥居の下では必ず一礼をしてからくぐるようにしましょう。

注連縄(しめなわ)

神社とは
神社の鳥居や本殿、神木など神社内の多くの場所で目にする、ワラ縄に紙垂(しで)と呼ばれる紙を付けたものが、注連縄です。注連縄の内側の神聖な場所には、立ち入ったり触れたりしないようにするために張られているのです。お正月に一般家庭でもドアのところに注連縄を飾るのも、歳神様をお迎えするために邪気を寄せ付けないという役割を担っています。

また大相撲の横綱が、腰に注連縄を巻いているのも、実は神の依り代、神の霊が宿るものとして認められたということで、そのこともあって、よく「横綱は品格が問われる」と言われるのです。

このほか、神社内の岩や木などにも注連縄が巻かれているものは、「この場所に神様が降臨されます」という目印でもあるのです。注連縄の形も大根注連、牛蒡注連、鼓胴注連など色々あり、長さや太さなども、それぞれの神社がそれぞれの意味を込めて作っているのです。

ご神体

神社の本殿に祀られているのがご神体です。しかしお寺などで見かける「ご本尊」のような姿があるものは置かれておらず、依り代と呼ばれる神様の霊が寄り付く媒体を祀ってあるのです。人間には、神様の姿は見えない存在であり、神社では鏡や剣、玉、鉾などを飾り、そこに神霊が宿っていると考えています。

たまに、神様のお姿を絵にしたものや彫刻を飾っている神社もあるようですが、これは中世以後に神仏習合が起こった後に建てられた神社が、そのような形態を取っているのです。また、何がご神体なのかよくわからない神社もあれば、山や岩など自然に存在するものをご神体として祀っているところもあります。

神主と巫女

神社とは
神社に必ず存在しているのが神主です。神社の神職には、宮司、権宮司、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)というランクがあります。一般に神主と呼ばれているのは、神社の代表者である宮司のことです。権宮司は管理運営を、禰宜は祭祀を担当する役割があります。

また、神社で赤い袴をはいた女性の巫女を見かけたことがあると思いますが、本来巫女とは霊能力を持つシャーマンでした。かつては、巫女が政治などの神託をする役割をもっていたと言われていますが、現在では、神社での事務職であったり、神主の補助職が一般的な仕事となっています

まとめ

いかがだったでしょうか?

いつも何の気なしに拝みに行っていた神社には、どのようなご神体が飾られていたでしょうか?そこに存在するひとつひとつのものにも、いろいろな役割と神聖な意味があったのです。これらの知識を持って、次回神社にお参りするときは、さらなるご利益をいただけるようにしてみましょう。

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ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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