「髪の毛」がスピリチュアルと関係があるということを、ご存知だったでしょうか?昔から日本のみならず、世界的に髪の毛というものは『神聖なもの』と考えられていたのです。
また運気が悪いとか、失恋したとか、そういうときに髪型を変えたり、髪の毛を短く切ってしまうこともありますね。
このように髪の毛は、実はスピリチュアルとは切っても切れないものなのです。では、髪の毛で開運するにはどのようにすればよいでしょうか?
髪の毛とスピリチュアルな関係
昔から髪の毛は、邪気から身を守るためにあるものと考えられていました。
そして髪の毛がいつも汚れていたり、乱れていたり、濡れていたりすると、邪気が付着しやすいと言われているのです。
僧侶の多くが剃髪であるのは、髪の毛を伸ばしていると邪気が付着しやすいという理由と、勝手にどんどん伸びる髪の毛は、煩悩の象徴と考えているからなのです。
ただし宗派によって戒律が違うため、髪の毛を伸ばしている僧侶もいます。
日本では神社に自分の髪の毛を納めるという、習わしも残っています。
それは願い事を心に唱えながら神職に切っていただいた髪の毛を、「御髪献納」と書かれた袋に入れて奉納し、参拝すると願いが叶うというものなのです。
「神」と「髪」が同じ発音でもあるように、古くから髪の毛は神聖であると考えられ、また死んだ後にも髪の毛が伸び続けることもあることから、非常に不思議でもあり、また畏敬の念を持って考えられてきたのです。
世界においても髪の毛は、色々なスピリチュアル的な意味を持っています。
その国の文化や宗教によって、髪の毛の扱いや考え方は様々です。
たとえば、ジャマイカではドレッドヘアーは、「神への献身」や「神のアンテナ」と考えられており、またネイティブ・インディアンは、髪の毛を長く伸ばすことがアイデンティティを表すとされています。
髪の毛のスピリチュアル的役割
髪の毛は、神聖であると考えられるがゆえに、古くから色々な儀式にも用いられていました。
自分の身体の一部である髪の毛を、自分の分身として神様に捧げる、あるいは納めることで、願掛けをするということもよくありました。
髪の毛には邪気が宿りやすいと考えられる一方で、できるだけ長く神聖な髪の毛を伸ばすことで、神と繋がれるようになるという考え方もあったのです。
また、髪の毛には霊力が宿ると信じられているために、髪の毛を用いたおまじないや占いなども存在しています。
おまじないの中には、好きな人の髪の毛と自分の髪の毛を一緒に編み込むことで一緒になれるというものや、自分の枕の中に好きな人の髪の毛を入れておいて、相手が自分を向いてくれるように祈りながら眠るというものなどがあります。
一方髪質で見て行くと、髪の毛がくせ毛の人は、スピリチュアル的には霊感が強かったり、不思議な言動が多いと言われています。
髪の毛が太い人は、頑固で頼りがいのある人であり、霊力が強いと考えられています。
髪質が細い人は繊細であり、ストレスにやや弱いところがあると言われています。しかし他人の心を見抜くのはとても上手です。
このように髪の毛は、おまじないに使ったり、性格を見分けることすらできるのです。
髪の毛で開運
では実際に髪の毛で開運するには、どのようにすればよいのでしょうか?
とりあえずはいつも清潔に保つことで、邪気が憑きにくくなります。
また、傷んだ髪の毛、特に毛先が枝毛になってしまっていると、そこによく邪気が宿りやすいと言われています。
枝毛などの痛んでしまった部分は、できるだけカットしてもらうようにしましょう。
清潔な髪の毛、そしてよくブラッシングと手入れをされ、艶のある髪の毛をしていると、運気は上がりはじめます。
また髪の毛をバッサリと思い切って切ると、髪の毛に宿っていた邪気が失せるために、確実に運気が変わり、開運へと導かれます。
髪の毛を実際に切るだけでなく、分け方や結い方などを変えるだけでも、停滞気味だった運気の流れは変わってきます。
長い髪の毛をバッサリと切る勇気がどうしても出ない場合は、とりあえずは分け目などを変えるという、髪型から試してみるとよいでしょう。
髪型別の開運
運気が停滞していたり、あまりよくないことが続いている場合は、今の髪型と逆のスタイルにすれば、開運へと導かれます。
つまりロングの人ならショートに、ショートの人は伸ばす、パーマを当てているならストレートにする、またはその逆、ほかには前髪が長かった人は短くするなどです。
また髪の毛の量が多い人は、その量を少し減らして軽く見せるほうが、運気はアップします。
くせ毛であったり、雨の日などには広がってしまう人は、そのままにしておくと運気が下がるので、まとめ髪にしておくほうがよいでしょう。
ヘア・スタイルとしては、真ん中で分けたり、髪の毛の先をカールする(内巻きでも外巻きでもよい)のも運気をアップします。
運気が下がっている場合は、前髪を眉毛より少しだけ上くらいまで短くすると、運がよいほうに変わり始めます。
顔の形にもよりますが、一般的には髪の毛を耳にかけるか、あるいはショートにして耳を少なくとも半分は見せるほうが、よい運気になります。
髪の毛の色とスピリチュアル
髪の毛を染めて開運をはかる場合は、ケースバイケースでどのようなことを変えたいか、ということにもよります。
たとえば、恋愛運を上げたい場合なら、淡いアッシュ系のピンクのメッシュを入れてみるのもよいでしょう。または、オレンジ系のブラウンでも恋愛運はアップします。
金運アップであれば、ややイエローがかったブラウンがおすすめです。
仕事運アップには、光が当たった時にややブルーのようなグリーンにも少し見えるブラックがおすすめです。
黒髪は、実は重く見えるようにも思いますが、全体の運気を上げるにはもっとも適した色でもあります。
金髪は、思い切って何か新しいことにチャレンジしたいときや、疲れが溜まっていたり、落ち込んでいたりして、大きな気分転換が必要な人にはおすすめです。
無理のない範囲で、自分に似合った色を選ぶようにしてください。
いくら運気をアップしたいからといっても、自分が心から楽しめる色でなければ、効果はあまり期待できません。
まとめ
髪の毛は、身体の一部であり、昔から世界中で『神聖なもの』であると考えられてきました。スピリチュアル的にも、占いやおまじないで使用されることもあり、また髪型や髪色でも開運へとつなげることができるのです。
