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上賀茂神社は浄化作用が強いパワースポット!疲れた体を癒す見どころ8選

パワースポット,上賀茂神社
上賀茂神社は京都にあるいくつもの神社の中で最古の歴史を持つ神社といわれ、パワースポットとしても知られています。社殿の多くが国宝や重要文化財に指定されているので、世界遺産にもなっています。

そんな上賀茂神社には見どころやパワースポットが多彩なので、1日では見きれないくらいです。ここでは上賀茂神社のパワースポットを堪能できる内容でご紹介していきます。

上賀茂神社の御祭神やご利益

パワースポット,上賀茂神社
パワースポットである上賀茂神社は1600年以上の歴史を持つ、京都の中でも最古の神社といわれるほど古い神社です。京都では実権を握っていた賀茂氏の氏神としてお祀りされました。上賀茂神社という名前が有名ですが、正式名称は「賀茂別雷神社」といいます。

その名の通り、御祭神には賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が祀られています。「雷」という文字が入っているので、「雷神様?」と思う人も多いのですが、雷神ではなく「雷を分けるほど大きな力を持つ神様」といわれています。

パワースポット,上賀茂神社

賀茂氏の女性の中には神様の子を宿す選ばれし者がいるという伝説があり、現在でも女性の神様として有名な玉依比売命(たまよりひめのみこと)がそれにあたります。賀茂別雷大神は玉依比売命から生まれましたが、ある時、父親に杯を注ぐため天上へと昇ってしまいました。

玉依比売命が嘆き悲しんでいると、ある日、現在の上賀茂神社の背後にある「神山」に賀茂別雷大神として降臨したのだそうです。そんな古い歴史を持つ上賀茂神社は国の重要文化財に指定されています。

賀茂別雷大神の母・玉依比売命が祀られている上賀茂神社の摂社片岡社

パワースポット,上賀茂神社

絵馬には、摂社にお参りしたといわれる紫式部が描かれています。

パワースポット,上賀茂神社

上賀茂神社のご利益といえば厄を祓い、あらゆる災難を除いてくれる「厄除け」が有名です。古い神社にはそれ相当のパワーが眠っているので、パワースポットと呼ばれる場所が多いのも、上賀茂神社の特徴ですね。複数ある末社にもそれぞれご利益があり、縁結び、安産、落雷除け、勝負運、出世など、様々な願いを叶えてくれるパワースポットです。

上賀茂神社・神山について

パワースポット,上賀茂神社

上賀茂神社のパワースポットとして知られている「神山」は、距離にして北に2キロ、上賀茂神社の背後に見える山です。見た目はほっこりと丸い緩やかな山ですが、ここは上賀茂神社の始まりとも深く関連のある重要なパワースポットなのです。それは上賀茂神社のご祭神である賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨した場所だからです。

標高は221.3メートルとそれほど高くはありません。神降臨の神聖な場所なので、禁足地として「立ち入り禁止」になっています。京都大学の研究で神山に入った人の話では、整備された道はなく、かなり険しい道が続くそうです。また、賀茂別雷大神が降臨した場所には「降臨石」と呼ばれる石があり、結界が張られていて、ただならぬ雰囲気を醸し出しているのだとか。

不思議なことにそれほど高い山ではないにも関わらず、無断で入った人の中には、遭難者がでたことがあるそうです。やはり聖域には迂闊に入らない方が良さそうですね。

神山は遠くから見上げるだけでもパワーをいただくことができます。大切なのは神山の存在を知って、山の神々に敬意を示すことですね。神降臨の山のパワーを感じてみませんか。

上賀茂神社・小川について

パワースポット,上賀茂神社

水には本来、浄化作用があると言われています。それが自然の湧き水であれば尚更です。上賀茂神社の境内を流れるパワースポット、「ならの小川」は、本殿の西側を流れる御手洗川と東側を流れる御物忌川が合流したスポットです。

「なら」を「奈良」と勘違いする人もいますが、奈良にあるのではなく、上賀茂神社にあります。名前の由来は摂社である「奈良社」や傍らに楢の木があったことからきているそうです。

ならの小川は、藤原家隆が百人一首の中で詠んでいる歌にも登場する場所で、「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」の中に「禊(みそぎ)」という言葉が入っていることからも、身体を清める禊に使われていたことが分かります。

現在でも人形(ひとがた)の紙を川に投げ入れて、罪や穢れを祓い清める「夏越祓式」にも使用されているスポットです。

パワースポット,上賀茂神社

ならの小川の合流地点には、地元の子供たちによって育てられた「フタバ葵」が植えられていて、毎年行われる「葵祭」の飾りに使われます。上賀茂神社には手水舎がありますが、このならの小川で手を清めるのもおすすめです。

普段から川の側は参拝者の憩いの場所になっているパワースポットです。訪れた際は、清らかな水のそばで浄化のパワーの恩恵を受けてみましょう。

上賀茂神社・立砂について

パワースポット,上賀茂神社

上賀茂神社のシンボルかつ、パワースポットともいえるのが「立砂」です。立砂は参道の奥にある2つ目の鳥居の先にあります。そこには細殿と呼ばれる建物があり、その前に円錐形に盛られた2つの砂山が目に入るスポットがあります。

この立砂は賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)が天から降臨した「神山」を表しているといわれています。立砂は別名、「盛砂」とも呼ばれていて、「たつ」は神様の出現に由来しているそうです。

立砂をよく観察すると、それぞれに松葉が差し込まれているのが分かります。細殿に向かって左が「陽」、右が「陰」とされていて、左には3本、右には2本の松葉が差し込まれています。

パワースポット,上賀茂神社

3葉と2葉は奇数と偶数です。この2つが合わさることで、神の出現を願っているといわれています。立砂はまさに神を呼び寄せるようなパワーのあるスポットといえます。

立砂が何故、この場所に置かれているのかというと、上賀茂神社が長岡京の鬼門に当たる位置にあるため、その方位除けのためという説が有力です。各家庭でも鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのは、この立砂が起源だといわれています。

立砂の横には参拝者向けに「お清めの砂」が用意されていて、一包500円で持ち帰ることができます。盛り塩以上に効果があるとされているので、「最近ついていない」という人にはおすすめのパワースポットです。

上賀茂神社・手水舎湧き水

パワースポット,上賀茂神社

神社参拝の際には必ず手や口を清めるために、手水舎に立ち寄ります。上賀茂神社の場合、「ならの小川」で清める人も多いのですが、もちろん手水場もちゃんと用意されています。実はこの手水場もパワースポットのひとつなのです。

上賀茂神社の境内には神の山といわれる「神山」の湧き水が流れています。手水舎の水はまさに、この神山の湧き水なのです。

手に触れるとひんやりとしていて、とても透き通っています。通常の手水舎では手を清めるだけですが、上賀茂神社の手水舎の水は飲むことができるスポットなのです。口に含むと、とてもまろやかで、クセがありません。参拝者の中にはペットボトルを持参してお水取りをしていく人の姿も見られます。

御神水ともいえるお水で手を清めるという贅沢を味わったあとは、名水と名高い湧き水を是非、飲んでみましょう。体内に取り入れることで、より上賀茂神社の浄化のパワーをいただくことができますよ。こちらも外せないパワースポットです。

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