千葉県にある香取神宮は全国から参拝者が訪れるくらいに有名な神社です。
平安時代には、香取、鹿島、伊勢だけが「神宮」と称されていたと言われるほど、格式の高い神社なんですね。実際にご利益があったと評判で、私も参拝して御朱印を頂いてからご利益を感じた一人です。
そこで香取神宮の御朱印はもちろん、見どころやご利益の口コミ、そしてつい欲しくなってしまうお守りの情報を紹介していきます。
香取神宮の御朱印について特徴
香取神宮の御朱印はとても人気があるので、休日に訪れると順番待ちが必須です。時間に余裕をもって行くのをおすすめします。
香取神宮の御朱印は本殿の横にある社務所で申し出ることでいただくことが可能です。
格式の高い神社なので御朱印も立派なものだろうと期待してしまいますが、御朱印は意外にもシンプルなんです。
香取神宮の印と「下総国一之宮」という文字に日付が入る程度です。お寺に比べて神社の御朱印はシンプルに感じるかもしれません。
御朱印帳も濃紺を基調とした中に「雲」と「社紋」が全体にデザインされているシンプルなものになっています。

香取神宮の他に「東国三社参り」とされる鹿島神宮と息栖神社の二社の御朱印をいただいていると、御朱印と共に小型の御守がいただけるそうです。特別な感じがする御朱印は集めて良かったと思わせてくれますね。
香取神宮とはどんな神社?
御朱印でも人気の香取神宮は下総国の一宮としても広く知られている神社です。
創建は紀元前643年と言われていて、古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が厚い神社とされていました。御祭神は経津主大神が祀られています。
経津主大神は天孫降臨に先立って鹿島神宮の武甕槌神を従え葦原中国に降り立ち、大国主命と共に国造りの偉業を成し遂げた神様なんです。残念ながら古事記には登場しません。別名を伊波比主命と呼び、「斎主(いわいぬし)」つまり祭事を司る役割をもっていたと考えられています。
初詣やお祭りなどの行事の時には賑わいますが、香取神宮は比較的静かな神社です。対にして語られる鹿島神宮よりも境内も小さく地味なイメージですが、美しい緑が生い茂り、人によっては香取神宮の方が好きという場合もあります。
黒塗りの本殿はとても立派で絵になります。どっしりと構えたその姿に威厳を感じる人も多いでしょう。落ち着いた雰囲気を楽しみたい人にピッタリの神社です。御朱印だけでなく見どころを備えた神社なんですね。
香取神宮のご利益
香取神宮のご利益といえば、勝負運に恵まれるということで、スポーツ選手や競争が激しい芸能関係の方にも人気がある神社。勝負に勝つということは仕事での成功や開運にもつながるご利益があります。
私の友人は香取神宮で結婚式を挙げた3年後に旦那様が独立して仕事が軌道に乗っているそうで、ご利益を実感されているようですよ。結婚後もお礼参りなどに行っているそうです。
その他にも口コミを調べたところ幾つか見つかりましたのでご紹介します。
いたるところに光がおりてきている社。 アクセスがよくないがその苦労?をおぎなってあまりあるほどの”喜”があるだろう。 特にご神木、そして、本殿前、奥宮、このあたりからビリビリ感じる! 詳しくはいってみて、感じて欲しい!
出典:https://www.tripadvisor.jp/
千葉県では霊力ナンバーワンの神社とも言われておりまして、それを実感したのが・・・お参りして5分後に大効果がっ!あったのです。旦那に大きな仕事の依頼が入りました!
出典:https://xn--5ck1a9848cnul.com/
私も御朱印を頂きに参拝した時に、本殿の前でお経を一生懸命唱えているお婆さんがいてとてもご利益を感じているのではないかと感じましたし、実際参拝してから仕事でいいことが幾つかあったので香取神宮のご利益を感じている1人です。
実際に門をくぐる前の階段の下からパワーを感じます。神殿正面の門をくぐる時も爽やかなパワーを感じながら参拝させて頂きました。
香取神宮の見どころ
香取神宮に行ったら御朱印はもちろんですが、これだけは見落とせないという見どころがあります。
要石
香取神社は神代の時代から地震が多かった下総・常陸の地の底にいると言われる大ナマズを押さえこむために、鹿島神宮と共に石棒を差し込んで頭と尻尾を刺し通したというのは有名な話です。

香取神宮にはその石棒が陰陽一対の「要石」として存在しています。かの水戸光圀公が香取神宮の要石を掘らせたものの、根元を見ることはできなかったそうです。
香取神社の中でも1番のパワースポットと言われる要石でパワーをいただきましょう。
要石の場所は本殿から少し離れており場所がとてもわかりづらいので、社務所で地図をもらうと行きやすいです。
海獣葡萄鏡
次に国宝として管理されている「海獣葡萄鏡」も見ておきたいですね。
これは中国の隋・唐時代を代表する青銅鏡で正倉院御物の中にある同じ型を用いた鏡と四国大山祇神社の神鏡とを合わせ「日本三銘鏡」と称されています。
歴史を感じる佇まいは言葉を失うほどの衝撃です。
楼門

本殿は真っ黒な香取神社ですが「楼門」は眼が冴えるほどの朱い色をしています。
これは元禄13年に徳川綱吉が造営したものです。
楼門内に安置されている随身像は、向かって右が「竹内宿祢」左が「藤原鎌足」と伝えられています。
香取神宮は御朱印だけでなく、歴史上の人物とも関わりの深い神社なんですね。
香取神宮のお守り
御朱印をいただくのも良いのですが、せっかく香取神宮に来たのであれば、お守りをいただいてパワーをお持ち帰りするのもおすすめです。
お守りの種類は家内安全・縁結び・交通安全など様々なものが用意されています。
しかしその中でも注目したいのが「要石」の文字が入った災難除けのお守りです。

通常のお守りの半分ほどしかない小さなお守りですが、そのパワーは計り知れません。香取神宮の最も霊力の高い要石に由来して作られたお守りなので、持ち歩けばいつでもパワーを受けている気分になれますよ。
また「出世したい」「スポーツで選手に選ばれたい」など勝負運のお守りでもあります。経津主大神は武道の神様なので、そばで見守ってもらえるのは心強いですよね。
お祭り
6月と12月に行われる「大祓式」は、半年分の厄災をお祓いするための神事となっており、お祓いのために茅の輪が設けられています。
香取神宮の強力なパワーの元、茅の輪をくぐれば、疫病や罪穢を祓い無病息災が叶えられること間違いなしです。
御朱印の他にもパワーをいただく方法がたくさんある香取神宮で、勝負に強い自分を手に入れましょう。
香取神宮の季節の楽しみ方
御朱印は1度いただけば良いかもしれませんが、香取神宮は季節ごとに楽しみ方が変わってきます。できれば春夏秋冬のすべての季節に巡ってみてはいかがでしょうか。
春には香取神宮の境内には700本もの桜が咲き乱れ、見事な景観を生み出しています。ピークの時期にはライトアップもあり幻想的な美しさを楽しむことができます。
夏には香取神宮にハナショウブ・アヤメの花が咲きます。「あやめ祭り」として催し物が開かれ、香取神宮ではこの時期に神前結婚式の嫁入り船を行うのです。
花嫁衣装に身を包んだ新婦が、船でハナショウブの咲く中を渡っていく姿は素敵すぎて感動します。また境内から北側にある北参道は、夏の青々とした木々が美しく映える姿が見逃せません。
秋には香取神宮の菊まつりや七五三もあいまって参拝客が増えます。愛好家たちが大切に育て上げた菊が800以上も展示され、境内の中が菊の香りで満たされます。もちろん紅葉も美しく、銀杏の黄色や楓のオレンジが美しく染まり、本殿の周りを包んでいきます。
冬になると香取神社の珍しい祭事である大饗祭があります。この催し物は、神前に捧げるお供え物がとても珍しいもののため、大勢の人が見に訪れるのです。
白米を盛り付ける器はマコモという植物を編んだ器で、これに山のように高く盛られます。魚の切り身も同じように高さを出して盛られ、鴨は内臓だけを抜いて羽を広げた形で供えられるのです。
御朱印をいただいて満足せずに、何度でも香取神宮を訪ねてみましょう。
まとめ
香取神宮の御朱印と見どころはいかがでしたか。
まさに千葉県を代表するような威厳のある神社で、古くから日本にとっても大切な役割を持っているといえますね。
御朱印をいただくのを目的にするだけでは勿体ない神社です。緑の中の静かな境内を歩いてみれば、更なる発見が期待できますよ。もちろんいただいた御朱印は大切に保管してくださいね。
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