万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つの元素からなると言われており、自然界にあるすべてのものを、5つの属性に分けることができます。そのひとつである「木」のエネルギーについてのスピリチュアルな要素と、性質や開運につながるヒントについてご紹介します。
目次
木のエネルギースピリチュアル
木はどんどん上に向かって成長することから、発展や向上心、豊かさというメッセージがあります。心身をリフレッシュしてくれます。風水で木のエネルギーと対応する方位は、「東」と「南東」です。太陽が昇る方位でもあり、若さや発展を象徴します。
木の性質スピリチュアル
木は温もりを与えてくれ、落ち着きや安心感をもたらしてくれます。大地に根をしっかりと張り、揺るがない安定感があります。木と共鳴することでセンタリングすることができ、ブレない自分でいることができます。
木が倒れるスピリチュアル
木は真っすぐ上に向かって育っていくことが多く、成長や発展を表していますが、木が倒れるのは自分の進むべき道を見失うことを暗示しています。倒れた木を見ることがあれば、自分のやりたいことは何かを、自分の内側に問いかけてみると良いでしょう。
木に触れるスピリチュアル
木に触れることにより副交感神経が優位になり、リラックス効果があると言われています。木に触れて、木のエネルギーを感じてみましょう。木はとても生命力に満ち溢れており、パワーダウンしているときには、木に触れることでパワーをチャージすることができます。自然の恵みを体いっぱいに受けるために、森林浴をするとリフレッシュできるでしょう。
御神木スピリチュアル
御神木(ごしんぼく)とは、神体として祀られている樹木のことを指します。日本古来から、自然には神が宿ると言われています。神社では、御神木にしめ縄がつけられています。御神木に近づくことでパワーを感じることができるでしょう。御神木には触らないようにし、手をかざすことで御神木からパワーをいただくことができます。
杉の木スピリチュアル
古来より神様は、天上界から杉の木を伝って地上界に降臨すると考えられています。杉の木はとても神聖な木です。神社では杉の木が植えられていることが多いです。宮崎県にある高千穂峡では、「杉登り」という神楽(かぐら)が受け継がれています。杉の花言葉は「堅固」「雄大」です。
ビワの木スピリチュアル
古代より「ビワの木は縁起が悪い」と言われています。理由は諸説あります。ビワの木は葉っぱが大きく成長も早いことから、家が影になり日当たりが悪くなってしまいます。日当たりが悪いと湿気やカビが繁殖しやすくなり、病気になりやすいと言われていることが理由のひとつです。
また、木の実をつけると実の重さで枝が下がり、繁栄からの転落を意味する成り下がり木ということから、家の庭に植えると縁起が悪いと言われていたようです。
ビワの木にも多くの効能があり、葉を煎じたものは古くから民間薬として用いられていました。効能は疲労回復効果、咳止め、浮腫み、美肌効果、ダイエット効果などがあります。ビワの木の花言葉は、「温和」「内気」「ひそかな告白」「静かな思い」です。
南天の木スピリチュアル
縁起の良い木で知られる南天の木。お正月の門松にも使われています。小さな赤く丸い実をつけることから、魔除けや厄除けの効果があると言われています。南天は「難を転ずる」ということから、玄関先に植えることが多い植物です。
鬼門の「北東」や裏鬼門の「南西」に植えることで、厄払い効果があります。南天の花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」です。
庭木スピリチュアル
縁起の良い庭木を家の庭に植えると良いと言われています。縁起の良い庭木はいくつかあり、魔除け効果のある「ヒイラギ」が人気です。ヒイラギの花言葉は「用心深さ」「保護」です。ヒイラギの葉がトゲトゲしていることから、鬼門の「北東」や裏鬼門の「南西」に植えると邪気から守ってくれます。
梅の木も、松竹梅として縁起の良い庭木で知られています。梅の花言葉は「高潔」「忠実」「忍耐」。松は一年を通して緑の葉ということで、永遠の若さのシンボルです。松の花言葉は、「不老長寿」「永遠の若さ」「勇敢」「同情」「慈悲」「向上心」です。
月桂樹(ベイリーフ・ローリエ)は生命力が強い木で、太陽神アポロンの木であることから縁起の良い木と言われています。魔除け効果もあり、家のシンボルツリーとして使われることも多い植物です。花言葉は「栄光」「勝利」「栄誉」です。
まとめ
木は発展や成長、豊かさを象徴し、心身をリフレッシュさせ、癒してくれる効果があります。身近な木に触れることで癒されるでしょう。また、森林浴などで自然のエネルギーを感じる時間を取り入れていくことで、日々の疲れを癒すことができます。リラックスしているときは、インスピレーションやひらめきなどもやってきやすいでしょう。
