より良いことがあるように、季節の縁起物(えんぎもの)を取り入れていくことで開運していくことができます。日本には「縁起が良い」と言われるものがたくさんあります。季節の移ろいを感じながら、開運していくことができます。幸運を呼び込む季節の縁起物を12ヶ月に分けてご紹介します。
目次
【1月の縁起物】
新年の始まりには多くの縁起物があります。門松は歳神様をお迎えするための依り代になります。家の門の前に立てることで、迷うことなく歳神様に来て頂けます。玄関に飾るしめ縄は、不浄なものを入れることなく歳神様をお迎えします。歳神様がやってくるのは12月31日の早朝になるので、実際には12月末に飾っておきます。
【2月の縁起物】
立春から干支が変わります。二十四節気(にじゅうしせっき)において、春の始まりが立春になります。その年の干支の置物を飾ることで、家内安全、無病息災の意味があります。玄関や床の間に飾りましょう。
【3月の縁起物】
3月は古くから続く伝統行事である桃の節句があります。子供の成長と幸せを願い雛人形を飾ります。雛人形が身代わりとなって厄を引き受ける効果があるといわれています。雛人形を片付けるのが遅れると婚期が遅れるといわれているので、3月3日が終わったら片付けましょう。
【4月の縁起物】
「春」=「張る(はる)」ということで春にお財布を新調することで金運が高まるといわれています。金運に縁起の良い吉日(寅の日、巳の日、一粒万倍日など)にお財布を新調しましょう。金運を高めるためには、長財布がおすすめです。
【5月の縁起物】
5月は端午の節句です。鯉のぼりは、男子の健やかな成長や立身出世を祈願します。鯉は生命力が強く縁起が良いといわれています。室内に置ける卓上のものもあるので、縁起物として取り入れてみると良いでしょう。
【6月の縁起物】
6月30日に夏越の大祓式(なごしのおおはらえしき)が全国の神社で行われ、「茅の輪くぐり」という神事が執り行われます。半年の厄を祓う行事で、茅の輪守(ちのわまもり)を拝受頂けます。穢れを取り祓い、無病息災を願うもので、玄関や床の間にお祀りします。
【7月の縁起物】
夏の風物詩である風鈴。風鈴の涼やかな音色に癒されるでしょう。音はその場の邪気を祓ってくれるアイテムです。エネルギーの滞っているところで鳴らすと音が鳴らなかったり、濁った音になったりします。場のエネルギーを浄化するためにも、キレイな音のする風鈴を玄関や窓辺に飾っておきましょう。金属製の風鈴は金運アップ、陶器製は仕事運アップ、ガラス製は恋愛運アップ効果が期待できます。
【8月の縁起物】
夏の暑い日には扇子を取り入れていきましょう。末広がりの扇子は縁起の良いアイテムです。次第に栄えていくという意味で、お祝い事やおめでたい席で用いられることも多いでしょう。扇子を使うことで自ら風を起こすことができます。風は情報を意味し、より良い情報がやってきます。
【9月の縁起物】
9月は秋の彼岸の季節です。彼岸のお供え物である「おはぎ」の小豆は邪気を祓うパワーがあります。邪気を祓うことで、運気を高めていくことができるので、おはぎを頂き邪気を祓ってパワーを取り込んでいきましょう。
【10月の縁起物】
10月は「えびす講」という七福神の恵比寿様に感謝し、商売繁盛、五穀豊穣を祈願するための行事があります。10月は別名「神無月」と呼ばれ、島根にある出雲大社に全国の神様が集まる月になります。10月は神様が不在になりますが、不在時の地を恵比寿様がお守りしています。
福や金運を集めるといわれる熊手や、商売繁盛にご利益がある福笹が縁起物として販売されます。恵比寿様の置物は金運や幸運を引き寄せてくれるといわれています。玄関などに飾ると良いでしょう。地域によって10月20日もしくは、11月20日に催されます。
【11月の縁起物】
例年11月の「酉の日」に行われる酉の市。秋の収穫を祝って鷲大明神に鶏を奉納したのが始まりといわれています。酉の日は12日ごとに巡ってくるので、11月に3度行われます。縁起物がたくさんついた熊手が売られており、商売繁盛や招福祈願の縁起物になります。
熊手は幸せをかき集めるという意味がこめられています。福徳を集められるようにとの願いで熊手を家の中に飾っておくと良いでしょう。
【12月の縁起物】
クリスマスモードを高めるためにもクリスマスツリーを飾りましょう。イルミネーションがキラキラと輝き華やかなクリスマスツリーは、幸運を引き寄せてくれるアイテムです。華やかなアイテムは陽の気に満ちています。お気に入りのオーナメントを見つけてみましょう。部屋の中心から見て東、南東、南に飾ると開運効果もアップです。
まとめ
「縁起を担ぐ」ということで、季節の縁起物を取り入れていくのも良いでしょう。季節を感じていくことで運気も好転していきます。幸運を呼び込む縁起物として意識して取り入れていくことが大切です。
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