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【坂東三十三観音32番】千葉県 清水寺「清水観音」御朱印頂きました

千葉,清水寺

坂東三十三観音霊場第32番札所となっている清水寺は日本三清水寺の一つとされている知名度の高いお寺です。

清水寺といえば、京都の清水寺が有名ですが、多少の関連もあります。御朱印巡りをしている人が訪れると京都の清水寺と勘違いする人も多いので、御朱印をいただく前にしっかり情報収集しておきましょう。

そんな清水寺の御朱印と見どころをご紹介します。

清水寺の歴史

千葉,清水寺

御朱印をいただくのであれば清水寺の歴史にも触れておきましょう。

清水寺の始まりは延暦年間にさかのぼります。伝教大師(最澄)が草分けとして土地を開拓し、慈覚大師が開基しました。大同2年(807年)に坂上田村麻呂が戦勝を祈願して堂宇を建立したといわれています。

御本尊は千手観音菩薩様です。伝教大師の夢に老翁が現れて「救世の浄刹を選び、一切衆生を救うための渡し場を開いて欲しい」と言って雲に乗って去ったそうです。

大師はある時、道に迷ってキコリに一夜の宿を借りましたが、実はそのキコリは熊野権現の化身だったのです。その地は泉が湧き流れて滝となり、まさに音羽の風景にそっくりの場所だったそうです。そこで大師は、十一面観音の彫刻を始めると、地中から観音像が現れました。その像は今も秘仏として残っているそうです。

実際にこの清水寺の背後には眺めのいい森があり、京都の清水寺と似ている地形にあるからか山号も「音羽山」です。

建てられている場所は全く違いますが、京都の清水寺に繋がるものがあると思えませんか。そんな清水寺の御朱印からもなにか感じ取れるかもしれませんね。

千葉,清水寺

清水寺と聞くと真っ先に浮かんでくるのは、京都の清水の舞台で有名な清水寺ですね。しかしここでご紹介するのは千葉県いすみ市にある坂東三十三観音霊場のひとつである清水寺です。

通称「清水観音」と呼ばれるご本尊が居る場所で、御朱印巡りをしている人が絶えず訪れるので人が多いイメージです。通常のお寺とお札所となっているお寺では、やはり雰囲気が異なります。

清水寺の御朱印について特徴

清水寺で御朱印をいただく場合は、仁王門を潜り左側にある納経所に行きましょう。

千葉,清水寺

両脇には立派な阿吽像がお出迎えしてくれます。

千葉,清水寺

清水寺の御朱印は中々の達筆です。細い線も太い線も、どこか貫録を感じさせてくれる見栄えのする御朱印ですよ。休日は混み合っていることもあるので、御朱印をいただく時間には余裕を持って参拝すると良いでしょう。

千葉,清水寺

せっかく各霊場を巡って御朱印をいただいているのに、待ち時間にイライラしてしまったり、他の人とトラブルを起こすなんて問題外です。心を穏やかに過ごすのがお寺の良いところなので、ワクワクした気持ちで御朱印を待ちたいですね。

坂東観音霊場の公式ページより
令和2年4月1日より
納経帳 ご朱印 500円
白衣(宝印のみ) 300円
に改定させていただきます。

清水寺の見どころ

眺めのいい立地にある本堂と豊かな自然に囲まれた清水寺は、そこにいるだけでも癒しの空間となっています。

御朱印をいただきながら、その風景を楽しむのも素敵ですね。しかし見どころも満載なので、特に注目したい場所をご紹介します。

四天門

千葉,清水寺

清水寺には「四天門」という門があります。1822年に建立され1979年に銅板葺に改修されたものです。

千葉,清水寺

「四天門」には風神様と雷神様が祀られています。江戸時代の建築技術の粋を集めた見事なものなのでお見逃しなく。

本堂

千葉,清水寺
清水寺の「本堂」は807年に建立されたと伝えられており、1813年に焼失しましたが、1817年に再建され、1974年に銅板葺に改修されました。歴史もさながら、かなり手の込んだ彫刻が印象的です。

ここではお寺にしては珍しく無数の絵馬が奉納されています。その数に思わず圧倒されてしまいます。虹梁真中の龍や、左右の飛竜の彫刻など、見ごたえも十分です。

千尋の池

千葉,清水寺

清水寺には夏でも枯れない霊泉と言われる「千尋の池」があります。いつも清らかな水がある場所として、清水寺の寺名の由来にもなっている場所です。

水には浄化を促すパワーがありますが、まさに心を落ち着けるにはもってこいの雰囲気です。御朱印をいただいたらひんやりした空気を感じてみましょう。

清水寺へのアクセス

清水寺へのアクセスはとにかく歩きます。自家用車以外で御朱印をいただきに行く場合はかなりの覚悟がいります。最寄駅はJR外房線「長者町駅」ですが、そこからバスがありません。タクシーも滅多に通らないそうです。多くの人がそこから歩いて清水寺に向かいます。

道順が不安な方は、駅で駅員さんに聞くと清水寺までの地図がもらえると思いますよ。

田園風景を左手に歩いて行くと「音羽の森公園 岬ダム 清水寺」という道路標識が見えるのでちょっと安心します。もう少し先に進みます。

「坂東三十二番清水観音入口」という看板も見えてきます。道なりに歩いていくと二つ目の曲がり角が見えるので右折します。そこは田園風景が広がり、田んぼと民家の間を歩く形で、更に歩いていきます。看板が見えてから実際に清水寺に到着するまで相当の時間(約55分)がかかりますが、参道だと思って歩きましょう。

お寺の多くは駅からは離れていることが多いので、清水寺が例外という訳ではありません。昔は全てを歩いて回ったのですから、大変さが分かりますね。そうやって「試練」のような道筋があっての御朱印なのでありがたみも大きいはずです。

歩いて行く道のりやお寺についてからもたくさんの緑に囲まれた雰囲気に癒されるので、自然をとことん満喫したい人にとっては、とても清々しい気持ちにさせてくれるお寺です。

清水寺のおすすめ周辺スポット

千葉,清水寺

御朱印をいただける清水寺の周辺スポットを見てみましょう。

万木城跡公園

戦国時代、攻防の舞台となった城跡として歴史ファンに親しまれている「万木城跡公園」は、四季折々の花が咲き乱れる美しい公園です。

特に5月に行われる「万木城まつり」では満開のつつじに合わせて300本の鯉のぼりが泳ぐ中、力士と子供たちの相撲大会が行われるなどイベントが目白押しです。御朱印以外の目的でも訪れたい場所ばかりです。

飯縄寺

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目を見張る彫刻が自慢の「飯縄寺」では、浮世絵師として有名な葛飾北斎の作品「富嶽三十六景」「神奈川沖浪裏」の波に大きな影響を与え、波を彫っては天下一といわれた、初代「伊八」武志伊八郎信由が残した欄間彫刻を見ることが出来ます。

浮き彫りという独自の作風で表現されるダイナミックな波は、潮の香りもしてきそうなほどの迫力です。

全長516センチの銅製の涅槃像が横になった姿で安置されている「海雄寺」も一度見てみたいものです。別名「寝釈迦様」と呼ばれています。

江戸時代中頃に近隣からの1000人を超える寄進者によって造られたもので、全体を幾つかに分けて鋳造し、後に各部を組み立てるという手法が採用されています。ゆったりした姿にはこちらまで心穏やかになりそうです。

最寄駅から離れていることもあり、お寺が建つには好条件なのかもしれませんね。

まとめ

清水寺の御朱印と見どころはいかがでしたか。

京都の清水寺にも負けないくらいの見晴らしの良さと緑に囲まれた気持ちのいいお寺です。御朱印をいただくまでの道中は長いですが、行って損はないと感じます。御朱印巡りをしているなら通らなければならない場所なので、1日かけて足を運んでみましょう。

御朱印をいただいて満足するのではなく、是非清水寺の美しい部分も探してみてくださいね。

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SPIBRE編集部

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