いつも心穏やかにいることができるとストレスが溜まりません。思い通りにならないことや些細なことでイライラしてしまうことが増えると、一日嫌な気分で過ごすことになります。イライラしてしまう原因を客観的に見ていきましょう。
心穏やかに過ごせる方法、イライラしたときこそ知りたい対処法についてご紹介します。
目次
イライラしてしまう原因とは?
イライラしてしまう原因を知ることで、対処することができます。イライラすると感情だけではなく、身体的にも過呼吸や動機、めまい、筋肉の緊張などが起こります。自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、イライラしているときは交感神経が優位に働いています。イライラしてしまう主な原因についてご紹介します。
セロトニン不足
精神を落ち着かせてくれる脳内物質「セロトニン」が不足すると、感情をコントロールすることができなくなりイライラしがちになります。セロトニンが分泌されると幸福感を感じやすく、心身共にリラックスできます。
許容できる範囲を超えている
自分の許容できる範囲を超える物事がやってきたときに、イライラしてしまうことがあります。仕事や家庭環境、恋愛、人間関係などのトラブルが気付かないうちにストレスになっていることがあるかもしれません。
ホルモンバランスの崩れ
月経前症候群(PMS)や更年期障害のホルモンバランスの崩れによって、イライラしてしまうことがあります。セロトニンの生成に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の減少と関係しています。自分の意思とは関係なく、ホルモンバランスが崩れていることでイライラします。
思い通りにいかない
自分が思っている通りに物事が運ばないことで、イライラしてしまうことがあります。計画通りにいかなかったり、予定が狂ったりしたときなどにストレスが溜まってしまいます。自分ではコントロールできないと不機嫌になってしまい、イライラという感情が湧き上がってきます。イライラしている自分に気付きましょう。
不規則な生活
不規則な生活が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。セロトニンの分泌が弱くなり、イライラしやすくなります。食生活や睡眠時間などの生活のリズムを改善するように心掛けましょう。
心穏やかに過ごせる方法とは?
毎日穏やかに過ごすことができると、気持ちにもゆとりがでてきます。イライラしたときの対処法や心穏やかに過ごせる方法についてご紹介します。
朝日を浴びる
日光を浴びなくなると、ストレスを感じやすくなります。セロトニンの分泌を良くするために、朝日を浴びるようにしましょう。一日15分〜30分ほど日光を浴びましょう。
アロマでリラックス
天然アロマの香りを嗅ぐと「エンドルフィン」「セロトニン」「アドレナリン」などの脳内物質が分泌されます。セロトニンは精神面に大きな影響を与えます。アロマの精油には、セロトニンの分泌を活発にしてくれる「酢酸リナリル」という成分を含むものがあります。アロマデュフューザーやアロマストーンなどに精油を垂らして、香りを嗅ぎましょう。香りは脳にダイレクトに働きかけ、精神的に落ち着きをもたらしてくれます。
※植物から抽出された100%天然で純粋な精油を使用しましょう。
【酢酸リナリルの主な作用】
抗不安、緊張緩和、抗炎症、鎮痛、睡眠導入など
【酢酸リナリル成分を含む精油】
ベルガモット、ネロリ、クラリセージ、ラベンダー、プチグレン
バッチフラワーレメディ
自然に咲く植物や花々から作られたバッチフラワーレメディは、心と感情に働きかけてくれます。イライラに役立つバッチフラワーレメディを取り入れていきましょう。1回に4滴くらいを1日に4回飲みます。
【インパチェンス】自分のペースで事が運ばないとイライラする
【バイン】他人が言うことを聞かないとイライラする
【ビーチ】自分の考えと違う他人の振る舞いにイライラする
深呼吸
呼吸が浅くなるとセロトニンの分泌が弱くなると言われています。イライラすると交感神経が優位に働き、呼吸が浅くなってしまいます。深呼吸をすると副交感神経が優位になります。脳波がアルファ波になりセロトニンが分泌されます。ゆっくりと腹式呼吸をしていきましょう。5分くらい続けるとセロトニンが分泌されてきます。
セロトニンを増やす食べ物
セロトニンを作る原料となる「トリプトファン」と「ビタミンB6」を含む食べ物を摂り入れましょう。トリプトファンが豊富なバナナ、マグロやカツオなどの赤身魚、チーズや牛乳などの乳製品、レバー、鶏肉、卵、ナッツ類などです。
リズム運動をする
セロトニンを増やすにはウォーキングやジョギング、スクワットなどの一定のリズムを保って行う運動をしましょう。セロトニンを増やすには5分以上の運動が必要です。
まとめ
イライラして心の余裕がなくなっているときは、セロトニンが不足している傾向です。室内で過ごすことが多い人は、意識的に太陽の光を浴びるようにしましょう。
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