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高野山・奥之院は四国お遍路満願報告の聖地!御朱印と見どころ

奥之院・御廟橋(ごびょうばし)

高野山,奥之院・御廟橋
御廟橋より奥は聖域です。だれでも参拝できますが、橋を渡る前に、手水舎で手と口を清め、脱帽し、服装を正し、心を清らかにして、合掌・一礼します。弘法大師がお参りする人を迎えにきてくださっていると信じられているからです。帰るときも、見送りにきてくださった大師に合掌・一礼して御廟橋を渡ります。

この橋は36枚の板で作られており、36枚の橋板と橋全体を1枚と数えて金剛界の37尊を表しているそうで、板の裏には梵字が刻まれています。現在は石橋になっています。
昨秋、奥之院をお参りした後、私たちは先達様の案内で、橋の横から少し下りて、橋の下の川に映った梵字を見ることができました。くっきりと見えるのは稀だそうで、とてもラッキーでした。
高野山,奥之院・御廟橋の裏に刻まれた梵字が橋下の水に映る

奥之院・弥勒石(みろくいし)

御廟橋を渡って左側にあります。格子から手を入れて、中の石を持ち上げられると弥勒菩薩のご縁がいただけるそうです。罪が軽い人には軽く、重い人には重く感じられるそうです。自分の罪の深さを測ってみるのもいいかもしれませんね。

奥之院・燈籠堂(とうろうどう)

高野山,燈籠堂
弘法大師入定後、高野山第二世真然大徳(しんぜんだいとく)によって建立された燈籠堂には、祈親上人(きしんしょうにん、定誉のこと)や白河上皇らによって献じられ、約1000年燃え続けているという「消えずの火」や、「昭和燈」などが燃え続けています。また多くの人々によって奉納された吊り燈籠が堂内にびっしり並んでいます。

高野山,弘法大師御影
私たちは、お堂を左の方へ回って後ろの大師御廟の前で、線香とろうそくを立て、納め札とお賽銭を入れて、読経し、四国88ヶ所霊場巡拝満願したことを報告しました。感無量でした!

そこからさらに右へまわって、階段を下り、最も大師に近づける「地下法場」へと足を運びました。ここにも数多くの燈籠や小さな身代わり大師が奉納されていました。

一番奥に祭壇があり、大師の肖像が見えました。さらにその奥のほの暗い中に、今も瞑想しておられる大師の姿を拝見できました。祭壇には大きな数珠と五鈷杵(ごこしょ)が置かれており、それらに触れて大師の恩徳がいただけるように、ご宝号「南無大師遍照金剛」を7回称えました。しばし神秘的で幽妙な世界に浸りました。

奥之院・御供所(ごくしょ)、嘗試地蔵(あじみじぞう)、納経所

高野山,弘法大師に届けられる生身供
「御供所」とは弘法大師の食事「生身供(しょうしんぐ)」を作る所です。今も瞑想を続けておられる大師のために、午前6時と10時半の1日2回、食事が奥之院の燈籠堂へと運ばれます。1200年間毎日続けられてきたそうです。驚きです!

高野山,弘法大師に届けられる生身供
ちょうど10時半の食事が運ばれるところを拝見できました。日曜日でしたので、参拝客が多く、人気スターの出待ちのようにみんなカメラを構えて今か今かと待っていました。「生身供」が御供所から運び出されると、出入り口にいらっしゃる「嘗試地蔵(あじみじぞう)」様に毒見をしていただき、3人の僧侶によっておごそかな足取りで、燈籠堂へと運ばれていきました。なんだか不思議な感じがしました。

「奥之院」の御朱印・御影について

高野山,御朱印
「御供所」の並びに納経所があります。奥之院へのお参りがすんだら、そこで納経帳に御朱印をいただけます(300円)。墨書は達筆すぎて読めませんが中央は「弘法大師」でしょうか。右上と左下に「高野山奥之院」の朱印、中央は蓮台に梵字の朱印です。呪文のような御朱印です。笈ずるにも御朱印がいただけます(200円)。
弘法大師の御影は白黒200円、カラー300円です。入定された時のお姿のようです。

高野山,笈ずる
私は、満願報告の記念として、笈ずる(おいずる)にも御朱印をいただきました。中央上の御朱印が高野山奥之院の御朱印です。右下は四国20番鶴林寺の鶴の御朱印、左下は四国39番延光寺の亀の御朱印です。長寿のシンボル鶴と亀に奥之院の御朱印をいただき、この上ないパワーアップです。

高野山の見どころ

高野山にはたくさんの国宝・重要文化財の素晴らしい建造物や仏像があります。ぜひ足を伸ばしてください。

総本山金剛峯寺(拝観料500円)

高野山,金剛峯寺・大主殿
1593年に豊臣秀吉が建立した青巌寺と、興山寺が1869年に合併して金剛峯寺と改称されました。現在は、高野山真言宗の総本山で座主がお住まいになっています。大主殿、別殿、新別殿など多数の建造物があります。新別殿でお茶とお煎餅のお接待をいただきながら、僧侶の法話を聞くことができました。

高野山,金剛峯寺・蟠龍庭
日本最大の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や、豊臣秀次が自刃した「柳の間」など見どころが多くあります。

高野山,大主殿御朱印
大主殿の納経所で御朱印をいただけます。

壇上伽藍(だんじょうがらん)

弘法大師が道場として開いた地で、奥之院とともに高野山の二大聖地とされています。
高野山,壇上伽藍

高野山,壇上伽藍
19の建造物が建ち並ぶエリアです。

高野山,壇上伽藍,根本大塔

曼荼羅の世界を立体的に表現した根本大塔(拝観料200円)は日本最初の多宝塔様式といわれています。根本大塔で頂いた御朱印はこちらになります。

高野山,壇上伽藍,根本大塔,御朱印

薬師如来を本尊とし、重要な行事が執り行われる高野山の総本堂である金堂(拝観料200円)
高野山,壇上伽藍,金堂

金堂の御朱印も頂きました。
高野山,壇上伽藍,金堂,御朱印

伝説の「三鈷の松」もあります。この松葉は三つに分かれていて、身につけていると金運を招くとして人気がありますよ。
高野山,三鈷の松

また、伽藍入り口から東塔付近までの道は、「蛇腹路(じゃばらみち)」と呼ばれています。
高野山,壇上伽藍,蛇腹道
壇上伽藍を頭として現在の蓮花院までを「東西に龍の臥せるがごとく」と弘法大師が言ったそうで、その龍のお腹にあたる小道です。紅葉が見事な蛇腹路でした。

霊宝館(入館料600円)

高野山,霊宝館
高野山内に伝えられる仏像や仏画など、国宝23件、重要文化財143件のほか5万点以上の文化財が収蔵されています。

徳川家霊台(拝観料200円)

高野山,徳川家霊台
1643年(寛永20年)三代将軍徳川家光によって建立された家康公と秀忠公の霊廟です。

まとめ

高野山・奥之院はいかがでしたでしょうか。
私は、2016年11月、四国88ヶ所霊場巡拝の逆打ち(88番から反時計まわりに巡拝すること)の満願所である1番「霊山寺」をお参りした翌朝、高野山に満願報告に行きました。旅行会社が企画するツアーのお世話になりましたので、先達様の案内で参道の説明を聞きながら、厳粛な気持ちで奥之院のお参りができたことは幸せでした。

紅葉シーズンの日曜日とあって、一般の観光客や外国人観光客の団体も大勢訪れていました。抜けるような青空と真っ赤な紅葉と暖かな光りが堂塔に映えて崇高な気分を味わうことができました。

昼食の高野豆腐や胡麻豆腐を使った精進料理もヘルシーでおいしくいただきました。精進料理の代表選手高野豆腐はこの地の僧侶の知恵から生まれたものだそうです。

季節を変えて、宿坊に泊まってひとつひとつゆっくりと堂塔や仏像を拝見したいという思いがつのったお参りでした。皆さんも訪ねてみてはいかがでしょうか。

▶︎四国88箇所霊場お遍路の参拝方法はこちら

▶︎四国八十八箇所霊場お遍路巡り一覧はこちら

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ABOUT ME
Written by ゆうこ
卯年、山羊座。元国語教師。趣味は、温泉旅行や食べること。百人一首競技かるたは選手&読手A級。お寺や神社に立つと、幾度もの興亡が繰り返され、再建・再生され、長年月維持し、受け継いできた無数の無名の人々がいたことを思わずにいられません。そういう人々の思いを少しでも伝えられたらと思っています。 共著書:『新渡戸稲造の至言』(新渡戸基金発行)『花ひらく女学校』(女子教育史散策 明治後期編)

POSTED COMMENT

  1. 鈴木政雄 より:

    いつもながら素晴らしい記事を拝読し何度も読み返しました。
    高野山厳粛な気持ちになりますね、私もお大師様の食事行列見ました。
    かなり大規模な境内ですね、全部拝観してませんので、又参拝したいと思います。
    御朱印も他のお寺で頂けるのですね。次は私もいただきたいです。
    次もいろいろな旅記事を楽しみにしております。

    • spbreath より:

      ご訪問ありがとうございます。高野山は広大で、見どころもたくさんありますので、何度も訪れたくなりますね。
      今回は、奥之院中心に紹介しましたが、金剛峯寺、壇上伽藍の他にも、霊宝館や徳川家霊台、苅萱堂、女人堂など気になるところがたくさんあります。御朱印をいただけるところもいろいろあるようです。ぜひまた季節を変えてご訪問ください。

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