明治神宮と言えば誰もが一度は耳にしたことのある神社かと思います。
初詣では国内で上位を競うほどの参拝客が訪れます。
渋谷や原宿の近くとは思えないくらい自然に溢れるオアシスでもある明治神宮には、数々のパワースポットやご利益をいただくことができます。
ここでは明治神宮の御朱印やご利益などすぐに参拝に行きたくなる情報を紹介していきます。
目次
明治神宮の歴史
明治神宮は明治45年7月30日に明治天皇が、大正3年4月11日に昭憲皇太后が崩御になったことから、御神霊をお祀りしたいという国民の声により創建された神社です。
由来
両御祭神と特に縁が深いとされる、代々木の地が選ばれ、同時に明治神宮を覆う緑の植林も始まりました。
昭和20年、大東亜戦争による空襲に見舞われて、創建当時の主要建物は焼失してしまいましたが、国の内外から多くの浄財が寄せられ、復興造営がなされ現在の社殿が完成しました。
もっと歴史を振り返るとこの御料地はかつて近江彦根藩・井伊家の下屋敷があった場所で、明治維新後に井伊家から政府に対し献上された土地なんだとか。
第二次世界大戦後には、宗教法人神社本庁の被包括宗教法人となり別表神社に指定されました。
表参道
明治神宮の側には表参道がありますが、上空からこの地域の写真を見れば分かるように表参道から明治神宮まで街路樹が一直線に向かっています。
「表参道」という名前は明治神宮に向かう表の参道という意味があり、それがそのまま地名になったそうです。
明治神宮の御朱印
東京の原宿駅からすぐの場所にある明治神宮は、一歩境内に入ると都会にいるのを忘れてしまいそうな空気が流れています。
豊かな自然や本殿までの参道など、その場にいるだけで浄化のご利益をいただけそうです。
そんな明治神宮は都内の人はもちろん、全国から人が集まるとても人気のある神社です。故に、御朱印を求めて参拝する人も多いですね。
特徴
明治神宮の御朱印は、神楽殿でいただくことができます。
巫女さんや神職の方が一枚一枚手書きで、心をこめて書いてくれるので、世界で1枚の御朱印です。
明治神宮の御朱印をよく見ると「宮」の文字の「ノ」がなく、口2つになっています。
これは誤字ではなく、昔から伝えられている象形文字なので、他の神社でも同様に書かれることが多いようです。
また、明治神宮では「明治神宮限定・御朱印帳」も同時に販売されています。
明治神宮でしか手に入らないものなので、興味があればおすすめです。
受付時間
参拝は朝早くから可能となっています。日の出・日の入りに合わせて開閉する様ですので季節によって参拝できる時間は異なる様です。
御朱印を書いていただけるのは社務所が開いている時だけなので、9:00~17:00頃までと覚えておきましょう。
初穂料は500円です。祭事や初詣などの時期によっては混み合うこともあるので、多少の待ち時間が必要になります。
明治神宮の見どころ
広大な敷地の中にある明治神宮は見どころもご利益もたくさんあります。
その中でも特に人気が高く、パワーも大きなご利益スポットを見ていきましょう。
本殿
まずは1番のご利益があると思われる「本殿」です。長い参道を歩いていくと曲がり道の先に立派な本殿が現れます。
本殿にまつわる話は諸説ありますが、この曲がる角の角度は88度となっていて、この数字は末広がりの八から来ているといわれています。
本殿をしっかり参拝することで、末広がりのご利益をいただきたいですね。
清正井
一時期、大ブームを巻き起こしたパワースポットと言えば「清正井」です。
占い師の島田秀平さんの紹介で一躍有名になり、一時は整理券まで配られる長蛇の列ができました。
透明度の高い井戸の水は近くまで行って触ることができます。
水温は15度で毎分60リットルの水がわき出ているといいます。水には浄化作用があるので、癒しのご利益もいただけます。
また携帯の待ち受けにすることで運気がアップすることでも有名です。
大鳥居
明治神宮のシンボルともいえるのが「大鳥居」です。南参道と北参道の出合い口のところにあります。
高さ12メートル、幅17.1メートル、柱の太さが直径1.2メートル、重さが13トンという、見上げるだけで圧巻の大鳥居です。
凛としたたたずまいの大鳥居はくぐるだけでご利益をいただけそうです。