
まるで超能力者のように、他人の心を読み解き言い当てる「メンタリスト」と呼ばれる人たち。日本でもDaiGoさんがメンタリストとして有名です。これは「メンタリズム」という心理学をベースにした技術なのです。このメンタリズムを使えば、どのようなことが可能になってしまうのでしょうか?
メンタリズムとは
メンタリズムが取りざたされるようになったのは最近のことですが、実はこの技法は16世紀ごろにはすでに存在していたようです。戦争中には、中心人物の背後で多くのメンタリストが活躍していたとも言われています。
たとえば、ヒトラーの演説指導者であったり、政治家を支えた陰の実力者のような存在の人が多くいたようです。まるで超能力者のように人の心をあやつるメンタリズムは、マジシャンのようでもあり、とうてい普通の人にはできそうにないように見えています。しかし努力次第では、誰でも習得できるのがこのメンタリズムなのです。
メンタリズムを活用するメンタリスト
ではこのメンタリズムを活用したメンタリストとして、最近はDaiGoさんが、エンターテイメントのようにしてよくテレビで取り上げられています。
しかしほかにも、アメリカのテレビドラマでもあったように、海外では犯罪者を自白に導くためにメンタリストを用いることもあります。あるいは、マジシャン自身がメンタリストであったり、マジシャンを指導する側にもメンタリストが存在しています。あるいは超能力者を装うメンタリストがいることも確かです。
最も有名なメンタリストには、ダレン・ブラウンというイギリス人がいます。彼も心の魔術師として、お客の心を自由に操り、メンタル・マジックと呼ばれるようなパフォーマンスを行っています。
メンタリズムの基本
メンタリズムの基本は、相手をよく理解することにあります。つまり必要となるのは心理学ですが、そこに観察力をプラスし、相手がどのような状況にあるのか、相手の心の中を知りつくす技術なのです。
テクニックのある人は、暗示にかけたり、催眠を使ったりしながら相手の表情や動きを細かく観察、分析しながら、ある意味で人の心を操作します。実は、ユリ・ゲラーで有名になったスプーン曲げも、実はメンタリズムで行われています。これには物理学の法則と目の錯覚を利用し、かなりの練習を積むことで、誰でもできるようになる技のひとつです。
メンタリズムの活用法
やり方によっては、マインド・コントロールにも聞こえるようなメンタリズムですが、これをプラスの意味で活用する方法も多く存在します。たとえば、相手の気持ちを汲むとうい作業、相手をよく観察するという作業を利用すれば、お客さんの心を掴む必要がある営業職にも活用できるわけです。
また、好きな相手にアプローチをしたいときに、どのように振る舞えば相手はこちらを向いてくれるか、そういう場面でもメンタリズムを使うことで、恋愛も成功へと導くことが可能です。
学生であれば、記憶したことを引き出すキーワードを作っておき、それをノートに書きためて、何度も復習することでメンタリズムを使った効果的な学習方法をあみだせるのです。ストレスを感じた時にもメンタリズムを用いて、問題を脳から遠ざけて、自分が楽しいと感じたりリラックスできることを行うことで、ストレスを軽減させることができるのです。
メンタリズムの簡単テクニック
決して簡単にメンタリズムが行えるわけではなく、メンタリストになるための学校も存在します。しかしちょっとした日々活用できるようなメンタリズムを習得できるテクニックがあります。まずメンタリズムや心理学関係の本を読んでみることも非常に参考になるとは思います。
また、メンタリストたちの動画を見てみると、どのようなことをしているか、何に注意を払っているかなども参考になるかもしれません。その上で、日常的に友達や同僚と話をするときに、相手がどのような身振り手振りで話をしているか、そのときはどのような表情になるかを観察してみましょう。
そして会話をするときに、どうすれば相手が納得するか、また納得させるためにはどのような誘導が効果的かなどを実践して経験しながら習得していくのが、最も早道なのです。
これがメンタリズムです メンタリストになれる本まとめ
いかがだったでしょうか?
まるで超能力者のようなメンタリストたちも、実は勉強と努力でパフォーマンスを行っていたのです。簡単なメンタリズムを日常生活に取り入れてみると、あなたもやがてメンタリストに近づけるかもしれません。
