生きていく上で、どうしても抱いてしまうのが欲望や願望です。新しいものを手に入れたい、もっと良い生活を送りたいという気持ちは誰にでもあるものでしょう。しかし、そういった「ないものねだり」によって感じる不満やストレスは、やはりできれば避けたいもの。
今回は、「ないもの」から「あるもの」に目を向けることで幸福度がアップする秘訣について詳しく説明します。自分の持っているものに感謝し、現在の状況を最大限に活かすことの重要性を探っていきましょう。
目次
ないものねだりは不幸の始まり3つの理由
【ないものを引き寄せる】
ないものを求め続けると、現在持っているものに対する不満も増してしまいます。常に不足感を感じることで、日常生活に対する満足感が減少し、幸福感が薄れてしまうのです。この現象は「欠乏感のスパイラル」とも呼ばれ、どれだけ新しいものを手に入れても次々と新たな欲望が生まれ、不満の連鎖が続くことになるということ。結果として、自己肯定感が低下し、精神的なストレスが蓄積されることにもなるでしょう。
【人との比較が増える】
ないものねだりは、人との比較を増やす傾向もあります。身近な人間関係だけでなく、SNSやメディアを通じても、人が持っているものや成功を見てしまうと、自分の持っていないものに対する劣等感が強まるのです。この比較は、自己評価を下げるだけでなく、自尊心の低下にもつながるでしょう。結果的に、人との比較によって生じるストレスや嫉妬が心を蝕んでしまうのです。
【本当の満足感が得られない】
新しいものを手に入れると、一時的には満足感を得られるかもしれませんが、その満足感は長続きしないことが多いです。これは「適応レベル現象」と呼ばれ、新しい状況や物にはすぐに慣れてしまうため、再び新しいものを求めるようになるというもの。ないものねだりを繰り返してこのサイクルに陥ると、本当の幸福感や満足感を得ることが難しくなるでしょう。物質的な豊かさだけでは、心の満足を完全に満たすことはできないのです。
あるものに目をむける5つの幸運ポイント
【感謝の気持ちをもつ】
感謝の気持ちをもつことは、幸福感を高めるためのもっとも効果的な方法の一つです。毎日の生活の中で、意識して感謝すべき部分を見つけることで、心の豊かさが増します。そういった感謝をつづった日記などをつけるのもいいかもしれませんね。そうすることで、生活の中にあるポジティブな要素に気づくことができるでしょう。
【目の前の小さな幸せを見つける】
日常の中にある小さな幸せに目を向けることも重要です。美しい花やあたたかい日差し、おいしい食事など、普段見過ごしがちな小さな喜びを意識することで、生活の質が向上します。これにより、日常の瞬間を大切にし、心の充実感を感じることができるでしょう。小さな幸せを見つけることで、ストレスを軽減し、心のバランスを保つこともできるのです。
【人間関係を大切にする】
家族や友人との絆を大切にすることは、幸福感を高めるための大きな要素です。周囲の人々との深い関係は、精神的な支えにもなるでしょう。また、人に親切にすることで、自分自身も幸せな気持ちになるはず。人間関係は、心の健康においても重要な役割を果たしており、信頼と愛情を育むことで、心の安定を得ることができるのです。
【健康を意識する】
なんといっても、健康は幸福の基盤です。適度な運動、バランスのとれた食事、じゅうぶんな睡眠を心がけることで、身体だけでなく心も健やかに保つことができるでしょう。そして健康であることに感謝し、自分の身体を大切にすれば、日々の生活に対する満足感も増すはずです。このように、健康を維持することは、日常生活の質を向上させ、やがて幸福へとつながっていくのです。
【成長を追求する】
自分自身を成長させることも、幸福の重要なポイントです。新しいスキルを身につける、決めた目標を達成する、趣味に打ち込むなど、自分を成長させる行動は、自信と満足感をもたらすでしょう。成長は、人生の質を向上させるだけでなく、自己実現を果たす手助けにもなるのです。
まとめ
「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向けることで、幸福度は飛躍的に向上します。心の中にある感謝の気持ちを育み、もっているものに対して満足し、それを大切にすることこそ、真の幸福を見つけるための近道なのだといえるでしょう。
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